プレイレポート
個性豊かなモンスター娘達とコミュニケーション! 人気コミックが原作のDMM.com「モンスター娘のいる日常 オンライン」ゲームシステムを紹介
今回は,サービス開始から時間が少し空いてしまったが,ゲームシステムを紹介しつつ人気の秘密を探ってみたい。原作ファンはもちろん,DMMのブラウザゲームに慣れ親しんだ人にも楽しめるタイトルなので,未プレイの人は本稿を読んでから実際にプレイしてもらいたい。
原作の世界観を再現しつつも,誰でも楽しめるブラウザゲームが完成
基本的なゲームシステムは,オーソドックスな育成主体のブラウザゲームといった感じで,メインとなるモン娘との出会いと育成にプレイヤーが集中できるように,シンプルで分かりやすさを追求した作りとなっている。これは,キャラクター達の魅力が前面に出るような効果もあり,難しいことを考える必要もないので普段ゲームしないような原作ファンでも気楽に楽しめるだろう。
モン娘達とお出かけしたり食事をしたりと,非日常的なことがこの世界では日常
ゲームは,最大5人までのグループ(パーティ)を組んで,マップを一つずつ攻略していく「お出かけ」を行って,新しいモン娘達を住人として迎え入れ,「お願い」を達成して報酬をもらう。お出かけを行ったモン娘達は,満腹度とテンションが下がっていくので,帰宅したら「食事」を振る舞ったり,「リフレッシュ」でテンションを回復させて再びお出かけに向かうというサイクルで進行していく。
住人の数が少ないうちは,すぐに食料やテンションがなくなって身動きが取れなくなってしまうかもしれないが,コツコツお出かけを繰り返していくと自然と住人の数が増えてくるので,グループを切り替えながら長時間遊べるようになってくる。
モン娘達にはレアリティ(N→R→HR→SR)があって,当然レアリティが高いほうが能力が高くなるが,レアリティNでも難度が低い序盤のお出かけや食料を調達できる「お使い」に使うことができるので,最初のうちはとにかく数を集めておくのがオススメだ。住人が増えてきたら,レアリティの高いキャラや好みのビジュアルのモン娘を残して,「合成」で住人の数を減らしていけばいい。
続いて,主要なコンテンツについて細かく解説していこう。
お出かけは,各マップを一つずつクリアしていくタイプのコンテンツで,先に進むたびに相手のモン娘がどんどん強くなっていく。マップの中には,黒いシルエットで表示されているモン娘が出現するシンボルマスや,アイテムが入手できるマスが配置されており,分かれ道でどちらに向かうのかをプレイヤーが決定できる(向かう方向を自動で決定する設定も可)。
なお,マップ内を移動するときに行動力が必要になるが,これはどれだけマップ内を自由に移動できるかを表す数値で,プレイヤーの世帯主レベル(お出かけを繰り返すと経験値が増えてレベルが上がる)によって上限がアップしていく仕組みだ。新しいマップをプレイするときは,行動力は最大まで回復しているので,そのマップ内で使い切ってしまってかまわない。ちなみに,マップを進めていくと最短ルートでもある程度の行動力が必要になってくるので,世帯主レベルが足りないと感じたら序盤のマップを周回して経験値を稼ぐといいだろう。
モン娘シンボルに遭遇すると,“モン娘力対決”(以下,バトル)が開始され,お互いの中で素早さの高い順番で行動が自動的に処理される。モン娘達の気力(HP)は,次のバトルへと持ち越しになるため,極力気力を減らさないようにバトル中3回まで使える「応援」を駆使して戦おう。稼ぎ目的で弱い敵が出現する場所に挑んでいるときは,バトルをスキップする機能を使うと周回が捗るだろう。
バトルについてより詳しく解説しておくと,モン娘達には,キュート/クール/パッション/ピュア/デビルという属性があって,キュートはパッションに強くクールに弱いといった関係がある。お出かけでは出現する相手のタイプを見極めて,強いタイプをぶつけるのが攻略法となるが……序盤はあまり深く考えず,レアリティが高いモン娘を使っていくだけで十分だ。主力となるモン娘達のレベルを最大まで上げてもクリアできないようなマップがあったら,そのときにタイプを気にすればよいだろう。
お出かけしたモン娘達は,お腹が減るとバトルで実力を発揮できなくなってしまう。次のマップに出かける前に,必ず食事を振る舞って満腹度を最大まで回復させておこう。食料は,肉/野菜/パンの3種類あり,モン娘の種類によって好きな食料が決まっていて,好きなものしか食べてくれない。食料は,時間の経過で少しずつ溜まっていくほか,お使いで集めることも可能となっている。
食料を集めるのに欠かせないお使いは,2番め以降に設定したグループだけが行えるもので,設定された所要時間をかけてお使いに出すことで,完了時に各種食料が手に入る。お使い先によって所要時間や得られる食料が違い,必要なモン娘のレベルも変わってくる仕組みとなっていて,基本的に所要時間が長く必要レベルが高いほど得られる食料は多くなる。ただ,時間単位の効率では短時間のお使いが有利なので,手間をかけられるなら最短の10分お使いを何度も回すのが理想ではある。
ちなみに,課金ポイントに相当する「ルビー」で「短期外出許可証」を購入することでグループの数を増やすことができる。ルビーはお願いの達成などでも入手できるので,最低でも一つは短期外出許可証を手に入れておくと食料の調達が楽になる。
お出かけやお使いで消費するテンションは,時間の経過で少しずつ回復していき,放っておけば自然と100%まで回復する。テンション回復に役立つリフレッシュは,回復時間が短縮されるのではなく,6時間休憩させることでテンションを200%まで回復できる仕組み。長時間プレイできないときに主力をリフレッシュで休ませておくと,あとで長く使うことができるのだ。
クエストの役割を持っているお願いは,条件を満たすと一度だけ報酬がもらえる“ワンス”,毎日小さな目標になる“デイリー”,イベントなどで使われる“期間限定”といった種類がある。新しいモン娘を迎えられる「ガチャチケット」やコミュニケーションを取るために欠かせない「クリーム」などがもらえるので,デイリーは毎日達成しておきたいところだ。
お気に入りのモン娘を迎え入れ,合成で強化。お世話して親愛度を上げることも忘れずに
本作において最も楽しいのは,新しいモン娘を仲間に加えて強化していくところだろう。モン娘を増やす方法は,各種ガチャかお出かけでの報酬が中心となる。
ガチャはゲーム内でノーマルガチャチケットが頻繁に手に入り,レアリティNのモン娘や合成用の素材を中心に,稀にレアリティRやHRのモン娘もお迎えできたりする。最高ランクのレアリティSRも入手できるとの噂もあるが……筆者は(HRすらも)未確認であり,確率は相当低そうだ。だが,いくら低確率でも高レアリティのモン娘が出るか出ないかは大きな違いで,ガチャチケットを使うこと自体が大きな楽しみとなっている。
ルビーで購入できるガチャからは,必ずR以上のモン娘が出る仕様となっており,原作で人気のあるハーピー族のパピやケンタウロス族のセントレアなどのSRキャラも輩出される。ほかのプレイヤーと戦うようなコンテンツがなく,お出かけを中心に遊ぶだけならノーマルガチャチケットでお迎えできるモン娘でも十分なのでご利用は計画的に。
お出かけでは,バトルで敵を倒したときのドロップや,お出かけ終了時の思い出報酬としてモン娘をお迎えできる可能性がある。マップ道中のシルエットに青い色がついたモン娘シンボルからはレアリティN,マップの最後にいる赤い色が付いたモン娘シンボルからはRのモン娘がドロップするのを確認できた。ガチャで一気にモン娘を増やすのもよいが,お出かけを繰り返して少しずつ集めていくのもまた一興だろう。
モン娘の育成は,強化合成によってのみレベルを上げることができ,お出かけでは一切経験値を入手できない。したがって,お出かけで素材となるモン娘を大量に集めることが必要不可欠となる。お出かけには通常のお出かけのほかに曜日お出かけがあり,こちらは合成専用の(グループには組み込めない)モン娘である“ルドル”をお迎えできる。
モン娘は,バトルで自動的に発動できるスキルを所持しており,スキルのレベルも合成で上げていける。スキルレベルのアップは特殊で,ベースになるモン娘のスキルと同じ番号のスキルを持ったモン娘を合成する必要がある。最初にもらえるSRのミーアの場合,所持している「私がいっちばーん☆」というスキルは,3段に並んだスキルの中で一番上の“スキル1”なので,スキル1の欄が埋まっているモン娘を合成する必要がある。このとき,スキルの種類は問わないので,条件さえあえばNのモン娘でも問題はない。
また,モン娘は「限界突破」によりレベル上限を上げることも可能となっている。限界突破には,ベースのモン娘と同じモン娘,もしくは貴重な限界突破専用素材が必要だ。お迎えしやすいレアリティの低いモン娘は,スキルレベルを上げやすく,限界突破しやすいこともあって,頑張って育てればそれなりの戦力になりそうだ。
モン娘の能力は,レベルアップだけでなく親愛度を上げることでも上昇していく。親愛度を上げるには,お願い等で手に入るケアクリームを使って「お世話」を行えばいい。具体的には,モン娘のボディケアのお手伝いをするということで,画面に表示されるイラストのうえをタッチ(クリック)していく。タッチするとハートのエフェクトが表示され,このハートが大量に発生するところがグッドポイントとなっていて,親愛度が大きく上昇する。グッドポイントに近いほどハートのエフェクトが増えていく仕組みになっているので,うまくグッドポイントを探していこう。なお,ケアクリーム一つにつきタッチできる回数が決まっていて,グッドポイントは毎回場所が変化する。
原作の雰囲気を大事にしつつ,誰でも気軽に楽しめようなゲームに仕上げられた「モンスター娘のいる日常 オンライン」。人気のコミックが原作ということもあって,システム面は奇をてらわず,あくまでDMMのブラウザゲームらしく作られており,モン娘に魅力を感じる人には長く遊んでいけるタイトルといえそうだ。
遊びやすい半面,キャラクターの魅力以外の部分では,ほかのDMMのブラウザゲームと代わり映えしない部分があるのも確かだが,個性的な期間限定イベント(2月は「リア充爆発しなさいよ!」)が行われており,今後も「何かやらかしてくれるのではないか」と変な期待が持てるのは本作ならではといえる。今後の展開に期待してみよう
「モンスター娘のいる日常 オンライン」公式サイト
- 関連タイトル:
モンスター娘のいる日常 オンライン
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©2015 DMMゲームズ/ネオス
©2015 オカヤド/徳間書店・モン娘パートナーズ