プレイレポート
「戦国BASARA」15周年記念。戦国武将ブームの火付け役となった作品群を初代からバトルパーティまで振り返る
本記事では,15周年という節目を迎えた今,「戦国BASARA」シリーズにハマりすぎて公式ファンクラブにも入会している筆者がシリーズ作品を振り返りつつ,その魅力をたっぷりとお伝えしていきます。
戦国BASARAシリーズ 公式サイト
「戦国BASARA」シリーズとは
「戦国BASARA」は日本の戦国時代を舞台とした,三人称視点の一騎当千型スタイリッシュ英雄 (ヒーロー) アクションゲーム。アクションゲームはあまり得意でないという人でも遊びやすい難度に設定されており,アクションゲーム開発に実績のあるカプコンならではのスピード感と,襲いかかる多数の敵をなぎ倒していく爽快感に溢れる作品となっています。
また,今でこそスタイリッシュな武将が登場しまくる作品はそこかしこに溢れていますが,その火付け役となったされている作品こそが初代「戦国BASARA」でした。「戦国BASARA」の大ヒットがきっかけに,戦国武将ブームが訪れたとも言われています。
個性豊かな戦国武将たちを紹介
「戦国BASARA」シリーズの人気を支えているのが個性豊かな武将たち。とくに人気を集めるのは主人公の伊達政宗で,過去に行われた公式人気投票では5回連続で1位を獲得するほどの人気となっています。
筆者は大河ドラマ「独眼竜政宗」世代なので,伊達政宗といえば渡辺 謙演じる政宗のイメージが強かったのですが,六本の刀を振り回し,「Let's Party!」などの英語を乱発する,ヤンキーのような奥州筆頭・伊達政宗……。当時はそりゃあ度肝を抜かれたものです。ですがその一方で,そんな筆頭に魅力を覚えたプレイヤーは数知れず。筆者もその中のひとりでした。
バイクを乗り回すかのようにUMA(馬)を駆り,「OK, Are you Ready?」「Shit!」「独眼竜は伊達じゃねえ,you see?」と叫ぶ「戦国BASARA」の政宗の姿に衝撃を受けつつも,その時には既にハートを射抜かれていたのです。
この破天荒すぎる伊達政宗に魅力を感じたのは,乙女だけではないでしょう。だからこそ,政宗ゆかりの地である仙台及び宮城県では選挙のCMに登場したり,宮城県の数々の名産品とのコラボなどにも登場したり……宮城県(仙台)といえば「戦国BASARA」の伊達政宗,というイメージを定着させることができたのだと思います。
そんな伊達政宗を演じるのは,中井和哉さん。この中井和哉さんの演技が,伊達政宗の「ちょっとやんちゃなところもあるけれど,情には厚い」というキャラクターの魅力を,より一層引き出してくれています。
「戦国BASARA」シリーズには,伊達政宗以外にも個性的なキャラクターたちが勢ぞろいしています。ナンバリング最新作の「戦国BASARA4 皇」のプレイアブルキャラは実に40名にまで膨らんでおり,本来であれば全員を紹介したいところですが,抜粋して一部キャラを紹介していきます(推しキャラがいなくても……ごめんなさい!)。
戦国武将にしては珍しく,他国武将の友人が多いうえ,ストーリー次第ではさらにほかの武将と友情を育むことが多いです。声は石野竜三さん。
「戦国BASARA」の作品群を振り返る
「戦国BASARA」のナンバリングタイトルには,プレイ可能なキャラクターが天下統一を目指すためのストーリーがあります。選んだ武将次第では,史実にもあった戦いが繰り広げられることもありますが,史実通りかと思いきや,そうはいかないのが「戦国BASARA」。ルートの途中から,とんでもない大どんでん返しがくることもあります。
その大どんでん返しが爽快なこともあれば,感動することもあったり,はたまた胃が痛くなるほどシリアスだったり,コメディだったりとさまざま。「戦国BASARA」の物語は,一本でこんなにたくさんの要素が楽しめるのか,というほどに内容がぎゅっと詰め込まれています。
ここでは,ナンバリングタイトルはもちろんのこと,外伝からスマホタイトルまで全作品を簡単に紹介していきます。
「戦国BASARA」
発売日:2005年7月21日当時は「カプコンが究極にぶっ飛んだゲームを作ってきたぞ!」と,界隈がざわついたことを覚えています。戦国を舞台にした作品はほかに数あれど,これほどぶっ飛んだ世界観の戦国ものはなかったのではないでしょうか。
伊達政宗とそのライバルの真田幸村が実質的な主人公であり,公式でもふたりのイメージカラーにちなんで「蒼紅」と称されています。互いを高め合うライバルでありつつ,ふたりの友情も熱い作品でした。上杉謙信とかすがはまるで宝塚のように煌めく世界でしたが,その一方で明智光秀による織田信長公への歪んだ欲望などはお世辞にも綺麗とは言い難く,それでいてその狂人ぶりには惹き付けられるものがありました。
「戦国BASARA2」
発売日:2006年7月27日前作から敵キャラとして登場していた冷徹な策士・毛利元就がザビー教に入信し,サンデー毛利となって,プレイヤーの前で煌びやかに「我が名はサンデー毛利!」と名乗りを挙げたのも,この作品でのこと。以降サンデー毛利はネタキャラとして,後続のシリーズに登場することになります。
「戦国BASARA2 英雄外伝(HEROES)」
発売日:2007年11月29日本作における筆者の推しは,長政とお市夫婦のそれぞれのストーリーモード。長政は性格的に愛情などを簡単に口にできない頑固な照れ屋さんですが,不器用ながらもお市への愛が感じられる内容に。ですが,お市のストーリーは,とある出来事により彼女が完全に闇に堕ちるまでの悲しい物語となっていました。ただ.どちらのストーリーも深い愛情で結ばれていた夫婦だからこそ,という内容となっており,ぜひどちらもプレイしてみてほしいです。
「戦国BASARA X」
稼働日:2008年4月9日プレイヤーキャラクターは,伊達政宗,真田幸村,前田慶次,長曾我部元親,毛利元就,上杉謙信,お市,織田信長,豊臣秀吉,本多忠勝。さらに家庭用では片倉小十郎,竹中半兵衛のふたりが追加されました。
戦闘中にとにかくしゃべりまくるうえ,キャラの組み合わせで掛け合いも行われるという凝った仕様となっており,バサラファンが筐体に張り付いていたことを覚えています。ただ,2D対戦格闘ゲームというこれまでにないジャンルだったこともあり,当時ゲームセンターで推しキャラのセリフをすべて聞けた人は少なかったように思えます。
「戦国BASARA バトルヒーローズ」
発売日:2009年4月9日散々ぶっ飛び設定には慣れているシリーズファンですら驚いたほどの,伝説のオープニングムービー映像は必見。歴代シリーズの中で本作のオープニングが一番好きというファンすらいるほどです(馬とかビームとかがスゴイ)。
「英雄外伝」までにプレイ可能な武将全30人に新たな書き起こしストーリーがついていたうえに,協力プレイでストーリーモードを進めることもできるという,携帯機ならではの特徴を生かした「バサラ」でした。
「戦国BASARA3」
発売日:2010年7月29日発売「戦国BASARA3」の見どころは,もちろん関ヶ原組です。三成が深く崇拝してきた豊臣秀吉が家康に倒されたことにより,三成は家康の裏切りに激しい憎悪の念を抱き,そしてかならず家康を倒すことを誓います。
これまで「戦国BASARA」シリーズは比較的ギャグ要素が多かったのですが,この関ヶ原組の登場により,シリアスなストーリーが多くなった印象です。ですが,ギャグ要素がまったく失われたわけではなく,ザビー教を信奉している大友宗麟や,愛すべき食いしん坊キャラ小早川秀秋とそのお守り役で明智光秀にそっくりな天海ら,たくさんのキャラクターたちが笑いを振りまいてくれます。
「戦国BASARA クロニクルヒーローズ」
発売日:2011年7月21日「戦国BASARA バトルヒーローズ」からのセーブデータ引継ぎも可能ですが,さまざまな面がブラッシュアップされた内容となっているので,現在新規に遊ぶのでしたらこちらの「戦国BASARA クロニクルヒーローズ」がオススメです。
「戦国BASARA3 宴」
発売日:2011年11月10日「宴」のメインキャラクターといえば,やはり松永久秀。戦国時代の悪役として知られる久秀ですが,「戦国BASARA」ではより一層,悪を強調させるキャラクターとなっており,存在感で言うならば“魔王”織田信長と並ぶほど。己の欲望を満たすためだけに,奪い,殺し,人の心を容赦なく蹂躙します。魅惑の低音ボイスは,故・藤原啓治さん。
そのほかに「戦国BASARA3」で登場した明智光秀にそっくりな謎の僧・天海も,本作にてその真実が語られます。また,「戦国BASARA」ナンバリングタイトルのオープニングテーマはすべてT.M.Revolutionさんが歌ってきましたが,「宴」のOPである「UTAGE」は,歴代OP楽曲の中でも筆者の一番の推し曲。宴の名に相応しい,豪華絢爛な一曲です。
「戦国BASARA4」
発売日:2014年1月23日また,これまでに登場した武将の多くがプレイヤー武将として使えるようになり,ストーリーが戦国創世モード,ドラマルート(ほぼすべての武将),アニメルート(一部の武将)に分岐するようになりました。
本作でまず注目したいのは,池田秀一さん演じる室町幕府最後の将軍・足利義輝。平和になり活気が薄れた現状を憂い,だれもが天下統一を目指す時代を欲し,戦国の世の幕開け「天政奉還」を叫びます。義輝は決して悪人ではなく,目の前のキャラクターのことを朗らかに「朋(とも)」と呼び,純粋に日ノ本を熱くしたい,と子供のような無邪気さを持っています。
ほとんどの武将が最後に義輝と戦うこととなるのですが,将軍様にふさわしい破格の強さです。さすが将軍様,我々の動作よりも3倍速い。
そして本作の中心的なキャラクターが島左近と柴田勝家。左近はとても明るいキャラクターでチャラ男ですが,三成には絶対の忠誠を誓い,そして心の底から三成を慕っているので,左近の明るさに釣られるように三成の表情が柔らかくなっていきます。
柴田勝家は主君の織田信長にただの傀儡として扱われ,世に絶望していますが,左近と出会うことで勝家の運命にも大きな影響を与えます。ちなみに史実では勝家はお市の二番目の夫ですが,「バサラ」では勝家の一方的な片思いとなっており,勝家とお市,浅井長政の描くドラマからも目が離せません。
「戦国BASARA4 皇」
発売日:2015年7月23日「戦国BASARA4」でドラマルートがなかった全武将にドラマルートが用意され,さらに伊達政宗,真田幸村,徳川家康,石田三成,長曾我部元親,毛利元就にアニメルートが追加されました。
注目は「皇」から追加された武将・千利休。「……そもそも千利休って武将ではないのでは?」という気がしますが,「戦国BASARA」シリーズにそういうツッコミは野暮というもの。千利休はサイキッカーで,ワビ助とサビ助というふたつの人格を行き来する二重人格者。このワビ助とサビ助の物語が,ルートによっては非常に切ない……。
さらに「戦国BASARA4」では敵将だった足利義輝にもストーリーが用意されています。将軍様だからこその立場と,その孤独,だからこそほぼすべての武将を「朋」と呼ぶのかもしれない――そんな将軍様の一面を知ることができるストーリーです。
「戦国BASARA 真田幸村伝」
発売日:2016年8月25日ベースは「戦国BASARA」シリーズを引き継いでいますが,ストーリーはほぼ一新。唯一,幸村と政宗の因縁のライバルのみ,そのままの設定として残っています。あくまで「バサラ」流・幸村の生涯,という内容で,史実そのままのストーリーではありません。
基本的には幸村の生涯を追うシナリオモードを進めていきますが,その過程で昌幸や信之,政宗を操作する場面も。白装束の政宗の格好良さには,思わず倒れたってモンです。
幸村と政宗のバトルスタイルも大きく変更されており,この「幸村伝」独自のものとなっています。個人的には幸村伝の幸村のほうがスピード感などが圧倒的に手に馴染みましたし,政宗も常に六爪でスタイリッシュに戦えるので,普段からスピード系のキャラが好きな人は,この「幸村伝」での蒼紅の使用感も味わってほしいです。
「戦国BASARA バトルパーティー」
サービス開始:2019年6月24日とくに「バトパ」にしか出てこない限定武将がどれも魅力的! 新キャラクターの加藤清正は声江口拓也さん。小松姫は声茜屋日海夏さん。
政宗の衣装違いの竜王・伊達政宗や,幸村の衣装違いの虎王・真田幸村などもすばらしいのですが,筆者の最推しは島清興です。
清興の公式設定は,「石田三成と出会う前の島左近の姿。自らが守るべきものも,信条も,仕える主君も持たずに放浪する渡世人」という設定なのですが……,声も低めで,呟くセリフも左近のような軽いノリではありません。声はもちろん島左近と同じ,中村悠一さん! 公式サイトで清興のボイス動画が公開されていますので,ぜひこちらを聞いてみていただきたいです。
「左近って三成と出会う前は,どれだけの闇を背負っていたんだ……」というようなキャラクターだったので,だからこそ今の島左近というキャラクターが,より一層愛おしくなるのです(筆者は元々,島左近が最推し武将)。
左近は公式のストーリーで,すべてに絶望した柴田勝家に左近が昔の自分を重ねて,その絶望から救ってやりたいと願う――という話や,自分の村を松永に焼かれた左近が三成と出会い,三成の生き方に憧れて自身を取り戻す――という話があるのですが,まさにその絶望の淵にいた頃の左近の姿が「バトパ」の島清興。
清興という存在が「バトパ」に追加されたことで,島左近というキャラクターをより深く知ることができましたし,三成と出会うことで今の左近からどれだけの闇が払われたのかと思うと,この清興の存在には手をあわせて拝むしかできません。そして左近が何故それほどまでに勝家に感情移入して助けようとするのかも,清興の存在からあらためよく解ります。
筆者は「バトパ」では推しキャラをのんびりと育てているため,いわゆるプレイヤーランクに相当する国主ランクは大して高くないのですが,日々大好きな武将との時間をまったり楽しんでいます。また「バトパ」は,素材をつぎ込めば,低レアリティの武将でも高レアリティの武将の強さを抜いてしまいます。
もちろん最終育成させれば高レアリティのキャラのほうが強くなってしまいますが,限られた素材をやりくりしていくと,全員同じペースで育てていくのは難しいため,ある意味必然的に「推しにひたすら素材を投入する」という育成になるでしょう。実際筆者の現在のパーティも,レベルはみんな同じながら,Rの島左近がURの島清興を抜いていますし,SRの竹中半兵衛やRの柴田勝家がURの竜王・伊達政宗を抜いています。
最強のパーティを作るのも楽しいですが,ゆるくも遊べるゲームですので,ぜひ多くの「バサラ」ファンに「バトパ」をオススメしたい!
「戦国BASARA」はゲームだけに留まらない
舞台やアニメ,公式イベントを紹介
「戦国BASARA」は,テレビアニメや劇場アニメ,舞台に公式イベントと,ゲームだけでなくさまざまな展開をしています。すべてを紹介しきれませんが,それらも一部紹介していきます。
テレビアニメ「戦国BASARA」・「戦国BASARA弐」・「劇場版 戦国BASARA -The Last Party-」
2009年4月から放映されたテレビアニメ版「戦国BASARA」。制作はゲーム内でもアニメパートの多くを作成しているProduction I.Gで,音楽を人気作曲家の澤野弘之さんが担当しているところもポイントです。ストーリーのベースは初代「戦国BASARA」ですが,武将はそれ以降のシリーズからも登場しています。
続編となる「戦国BASARA弐」は,2010年7月から放送され,こちらは「戦国BASARA2」がベースになりつつ,石田三成など「戦国BASARA3」から参戦する武将も登場しています。
「劇場版 戦国BASARA -The Last Party-」は2011年6月に公開され,「戦国BASARA3」の関ヶ原の戦いをベースにしています。「BASARA」のキャラクターやストーリー感を一番手軽に知れるのがアニメだと思いますので,「戦国BASARA」が気になっている人はアニメから入ってみるのもありだと思います。
また,そのほかにも「BASARA」を学園ものにしてしまった「学園BASARA」や,「戦国BASARA3」の関ヶ原の戦いをベースにした「戦国BASARA Judge End」などのアニメーション作品もあります。
斬劇「戦国BASARA」
2009年から11年,1年に一度以上のペースで上演されているのが舞台版「戦国BASARA」(2020年4月の舞台は,コロナの影響で残念ながら公演が中止)。以前は舞台「戦国BASARA」として主にゲーム内のストーリーが演じられていたのですが,2016年に斬劇「戦国BASARA」に名を改めてからは,舞台ならではのオリジナルストーリーが描かれるようになりました。
筆者の激推しコンテンツのひとつがこの舞台版。ド派手なBGMやSE,照明にあわせた殺陣の応酬はもちろんのこと,オリジナルストーリーは毎回先が見えなくて,ドキドキハラハラが止まりません。時には号泣して,上演終了後も席から立てなくなったこともありました。それほどまでに,役者さんたちの生の演技の迫力に圧倒されます。
11年も続いている舞台ですので,一部のキャストは代変わりをしていますが,皆さんそれぞれのカラーでそれぞれのキャラクターを最高にかっこよく,時にはキュートに,そして舞台だからこその要素も反映して,演じてくれています。
現在公式ショップでDVDが入手可能なもので筆者のオススメの作品は,シリアス多めならば斬劇「戦国BASARA4 皇 本能寺の変」,斬劇 「戦国BASARA 第六天魔王」,コメディ要素が多めならば斬劇「戦国BASARA 小田原征伐」です。「本能寺の変」では我々が知っている史実の出来事には当然なりませんし,「第六天魔王」では信長公の圧をビリビリと肌で感じられることでしょう。
最近の斬劇「戦国BASARA」では,シナリオは本公演とまったく同じながらギャグ要素を入れた「笑劇」や「ジャージ回」などのコメディ上演なども取り入れられていて,最初から最後までお腹を抱えて笑うような内容になっているのも面白いです。ちなみに元のシナリオは同じなので,毎回上演時間が本公演より1時間ほど延びてしまっています。
斬劇「戦国BASARA」はあえてミュージカル要素を入れない,というところにこだわっている作品です。かなり硬派な舞台ですが,それでいてちゃんと「BASARA」らしいギャグも盛り込まれているので,ぜひ一度劇場に足を運んでみてください。
バサラ祭
「バサラ祭」は,公式で実施しているファンイベント。内容はその時々によって違いますが,大抵は声優さんをゲストに迎えての生朗読会や,舞台陣による特別パフォーマンス,出演者らによるミニゲーム大会やフリートークなど,さまざまな催しが行われます。
各キャストさん,コール&レスポンスもバッチリです。オープニングやエンディングでは大抵各キャストさんお馴染みのコールが発生します。長曾我部元親役の石野竜三さんと「アニキ」コールを,そして毛利元就役の中原茂さんと共に「捨て駒万歳!」を三唱してください。
筆者のイチオシはやっぱり「戦国BASARA4 皇」!
最後に筆者がもっとも好きな作品である「戦国BASARA4 皇」を紹介したいと思います。やはりプレイアブル武将が一番多い本作が最高です!
ここまでキャラクターやストーリーを多く紹介してきましたが,「バサラ」の重要なゲーム部分はアクションであり,アクションゲームとしてのベースの面白さががあるからこそ,「バサラ」シリーズは性別問わず愛されているのでしょう。
「戦国BASARA4 皇」は,PS4のスペックが最大限に活かされており,出現する大量の敵兵をシンプルな操作で気持ちよく蹴散らせます。それでいて各武将の戦い方はどれも個性的。同じステージでもまったく異なる遊び方が楽しめますし,好きな武将を使い込んでいけばその武将のレベルが上がっていき,戦い方の幅がどんどんと広がっていきます。
「戦国BASARA4 皇」では,ルーレットという新要素が加えられており,ルーレット盤を持っている兵を倒すことでさまざまな効果がランダムに現れ,有利に働くこともあれば,一気に形成が不利になってしまうこともあります。このランダム要素も面白く,新鮮な気持ちをもって飽きることなくアクションを楽しめるようになっています。
そして「戦国BASARA4 皇」は,天下統一ルート,ドラマルート,アニメルートでたくさんのシナリオが遊べるうえに,どのルートの話も予想だにしない展開で,驚愕に続く驚愕……!
救いがあるルートも好き! 救いがないルートも好き! ギャグがいっぱいのルートも好き! シリアスからコメディまでがたくさん楽しめて,最高!
バトルは楽しいし,どのシーンの音楽も素敵。
つまり全部好き! ……というくらい「戦国BASARA」という作品が好きだ,とあらためて感じられたのが,「戦国BASARA4」であり,「戦国BASARA4 皇」なのです。
そんな筆者激推しの「戦国BASARA4 皇」ですが,本日(2020年7月21日)「戦国BASARA4 皇 ANNIVERSARY EDITION」として発売されました。本作には40人を超える武将が登場しますし,キャラクターはどれも個性豊かで魅力的。「あのキャラも,こっちのキャラもいいなぁ……」となること請け合いです。
実際のところ筆者も含めて,「バサラ」ファンはひとりだけの武将を推している人よりも,“ほとんどの武将が好きだけれど,好きな武将の中でも最愛の武将はこの人!”というように楽しんでいる人が多いように感じます。
この「ANNIVERSARY EDITION」には,「戦国BASARA4 皇」に58種類のダウンロードコンテンツと80ページにも及ぶ特製ブックレットは付属されています。ブックレットには,初代「戦国BASARA」から「バトパ」までのパッケージアート,イメージビジュアルなどが多数掲載されており,伊達政宗役の中井和哉さん×真田幸村役の保志総一朗さんのインタビューや,西川貴教さんのインタビュー,初代「戦国BASARA」からキャラクターのイメージアートを描いてきた土林誠氏の15周年記念ビジュアルをはじめ,各クリエイターからの祝画などまで網羅された内容となっています。15周年という節目を迎えた今,「BASARA」に興味を持ってくれた人はもちろんのこと,すでに「皇」をプレイ済というファンも購入を検討してもいいかもしれません。
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戦国BASARA4 皇
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戦国BASARA バトルパーティー
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