連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第498回「ウソから出たマコトのバイカーGang Beasts」
2020年4月10日,マフィア梶田も出演させていただいた「海辺の映画館―キネマの玉手箱」の監督である大林宣彦氏が肺がんのため亡くなりました。本来であれば映画の公開日であったはずの4月10日。新型コロナウイルスの影響で公開延期となった挙句,この日を大きな悲しみで迎えることになってしまったことがとても悔しく,やり切れません。
4月10日19時23分、大林宣彦監督がご逝去されました。
— 海辺の映画館ーキネマの玉手箱 (@umibenoeigakan) April 10, 2020
映画を心から愛し、そして撮り続けた大林宣彦監督。
謹んでご冥福をお祈りします。https://t.co/fklHiZi8Wd
末期の肺がんによって余命宣告を受けていた大林監督が,気力を振り絞って完成させた「海辺の映画館―キネマの玉手箱」。他でもない監督自身が,どれだけ公開日と観客の反応を心待ちにしていたか……想像するだけで,悔しくて涙が出てきます。
役者としては未熟もいいところである自分に対して「次の作品も一緒にやりましょう」と声をかけていただいた時の晴れやかな笑顔は,今でもハッキリと思い出せます。その約束を今生では叶えられなくなりましたが,もしも死後の世界というものが存在するのであれば,いつか再会した時に失望されないよう,精進したいと思います。
「ウソから出たマコト ハッピーエンド」。監督の訃報を知ってから,映画の象徴的なテーマであるこのフレーズが頭から離れません。いつかマコトのハッピーエンドを迎えられることを信じて,俺も大林監督のように生涯をかけて幸せなウソをついていけるでしょうか。そうありたいと,願っています。
……どうしても書いておきたかったので,湿っぽいお話に付き合わせてしまい申し訳ありません。俺はまだハッピーエンドを迎えるには働きが足りていませんから。通常営業に戻りますかね!
「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」公式サイト
「RADIO 4Gamer Tap(仮)」の第140回では,Steamで配信中の「Gang Beasts」(PC / PS4)を特集。前回に引き続き,新型コロナウイルスへの感染拡大防止に最大限の配慮をしつつ,身内だけで楽しんできました。
なんだかフニャフニャの人形がワチャワチャと掴み合いをする妙なゲームなんですが,すっげぇ盛り上がるんですよコレが。とにかく敵をステージから落とせば勝ちという,極めてシンプルなゲーム性なんですが,操作しているキャラクターが子供の喧嘩みたいな格好で揉み合いをしているのを見ているだけで笑いが込み上げてきます。ひと笑いしたい時にぜひ観てください!
「Gang Beasts」公式サイト
この場を借りて,皆様にご報告があります。マフィア梶田,ついに大型自動二輪免許を取得しました。……というか,正確には「取得していました」ですかね。
というのも,実は日本中がコロナショックに陥る少し前に,これまで教習所を2回ドロップアウトしているマフィア梶田は,3度目の正直となる教習所通いを密かにしておりまして。少し無理をしてハイペースに教習をこなしていった甲斐もあり,スムーズに免許をゲットできたんですよね。それを,なぜ今まで伏せていたのかというと……バイクを手に入れてからドドーンと皆様に発表したかったんですよ!
ところがです。間が悪いことに,その直後から世界中でコロナの脅威が本格化しまして。俺自身もてんやわんやで,バイクどころじゃなくなってしまいました。完全に発表のタイミングを逃しつつ悶々としていたわけですが……さらなる追い打ちとして,ただでさえカスタムに手のかかるバイクがパーツ配送の遅れによって納車時期未定になるという有様。
まぁ,今は誰しもが不要不急の外出自粛を徹底すべき世の中なので,納車が先延ばしになったことについては運命というか……どうせ早く手元に来ていたとしても乗れないから,待つことには納得しているんですけれども。
https://t.co/p5NgDgCW7k #GOHOマフィア pic.twitter.com/UPPbzonZKS
— マフィア梶田 (@mafia_kajita) February 6, 2020
ただ,げに恐ろしきはその場の勢いですね。実は俺,免許取得の直後からバイクを2台買う契約を進めていたんですよ。それというのも,ファーストバイクに決めたのが映画「イージーライダー」からモロに影響を受けたいわゆる“チョッパー”でして。リジッド(※リアサスペンションの無いフレーム構造。クソ硬い)で,エンジンはS&S製ショベルヘッド(※1957〜1983年のハーレーに搭載されていたエンジンのレプリカ)という,とてもじゃないですが普段乗りに適さないバイクだったんです。周囲の先輩バイカーからは「ホントに乗り心地が最悪だからやめた方がいい」とさんざん忠告を受けたんですが,憧れは止められねぇんだ。((C)メイドインアビス)
もちろん,トラブルは承知のうえというか,むしろ「故障を直していく」ことも含めて楽しみたいという気持ちがあってのことです。昔から何かを分解したり組み立てたりという行為が嫌いじゃなかったので,それも含めて映画に出てくるような旧いバイクに憧れていたんですよね。
とはいえ,ショベルリジッドのチョッパーは下手をすると乗っている時間よりも修理している時間の方が長くなるのは容易に想像できるので,早いウチに気軽に乗ることができるセカンドバイクが1台欲しいと思ったんです。じゃあ「いつか買うなら今買っても同じだよね!」……ってことで。2013年式のハーレー・ダビッドソン「ロードキング」をチョイスしました。
長距離走行に適したツアラーなのでチョッパーとは違って荷物もたくさん積めますし,高速走行での安定感も抜群。ただ,このくらいのエイプバーだと俺の身長では普通に見えてしまうので,後々はもっとインチアップしたいなと考えています。せっかくのロードキングなので,海外ドラマ「サン・オブ・アナーキー」に登場する「マヤンズ」のようなチカーノスタイルを目指してもいいかもしれませんね。
……とまぁ,ここまで語っておきながら,外出自粛のためにほとんど乗ってやれないわけで。今のところはとにかく磨いてみたり,意味もなく分解して構造を調べてみたりと,プラモデルみたいな楽しみ方しかできないんですけれども。それはそれで,いつか気兼ねなくコイツを乗り回せる世界がやってくることを楽しみに待とうと,ポジティブに考えています。
とにかく昔からバイカーみたいなファッションをしていたせいで,どこに行ってもバイク乗りだと勘違いされてきたマフィア梶田。見た目に反して「実は二輪免許を持ってない」という芸風はできなくなりましたが,これからもよろしくお願いします!
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