プレイレポート
「スーパー マリオパーティ」はNintendo Switchならではの遊び方が満載。楽しさを気軽におすそわけできる“遊びの宝箱”だ
1998年12月にNINTENDO64用ソフトとして登場した1作目以降,双六やミニゲームで楽しめるパーティーゲームとして親しまれてきた「マリオパーティ」シリーズ。その最新作となる本作は,シリーズ初となるオンライン専用モードや,Switchを2台つないで遊ぶモードなど,新しい要素がふんだんに詰め込まれた内容となっている。
今回,発売に先駆けて開発版をプレイすることができたので,新要素を中心にゲームモードやオススメの遊び方などを紹介していこう。
「スーパー マリオパーティ」公式サイト
定番の双六モード「マリオパーティ」に
2対2のチーム戦が登場!
「スーパー マリオパーティ」には,これまでのシリーズになかった新しいゲームモードが多数用意されている。
遊べるゲームモードは全8種類。おなじみの双六ゲーム「マリオパーティ」にはチーム戦用の「マリオパーティ 2on2」モードが追加され,人気の「ミニゲームモード」では80種類の新作ゲームが楽しめる。
今作では新要素として,仲間と一緒にジャングルを探検する「リバーサバイバル」のほか,ビートにあわせてさまざまなアクションに挑戦する「なりきりビート」,オンラインでつながっているフレンドや世界中のプレイヤーと対戦ができる「オンラインアスロン」,Switch本体を2台使って遊べる「トイパーティ」などが追加された。
いずれのゲームも最大4人でプレイできる。友達や家族とわいわい盛り上がれるゲームが多いが,一人でとことん遊べる「チャレンジロード」も搭載されており,とにかくやり込み度が高く,飽きずに楽しめる。
まず,タイトルにもなっている「マリオパーティ」では,遺跡や鉱山,フルーツの島など,ユニークなマップがそろっている。キャラクターを選び,サイコロを振って,マップ上を進んでスターのマスを目指す。1ターン終わるごとにミニゲームが始まり,その結果でコインをゲットすることが可能だ。
新登場の「2on2」は,ルールが少し異なる。まず,サイコロはチームメイト2人が一緒に振り,合計した数だけ,それぞれ好きな方向に進むことができる。1人がコインを集めている間,もう1人はスター集めに専念するというのも可能だ。ちなみに一人プレイの場合は,コンピュータが操作するキャラクターが仲間になってくれる。
パーティープレイにおすすめの新モード
「リバーサバイバル」と「なりきりビート」
次に,新たに登場した2つのモード「リバーサバイバル」と「なりきりビート」を紹介しよう。
「リバーサバイバル」は,ジャングルの川をゴムボートでチームメイトとともに進んでいく。川はかなりの急流で,途中には様々な障害物などが立ちはだかっている。チームメイトと協力してオールを漕ぎ,ミニゲームをこなして制限時間を増やしていくという,なかなかスリルのあるゲームとなっている。
「なりきりビート」は,音楽に合わせてポーズを決めたり,腕を振ったりと,画面の指示に従ってさまざまなパフォーマンスを披露するという,Joy-Conの性能をフルに生かしたゲームモードだ。1回のステージはそんなに長くないので,リズムゲームが苦手な人でも,気楽に遊べるのが嬉しい。身体を動かせるので,ストレス発散にもオススメだ。
何度も遊びたくなる80種類のミニゲーム!
そして“本作ならではのお楽しみ”が詰まっているのが,80種類あるミニゲームだ。ミニといっても,それぞれ遊びごたえは十分。反射能力を求められるゲームや,思考力が鍛えられそうなゲーム,連打命のゲームなど,とにかくバラエティに富んでいて飽きることがない。
ただし最初からすべてのミニゲームを遊べるわけではなく,ほかのゲームモードをプレイすることで徐々に開放されていく。これまで紹介したモードをそれぞれ楽しみながら,選択できるミニゲームを増やしていこう。
各ゲーム1分前後で終わるため,気軽にさくっとゲームを遊びたいというときにもオススメだ。それぞれ個性的で違う面白さがあってなかなか選び難いが,筆者のお気に入りゲームをいくつかご紹介しよう。
なお,80種類のミニゲームをすべてプレイすると,“とっておき”のことが起きるらしい。それが何かは,実際に遊んでぜひ確かめてみてほしい。
また,新要素の「オンラインアスロン」は,5種類のミニゲームをほかのプレイヤーと対戦するというオンライン専用のモードだ。世界中のプレイヤーと戦えるほか,友達同士でのんびりと楽しむことも可能だ。
Switchを2台を使った新たな遊び方「トイパーティ」
「スーパー マリオパーティ」の遊び方はこれだけではない。それが,本体とソフトの2セットを使用して,Switchならではの新たな遊び方が楽しめる「トイパーティ」だ。
トイパーティで遊べるゲームは4種類,「トイベースボール」「ドッカン戦車デラックス」「ブロックパズル」「バナならべ」だ。いずれもタイトルを見ただけでも楽しそうだが,これらすべてが2台対応のゲームとなっている。
2台での遊び方はゲームごとに異なっており,例えば「トイベースボール」なら画面が攻守それぞれの視点となり,「ドッカン戦車デラックス」なら画面をつなげたマップで対戦できるといったように,本体の使い方もユニークなものとなっている。
トイパーティはローカル通信で遊べるので,インターネット環境は不要だ。ぜひ,友達とSwitchを持ち寄って,2台をつないで遊ぶ面白さを体感してみてほしい。
遊んで踊って考えて! 1人でもみんなでも楽しい
「スーパー マリオパーティ」
今回プレイしてみて,気に入ったミニゲームを1人でやり込む楽しさも格別だし,大人数で遊ぶほど盛り上がることは間違いないと感じた。
一度で遊べるのは最大4人だが,「マリオパーティ」以外は1ゲームが短いので,大人数でもどんどん交代して楽しめるところが魅力だ。Switchの持つモバイル性を生かして,外出先で遊ぶのにも向いている。12月1日には,ソフトとJoy-Conのネオンピンク/ネオンイエローがセットになった「スーパー マリオパーティ 4人で遊べる Joy-Conセット」が数量限定で発売されるので,こちらで4人プレイの環境を整えるのもいいだろう。
さまざまな遊び方のゲームがぎっしり詰まっていて,それを気軽に“おすそわけ”できる本作は,まさに“遊びの宝箱”と呼べる作品だ。
「スーパー マリオパーティ」公式サイト
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