プレイレポート
何回死んでも“あと1回”が止まらない「ダンジョンメーカー」のプレイレポートを掲載
「ダンジョンメーカー」ダウンロードページ
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めざとい4Gamer読者には説明不要かもしれないが,ゲームの配信後からSNSを通じて注目度が高まり,App StoreとGoogle Playの両ストアにおける有料アプリのダウンロードランキングで1位(※2018年6月8日18:00時点)を獲得していることからも,その人気がうかがえる。
そこで本稿では,ダンジョンメーカーのプレイインプレッションをお届けしよう。低価格とはいえ,有料アプリという点で購入を見送っている人への参考となれば幸いだ。
運命カードを選んだ先にあるのは……?
ゲームを開始すると,まずはダンジョンの主となる「魔王」を選ぶことになる。魔王はいわゆるモンスター娘と呼ばれるような容姿となっており,それぞれユニークな特殊能力を持っているが,基本的に見た目の好みで選んで問題ないだろう。
初期に選べる魔王は「リリス」と「エリザベス」だが,プレイを進めるか,アプリ内課金を利用することで,最大7人から魔王を選べるようになる。
ゲームの目的は,魔王が最奥に鎮座するダンジョン内に配下のモンスターや罠をして,1日でも長く生き延びること。魔王のHPが尽きてしまうとゲームオーバーを迎える。
1日のできごとは,プレイヤーの選んだ運命のカードに左右され,勇士がダンジョンに攻めてきたり,商人と取引できたり,イベントが発生したりする。翌日に選べるカードの候補は上に位置する3枚となるので,目当てのカードを意識しつつ,カードを選んでいこう。
思いどおりにいかないから楽しい!
ダンジョンに侵入してきた勇士は,各エリアを移動しながら,魔王が鎮座する最奥を目指してくる。それを妨害するように配下のモンスターや,罠を設置することが重要なのだが,プレイ中に獲得するモンスターや罠は,大部分がランダム要素で占められている。
魔王もただ奥でぼうっと立っているだけではなく,溜まった“マナ”を消費して固有のスキルを発動し,援護攻撃を繰り出したり,配下を支援したりできる。ただし,ゲームの進行に応じて強力な勇士が出現し,魔王単体ではとても太刀打ちできなくなるので,ダンジョン運営に頭を悩ませることになる。
モンスター娘は大体強い
合成で強力な配下を手に入れよう
モンスターの強さは大部分がレアリティによるが,とくに特定のモンスターを組み合わせて強力なモンスターを生み出せる特殊合成が,強力な配下の獲得手段となっている。
不要となったモンスターは,魔王の生贄に捧げて魔王の強化に使えるほか,2体を組み合わせて上位のモンスターを生み出す合成(特殊合成とは違い,どのモンスターが生まれるかはランダム)という使い道がある。
戦うだけの毎日ではない
より賢くダンジョンを運営するには
侵入しにきた勇士を撃退する日々を送るのも一興だが,イベントや商人との取引もダンジョン運営において重要となる。
ボスや精鋭勇士との戦闘に勝利すると,通常の戦闘よりも大きな報酬を獲得できる。永続的な効果がある「遺物」が手に入り,ダンジョン運営が有利になるのだ。遺物はイベントでも入手機会があるが,確実なのは,ボスや精鋭勇士との戦いに勝つか,お宝のカード(けっこうレア)を選ぶくらいしかない。
ゲームオーバーが魔王を強くする
魔王のHPが尽きてしまってゲームオーバーを迎えると,これまで積み重ねたものはすべて塵となってしまう。ただしリザルト結果によって,魔王は転生し,次回プレイ時に適用されるさまざまなボーナスが発生する。ゲームオーバーごとに行われるので,“あと1回”のプレイが止まらないのだ。
ゲームオーバー後に獲得できるジュエルは,魔界ショップの利用に必要なゲーム内通貨だ。いわゆる無料ガチャを引いて,新たな魔王のアンロックのほか,強くてニューゲームにつながる特典をランダムで手にすることができる。魔界ショップでは,課金システムを使って一部の特典を開放することも可能だ。
また,魔王のレベル(ダンジョン運営が進行中のレベルとは異なる)が上昇し,到達したレベルに応じて新たなスキルを習得していく。実績が解除されてジュエルも手に入るので,すべての魔王を育て上げるのもやり込み甲斐があるだろう。
中毒性の高いゲームで
ダウンロード価格もお手頃
ゲームオーバーによって転生を繰り返し,強化された魔王とプレイヤー自身の知識を持ってしても,長い日数を生き延びることは難しい。勇士にやられてしまっても,周回プレイ特典が「今度こそうまくやる!」というプレイモチベーションを刺激し,怖いほどプレイのやめどきが見つからない。
登場するキャラクターのグラフィックスも作りが細かく,それらはゲーム図鑑をとおして確認できる。各キャラのパラメータやスキルも記載されるので,攻略のためにコンプリートを目指し,研究するのも面白い。
ゲームのインプレッションは以上となる。価格に相応しくないボリュームで遊び応えがあるタイトルなのがお分かりだろうか。実際にプレイしてみると,注目を集めたワケも見えてくるはずである。本作の購入を悩んでいる人は,この記事をぜひ良き検討材料にしてほしい。