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「タイニーメタル 虚構の帝国」,開発チームとDELiGHTWORKS INDIESのパートナーシップを語る「The DWI and its big plans!」ステージイベントレポート
DELiGHTWORKS INDIES(ディライトワークス インディーズ,以下DWI)は,「Fate/Grand Order」(iOS / Android)で知られるディライトワークスのレーベルで,インディーズゲームの開発やプロモーションを支援することを目的としている(関連記事)。
ステージでは,同レーベルの第1弾として予定しているシミュレーションゲーム「タイニーメタル」において,DWIと開発元であるAREA35との関わりがどのようなものだったのかが語られた。登壇者は,AREA35の由良浩明氏と,DWIに携わるディライトワークス第3制作部ジェネラルマネージャーの猿渡晴義氏だ。
写真左から,AREA35の由良浩明氏と,ディライトワークス第3制作部ジェネラルマネージャーである猿渡晴義氏 |
「タイニーメタル」の開発は,AREA35が制作したゲームを,DWI側のQA(品質管理)チームがチェックし,様々なアドバイスを行うことにより,クオリティをアップさせてきたとのこと。QAを外部に任せるといった点だが,AREA35の開発チームは,由良氏を含めて4人という少数精鋭体制ということもあり,DWIに洗い出しを任せることにより,開発に集中できるのはありがたいことだった,と由良氏はデベロッパとしてのメリットを述べていた。
また,猿渡氏としては,他者の目が入ることによる客観視の効果もあったと指摘する。少人数開発では,自分たちのゲームを客観視することが難しくなってしまう。特に難度設定においては,自分たちで作ったがゆえにゲームに慣れてしまい,どれくらい難しくすべきかが分からなくなっていくことが多いのだが,「タイニーメタル」では,開発作業に携わらないQAチームがチェックすることにより,こうした事態を避けることができたというわけだ。
改善点の洗い出しと客観視,どちらも少人数のインディーズゲーム開発においては重要なテーマであり,これを任せられるのは大きな利点であるといえるだろう。
DWIのもう一つの業務が,パブリッシングの支援だ。猿渡氏は,インディーズゲームという枠にはめ込むのではなく,「タイニーメタル」というゲームに合わせたプロモーションを,AREA35とDWIが一体になって考えていった,と語る。由良氏も,DWIのスタッフが「タイニーメタル」チームの一員となって考えてもらえたのがうれしかった,と緊密な連携を評価していた。
ステージでは,「タイニーメタル」の新情報も公開された。部隊を指揮する「コマンダー」はそれぞれ「コマンダーパワー」を持っており“ユニットを一定期間強化する”,“ユニットの生産費が安くなる”といった特殊効果を発揮できるという。
由良氏によると,コマンダーは「数え切れないくらい」用意されており,コマンダー自身がユニットに乗り込んで戦うこともできるそうだ。これに加えてロボット「メカ」も登場。足の速い「ブリッツメカ」,装備が充実した「ガラントメカ」,遠距離攻撃ができる「バスターメカ」といったバリエーションも用意されているとのこと。
気になる発売日と価格については現在調整中のようで,こちらは猿渡氏が「凄く近い未来にリリースできる」と述べていた。
また,猿渡氏は最後に「DWIは,ゲーム開発のサポートと支援,国内でのパブリッシングも行いますし,さらには海外でパブリッシングを控えている国内開発チームのサポートもやっていく予定です。興味のある方は気軽にお問い合わせください」と,会場に呼びかけ,トークセッションを締めくくった。
「タイニーメタル 虚構の帝国」公式サイト
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