ニュース
「シルバー2425」,4つめの追加シナリオ「UTSUTSU」の存在が明らかに。「white out」「black out」「YUKI」の追加情報も公開
本作で追加される新シナリオ「UTSUTSU」の情報も公開されているのでお見逃しなく。
本作は,グラスホッパー・マニファクチュアから1999年にPlayStation用ソフトとして発売された「シルバー事件」,2005年に携帯用アプリとして配信された「シルバー事件25区」の2タイトルを,PlayStation 4向けにリメイクしてまとめて収録したものだ。もちろん,須田剛一氏がプロデューサーとして制作に関わっている。
本作は,謎解きやダンジョン探索のような要素を含んだアドベンチャーゲームだが,ただ文章を読み進める形にならないように工夫されている。
画面内にイラスト,キャラクターアイコン,文章など複数の“窓”が表示され,表示位置や大きさが異なるだけでなく,ムービーを見ながら文章を読み進めるなど,マルチタスク風の演出が行われることもあるなど,演出面に力が入れられている。
「シルバー事件」の「メニュー・ウィンドウ」は,「M」「C」「I」「S」のアルファベットのみ表示される。それぞれ「MOVEMENT」(移動),CONTACT(接触),INPLEMENT(道具の使用),SAVE(セーブ)を意味する |
「シルバー事件25区」では,PlayStation 4でプレイしやすくするため,インタフェースは一新されている |
リメイクにあたり,高画質化やインタフェースなどシステムのブラッシュアップがなされている。また,追加シナリオとして,以前「こちら」の記事でも取り上げた「white out」「black out」「YUKI」の3本に,「UTSUTSU」を加えた4本が収録される。
「シルバー事件」は,国家によって計画され造られた,カントウ国家経済行政特別自治区の「24区」が舞台。
この都市の治安維持機構である「24署」の凶悪犯罪課に所属する特別捜査官達が,謎の連続殺人事件を追いかける中で,かつて24区で起きた伝説的な事件「シルバー事件」の犯人「ウエハラカムイ」の姿が浮かび上がる。
捜査を進めるにつれ,幾多の事件と「シルバー事件」のつながり,そしてウエハラカムイとは何者なのかなど,さまざまな謎が解き明かされていくことになる。
Transmitter編 〈デコイマン〉より |
Transmitter編 〈パレード〉より |
Placebo編 〈ユメ〉より |
『シルバー事件』ストーリー
国家によって完全に計画され造られた都市「カントウ24区」。
24署凶悪犯罪二課のクサビは、帰宅途中に突如何者かに発砲される。
そこから次々と謎の連続殺人事件が発生する。
クサビは事件を追う内に、20年前の伝説的事件「シルバー事件」の犯人、ウエハラカムイに行き当たる。
はたしてカムイとは何者なのか、「シルバー事件」とは何だったのか。
幾多の事件は「シルバー事件」へと回帰する。
『シルバー事件』キャラクター
しかしある日,外傷のない女性の死体が,大量の血痕が飛散したタワーマンションの一室で発見されたことをきっかけに,異常な事件が次々と発生していく。
ゲームでは,「凶悪犯罪課」「地域調整課」そして元ジャーナリスト「モリシマトキオ」それぞれの視点から描いた,「-Correctness-」「-Matchmaker-」「-Placebo-」という3つのストーリーが展開され,25区に隠された秘密に迫っていくことになる。
〈Correctness〉より |
〈Matchmaker〉より |
〈Placebo〉より |
『シルバー事件25区』ストーリー
24区構造をテストサンプルとした理想管理社会「カントウ25区」。
25区内の犯罪因子となりうるものを排除する中央警察組織「凶悪犯罪課」や郵政事業連盟「地域調整課」によって、25区は犯罪や差別のない、理想的な社会が象られていた。
しかし、ある日25区の中心ともいえるベイサイドタワーランドで、謎の死体が見つかる。
身体に無数の穴をあけ、エレベーター内で立ったまま死んでいたマンション管理人の死体と、損傷のない女性の死体。そして、部屋に飛び散った大量の血痕。
突如起きたこの異常な殺人に、「凶悪犯罪課」、「地域調整課」がそれぞれ動き出す。
『シルバー事件25区』ではこの殺人事件を、
中央警察組織「凶悪犯罪課」の視点で描いた〈Correctness〉
郵政事業連盟「地域調整課」の視点で描いた〈Matchmaker〉
元ジャーナリスト・モリシマトキオの視点で描いた〈Placebo〉
の、3つのストーリーから追っていく。
『シルバー事件25区』キャラクター
主人公
『シルバー事件』でも『シルバー事件25区』でもプレイヤーは凶悪犯罪課の一員として事件の捜査に加わっていく。自ら喋ることはなく、自身についても過去についても、謎の人物となる。
■〈シルバー事件〉
24署の公安特殊部隊に所属し、ウエハラカムイ逃走時に捕獲作戦に参加する。捕獲作戦以降、凶悪犯罪課特別捜査官として24署の面々とカムイを追う。上司にあたるクサビには「デカチン」とニックネームで呼ばれる。
■〈シルバー事件25区〉
25区凶悪犯罪課のひとりとして凶悪犯罪を追っていく。ベイサイドタワーランドでの事件から、シロヤブ、クロヤナギらと捜査をともにする。
モリシマトキオ
本タイトル中の『シルバー事件』、『シルバー事件25区』の両方に関わる大事なキーパーソン。
24区でのウエハラカムイ逃亡当時、フリージャーナリストとして事件を追っていたが、記憶を失ってしまう。
自分が誰なのか、ここはどこなのか、何も分からない状態で目が覚めたのは、25区内の、謎の男が所有した一隻のボートの中だった。
モリシマに、25区での事件を調べるよう次々と依頼をする謎の男。
この男は何者なのか、そして何故自分は記憶を失ったのか−。
記憶を取り戻すためにも、モリシマは謎の男からの依頼を遂行していく。
『Placebo』では、24区と25区、それぞれの裏の顔が、モリシマの手によって語られていく。
追加シナリオ「white out」は,時系列的に言うと,「シルバー事件」から「シルバー事件25区」に続く物語で,「シルバー事件25区」のメインキャラの一人である「シロヤブ」が,凶悪犯罪課に所属するきっかけとなった事件が描かれる。
「black out」は「シルバー事件25区」の全チャプターをクリアすると開放されるシナリオで,その内容は一切明かされていない。
「YUKI」では,新たな登場人物「ユキ」を中心とした物語が展開される。
女子高校生のユキが通学に利用する「雛代駅」では,連続で人身事故が発生していた。ユキはその原因に心当たりがあるのだという。この物語が,「シルバー事件25区」とどのように関わってくるのかは,ゲーム内で確認してほしい。
そして,今回明らかにされた4つめの追加シナリオ「UTSUTSU」は,モリシマトキオの物語となる。かつて24区で起きた一連の事件を深く知る男が,自身による“24区の総括”を,ある人物に送付する。
シルバー事件やウエハラカムイをモリシマトキオがどう総括するのか,そして総括を送る人物は何者なのか,内容が気になるところだ。
追加要素
既に熱烈なファンを多数もつ『シルバー事件』シリーズ。
『シルバー2425』は、リメイクにあたっての高画質化や、システムのブラッシュアップなどが行われているだけでなく、『シルバー2425』独自の要素として、4つの「新規シナリオ」が追加される。
■追加シナリオ〈white out〉
時系列的に『シルバー事件』と『シルバー事件25区』の間の物語。25区のメインの1人であるシロヤブが、凶悪犯罪課に所属するキッカケとなった事件が描かれる。
■追加シナリオ〈black out〉
『シルバー事件25区』に収録されたすべてのチャプターをクリアすることでアンロックされるシナリオ。気になる内容については、是非自分の目で確かめてほしい。
■追加シナリオ〈UTSUTSU〉
「シルバー事件」とは何だったのか?その容疑者「ウエハラカムイ」とは何者だったのか?フリージャーナリスト・モリシマトキオは、自身による"24区の総括"をある人物に送る―。
■追加シナリオ〈YUKI〉
現代を舞台とした、新たな登場人物「ユキ」の物語。女子高生であるユキが通学に使用する雛代駅では、ここのところ連続で人身事故が発生している。そして、ユキにはその原因に心当りがあった。
〈white out〉内のイベントシーン
覆面の謎の男。佇まいから不気味な様子が伺える。シロヤブと、どう関わるのか。 〈YUKI〉内のイベントシーン
通勤時間の女子高生という日常の横に、目を惹く異様な人物。その正体とは。
「シルバー2425」公式サイト
- 関連タイトル:
シルバー2425
- この記事のURL:
©GRASSHOPPER MANUFACTURE INC. All Rights Reserved.
Licensed to ACTIVE GAMING MEDIA Inc.,
Published by Nippon Ichi Software, Inc.