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RTX 40シリーズ搭載のゲームノートPC「Legion Pro 7i」などが国内発売。カジュアルゲーマー向けの新ブランド「LOQ」も公開に
製品ラインナップと税込の直販価格は以下のとおり。
●ノートPC
- Legion Pro 7i:49万円から
- Legion Pro 5i:31万円から
- Legion Pro 5:30万円から
●デスクトップPC
- Legion Tower 7i:30万円から
ノートPC「Legion Pro」シリーズ
Legion Pro 7iは,eスポーツ向けノートPC「Legion Pro」シリーズの最上位モデルで,GPUにノートPC向け「GeForce RTX 4080」を,CPUに「第13世代Coreプロセッサ」の「Core i9-13900HX」を採用する。
2023年1月に発表となった(関連記事)海外向け製品には,「GeForce RTX 4090」を搭載するモデルもあるが,Lenovoによると日本の市場を踏まえて,GeForce RTX 4080を選択したそうだ。
従来モデルから冷却機構を変更しており,GeForce RTX 4080以上を搭載したノートPCでは,GPUとCPUだけでなく,マザーボード全体をカバーして冷却する大型のベイパーチャンバーを搭載した。また,筐体の背面と側面に排気孔を設け,高性能プロセッサを熱をスムーズに筐体外に排出するという。
一方のLegion Pro 5iとLegion Pro 5は,Legion Pro 7iと比べて,ややスペックを抑えたミドルクラス市場向けのゲーマー向けノートPCだ。CPUは,Legion Pro 5iが「Core i7-13700HX」,Legion Pro 5が「Ryzen 7 7745HX」となる。GPUは共通でノートPC向け「GeForce RTX 4070」を採用した。
こちらはCPU部分のみにベイパーチャンバーを使用し,そのほかの部分はヒートパイプによる冷却となるとのことだ。
なお,LegionのノートPCでは,今回発売した製品に加えて,薄型モデルの「Legion Slim 7」と「Legion Slim 5」もラインナップしている。eスポーツ向けの設計である「Legion Pro」と比べて,「Legion Slim」は,性能と消費電力バランスを考慮した設定や,画質重視のディスプレイパネルを採用しており,ゲームだけではなく仕事での利用も想定した製品と言えよう。国内発売も予定しており,改めて発表するという。
ゲーマー向けデスクトップPCのLegion Tower 7iは,LegionのデスクトップPCにおける最上位モデルである。すでに販売中の「Legion Tower 5i」や「Legion Tower 5」とPCケースは共通で,GPUに「GeForce RTX 4080」を,CPUに「Core i7-13700KF」を採用しており,高いスペックを有するのが特徴だ。
新ブランド「LOQ」が誕生
「IdeaPad Gaming」を置き換えるエントリー市場向け製品を提供
今回,Lenovoは,新たなゲーマー向けブランド「LOQ」の立ち上げを発表した。もともとゲームが好きだが,これからもっと上達したいというゲーマーに向けた製品を提供するという。
これまでのLenovoは,ライトなゲームファンに向けた製品としては,一般消費者向けの「IdeaPad」ブランドから,「IdeaPad Gaming」という製品を展開してきた。ただ,「一般向け消費者向けブランドのゲームPC」という製品は,消費者からも見ても分かりにくかった。そこでLOQを新たに立ち上げて,ポジションを整理したというわけだ。
Dellにおける「Alienware」と「Dell G」,ASUSTek Computerにおける「Republic of Gamers」と「TUF Gaming」というと,ゲーマーには分かりやすいだろうか。
Lenovoは今後,LegionとLOQという2つのブランドで幅広いゲーマーに対してアピールしたいという。LOQからは15インチ級と16インチ級のノートPCが登場する予定で,今後詳細を公開するとのことだ。
LenovoのLegion特設ページ
Lenovo日本語公式Webサイト
- 関連タイトル:
Legion,ideacentre Y,ideapad Y
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