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[TGS 2019]AKRacingブースステージレポート:ケイン・コスギの“筋肉”講座“は裏切らない”!
オフィシャルアンバサダーは,アクション俳優かつゲーマーで,Team Perfect Bodyを率いるケイン・コスギ氏が務めており,昨年のステージイベントでは,ゲーマー向けチェアをステージ片隅に追いやって“みんなで筋トレをする”という不思議な空間を作り出していたのだが,2019年のイベントはさらにパワーアップしていた。
AKRacingブースのステージ。前方の人はAKRacingゲーマー向けチェアに座って観覧できた |
「AKRacing」公式サイト
ケイン・コスギ氏とAKRacingの出会いは,誕生日に奥さんからゲーマー向けチェアをプレゼントされたことがきっかけだそうだ。秋葉原にあるお店で色々な椅子に座ってみたところ,AKRacingのゲーマー向けチェアが一番しっくりきたので,買ってもらって愛用していたところ,AKracingからオフィシャルアンバサダーへの打診が来たらしい。
子供の頃からゲーム好きで,最初に触れたゲーム機はATARI,海外旅行に行っても部屋でゲームをしていただけ,といったエピソードを持つケイン・コスギ氏だが,ゲーム好きが高じて現在では頻繁にゲーム配信を行なうに至っている。
最近,お子さんが生まれたそうで,はやく一緒にゲームをしたいと語っていた同氏。AKRacingの椅子を用意するほど楽しみにしているようだが,「自分よりも上手くなって相手にしてもらえなくなったらどうしよう」との心配もあるとのこと。
ケイン・コスギ氏 |
なお,奥さんからプレゼントネタとして,朝から手榴弾の爆発音や銃撃が鳴り響いていたため,ヘッドセットがプレゼントされたというのもある。「コール オブ デューティ」にはまっていた時期とのことだが,ゲーミングデバイスとの出会いは人それぞれだなと感じた。
ゲーマーとフィジカルについての話では,同じ姿勢でゲームをし続けるとパフォーマンスの低下があるとして,トレーニングやケアが重要であると語っていた。トレーニングとゲームの関係性だが,とくに集中力につながる点はスポーツと変わらないというのがケイン・コスギ氏の持論である。
一連の話が終わった後は,ケイン・コスギのゲーミング筋肉講座のスタートである。ケイン・コスギ流は,基本的にマッチングやローディングの待ち時間中を想定しているので,座ったままでも行える点が特徴的だ。そのため,本稿を読み進めながらでも行えるので,ぜひ試してみるといいだろう。
なお随所でケイン・コスギ氏は触れていたが,すべての筋肉はつながっているので,どこか痛いときは,その周辺の筋肉をほぐすべしと言っていた。
筋肉講座の始まりだ |
まずは同じフォームが続くことで疲労が蓄積する手や腕の筋肉のケアからだ。とくに手首の筋肉が固まることで,腱鞘炎になる確率が高まるので,まずは肘の少し前の筋肉を探ってみよう。少し堅いと感じる場所があるはずなのでそこをほぐすといいらしい。
次に手の親指とひとさし指の間,いわゆる合谷のマッサージへ。この2か所をほぐすだけでも,腕部の応答性向上を体感できるハズだ。マッサージのスタイルとしては,下記写真のように腕を伸ばした状態でのものが披露された。
肘の少し前の部分の筋肉。ハードにゲームをプレイしたあとだと発見しやすいハズ |
合谷のマッサージ。ちょっと痛いくらいの力でやろう |
指のストレッチ。まずは指1本ずつから |
指4本まとめてもオススメ |
肩甲骨が固まるのもプレイのパフォーマンスに影響する。写真のようなモーションで肩甲骨を意識して回すと効果的とも解説があった。10回が目安だ |
観客だけでなく,AKRacingガールもケアを実践。昨年同様に謎の一体感のあるステージが続く。写真が少ないのは筆者もやっていたからだ |
椅子に座ったままできるストレッチとして,座っている間に固まりがちで,かつ腰痛の原因のひとつでもあるおしりの筋肉をほぐす方法も紹介された。
これは片足を膝の上に載せて前屈するというもので,けっこう痛いのだが,やってみると腰がスッキリするハズである。寝転がった状態行っても同じ効果があるため,寝る前や寝起きにもオススメだ。
こんなモーションで行なう。ローティング・マッチング待ちに「どうやって戦おうかしら」と考えつつくらいがちょうどいい |
人によってはけっこう痛いので,そこそこの倒し込みからスタート。ちなみに,背後で「んおぉ!」という声が聞こえていた…… |
AKRacingガールもトライ |
またケイン・コスギ氏が毎日やっているストレッチがある。片足を持ち上げて,足首を大きく回すというもの。毎日,右回転/左回転20回ずつがオススメで,20段くらいの跳び箱に挑むにはマストのトレーニングだそうだ。
これは椅子に座っているときだけでなく,お風呂の中でも効果的。走る前や長距離を歩く前にも効くようなので,移動距離の多いイベント前にやっておくといいだろう。
こんな感じで足首を回す。地味なのだが,やってみるとけっこう辛い。背後から複数のうなり声が聞こえてきた |
何やらゲームから離れてきたと思ったところ,椅子を使った筋トレにシフト。突然とディップスがスタートした。椅子のローラーを固定した状態で,座面前部で身体を保持して後ろ腕立てをするような動作なのだが,椅子が左右に動く点が効果的とのこと。フォームについては写真を参考にしてほしい。
ケイン・コスギ氏のアクションにも耐えるAKRacingゲーマー向けチェアの脚部 |
AKRacingガールももちろんトライ |
次に腕立て伏せ。椅子に足を乗せて腕立て伏せをするというものだ。負荷をかけやすいのでオススメとのことだ。キャスター付きの椅子の場合は座面が水平方向に動くため,従来の腕立て伏せよりも負荷は高めである。
なにやらガチめいてきた |
もうひとつの腕立て伏せとして椅子を2脚使ったプレスも披露されたのだが,ゲーマー向けチェアが2脚ある環境が少なそうなので,似た環境を構築してトライしてみよう。
とても安定感のあるフォーム |
バストアップの効果アリとのことで。AKRacingガールもトライしていた |
ちなみに,コンパニオンさんはコンパニオンさんでかなり鍛え上げられたボディなのだが,ケイン・コスギ氏のそれは数ランク上であった |
ゲーミングシーンはゲームクライアントとPCだけではなくなってきてる。ヘッドセットや椅子などのプレイ環境に加え,プレイヤーのパフォーマンスも重要であることは言うまでもない。
筋トレやマッサージなど,その場でできるものは多いので,今回のように椅子に座ったままできるようなアクションからスタートしてみよう。さすれば,そのあとのゲームプレイがいつもと違っているかもしれない。
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