プレイレポート
今度のバージルは史上最高にStylish! 「デビル メイ クライ 4 スペシャルエディション」のニコニコ超会議出展バージョンを一足早くプレイしてきた
ニコニコ超会議2015の会場では,円形の闘技場に次から次へと登場する敵を倒していくサバイバルモード「BLOODY PALACE」で,制限時間(15分)内にどれだけ進めるのかに挑戦できる。敵を全滅させると次のステージへ進めるようになるが,体力は全快せず,また時間制限も設けられている。もちろんステージが進むにつれて敵は強くなっていくという厳しい状況のなか,プレイヤーは全101ステージのクリアを目指すことになる。存分にスタイリッシュアクションが楽しめるゲームモードといえるだろう。
今回は「デビル メイ クライ 4 スペシャルエディション」で新たにプレイアブルキャラクターとして追加されるバージルで,BLOODY PALACEの戦いに臨んできたいので,その戦闘スタイルがいかにスタイリッシュだったかをお伝えしたい。
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オリジナル版「デビル メイ クライ 4」から7年の時を経て,プレイアブルキャラクターとしてバージルが参戦。ニコニコ超会議2015の会場ではサバイバルモード「BLOODY PALACE」がプレイ可能だ |
一部の試遊台では,「デビル メイ クライ 4」の主人公であるネロとダンテも選択可能 |
「デビル メイ クライ 4 スペシャルエディション」公式サイト
カプコン「ニコニコ超会議2015」特設ページ
シリーズ屈指の人気キャラクター バージル
「デビル メイ クライ 4 スペシャルエディション」に登場するバージルは,閻魔刀(やまと),ベオウルフ,フォースエッジという3種類の武器を切り替えながら戦える。これらの武器と同時に,魔力によって生成された幻影剣を操ることも可能だ。「剣」と名付けられてはいるものの,ダンテが使いこなす銃のような位置付けと考えると分かりやすいだろう。
●閻魔刀
日本刀のような形状の魔剣。父スパーダの形見の一つでもある。無数の斬撃を相手に浴びせるほか,力を溜めてからの居合や高速の一閃で敵を斬りつける。
●ベオウルフ
光の力を持つ篭手と具足。相手の懐に入ってからの格闘攻撃を叩き込む。アッパーやボディブロー,空中での回転かかと落としなど,重量感のある打撃が主体。
●フォースエッジ
魔剣士スパーダの力が封じられた魔剣で,父の形見の一つ。突進から繰り出す突き技「スティンガー」をはじめ,ダンテに近いスタンダードなスタイルの攻撃が可能。
●幻影剣
魔力によって生み出された剣。相手に向かって飛ばしたり,自身の周囲に滞空させたりといった使い方が可能。ほかの武器と同時に扱えるため,スタイリッシュな連携攻撃には欠かせない。
居合術を基本とするバージルの新たな戦闘スタイル「コンセントレイション」にも触れておこう。バージルを操作時,敵に攻撃を当てる,敵の攻撃を避ける,立ち止まる,またはゆっくり歩くといった行動を取ると,画面左上に表示される「集中ゲージ」が増加していく。このゲージが最大まで達すると,攻撃力と攻撃範囲が大幅に向上し,使用可能な技が増えるといったメリットが発生する。
逆に,攻撃を空振りしたり,敵の攻撃を受けたり,走ったりすると集中ゲージが減少し,一定以下になると攻撃力が下がってしまう。バージルで効率的に戦うためには,なるべくムダな動きを少なくして,確実に敵の攻撃を回避しつつ,こちらの攻撃は確実に当てるという冷静沈着なプレイが求められるのだ。
バージルのもう一つの特徴が,自身の体に眠る悪魔の力を解放して変化する「魔人モード」。敵に攻撃を当てたり,敵の攻撃を受けたりすると「デビルトリガーゲージ」が増加し,ゲージが3本以上の状態であれば,魔人へと姿を変えられる。魔人に変身すると攻撃力やスピードが上昇し,体力も回復するなど,通常時よりも格段に戦闘力が高くなるというわけだ。
なお,魔人モードには「魔人バージル」と「魔人バージル ベオウルフ」の2種類が存在する。それぞれ攻撃方法が大きく異なるため,対峙している敵に合わせてモードを選びたいところ。
(左)「魔人バージル」,(右)「魔人バージル ベオウルフ」 |
シリーズ史上最高にスタイリッシュで爽快なバトルを堪能
いよいよ本題となるプレイレポートをお届けしよう。
最初はバージルの標準装備ともいえる閻魔刀で戦ってみたのだが,これが実に扱いやすい。「閻魔刀連斬・壱」は隙が小さく,気持ちよく敵を斬りつける技だ。ここから「抜刀斬り上げ」で敵を上空へ浮かせたら,「トリックアップ」で空中へ追いかけ,「閻魔刀飛翔斬・壱」で追撃するという「デビル メイ クライ」らしい連続攻撃がスムーズにつながっていく。
また,突進しながら敵を斬りつける「疾走居合」も隙がなく,敵との間合いを一気に縮められるため,手軽でありながら効果的だ。
ただし,コツが必要な技もある。それは,力を溜めてから居合で敵に連続攻撃を浴びせる「次元斬」だ。
非常に見栄えのいい技ではあるが,攻撃後に大きな隙が生じるため,どうしても攻撃の流れが止まってしまう。やみくもに繰り出すのではなく,閻魔刀飛翔斬・壱の攻撃後に力を溜めて,着地と同時に発動するといった工夫が必要になるかもしれない。
西洋剣であるフォースエッジは,従来のダンテに近いスタンダードな戦い方が可能な武器だ。突進攻撃の「スティンガー」,空中で繰り出す「兜割り」,力を溜めてから放つ「ラウンドトリップ」など,攻撃速度は閻魔刀に及ばないものの,一撃の重みが増している印象を受ける。
閻魔刀と同じくフォースエッジも非常に扱いやすく,とくにシリーズファンであれば,すぐに使いこなせるようになるだろう。技のコマンドを覚えていなくても,ボタンを連打するだけで,次から次へと華麗な技を繰り出せるため,初心者であってもスタイリッシュに戦えるはずだ。
もう一つのベオウルフは,使いこなすには少々コツがいる武器だ。その理由は,閻魔刀とフォースエッジに比べて攻撃速度が遅く,さらに攻撃方法が独特だからである。
たとえば,ほかの武器では敵との間合いを詰めたいときに有効な“突進技”がない。また,空中で回転しながら繰り出す「月輪脚」や,空中から地上へ急降下する「流星脚」は強力だが,閻魔刀やフォースエッジのような空中戦を展開することができず,すぐに地上戦へと移行してしまう。
閻魔刀やフォースエッジと同じ感覚では戦えないため,とくにプレイ時間が限られる試遊台では,瞬時に頭を切り換えるのは慣れが必要になるだろう。だが,接近戦でガツガツと格闘攻撃を叩き込む感覚はベオウルフならではのもの。ニコニコ超会議2015に参加する人は,ぜひ体験してほしいところだ。
ほかの武器と同時に扱える幻影剣は,ボタンを押すたびに1本ずつ敵に向かって飛んでいく。これだけでは威力の低い投げナイフのようなもので,あまり効果的ではない。幻影剣の真価を発揮する技は,「円陣幻影剣」と「烈風幻影剣」だ。
円陣幻影剣は,バージルの周囲に多数の幻影剣を浮遊させる技。たとえば大勢の敵を相手にしても,そのまま敵の群れに突撃すれば,自動的に敵を攻撃することが可能だ。もちろん,自分の身を守る技でもある。
一方,烈風幻影剣は生成した幻影剣をまとめて敵に投げつける技で,見た目にもスタイリッシュ。空中の敵を狙撃することも可能で,どのような局面でも役立つ。
ほかの武器による攻撃の合間に,円陣幻影剣や烈風幻影剣を使うことで,誰でも流れるような連携攻撃を披露できるはずだ。それによって,面白さが倍増するという魅力的な武器となっている。
ただし,円陣幻影剣や烈風幻影剣を発動すると,デビルトリガーゲージを消費するため,むやみに使っているとゲージが全然溜まらない。「魔人化したいのにゲージがない」という状況に陥りやすいので,バランスを見極めながら戦うほうがいいだろう。
バージルの印象をまとめてみると,非常に操作しやすいキャラクターといえる。技のコマンドを意識しなくても,それなりにスタイリッシュに見えるだけでなく,幻影剣を使えるようになれば,さらに一段上の戦い方が可能だ。
ただ,武器や技の選択肢が多く,攻撃速度も速いため,完璧に使いこなすには相応の時間が必要になるだろう。このあたりの奥深さは「デビル メイ クライ」シリーズの特徴でもある。初心者でもスタイリッシュなバトルが手軽に楽しめるが,プレイヤーのスキルに応じて,さらに華麗なアクションが披露できるという,完成度の高いキャラクターなのだ。
会場で試遊した人にプレゼントされる「悪魔か、神か。」クリアファイル |
また,「バサラ4皇vsDMC4SEチャンネル」と題して,豪華ゲストが出演する生配信番組も予定されているので,興味のある人は特設ページをチェックしておこう。
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(C)CAPCOM CO., LTD. 2008, 2015 ALL RIGHTS RESERVED.
ILLUSTRATIONS:Kazuma Kaneko/ATLUS
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