THQ Nordic，「Gothic」のリメイク版を制作するためスペインにスタジオを設立すると発表

　THQ Nordicは本日（2020年2月19日），2001年に発売された「Gothic」のリメイク版を制作するため，スペインのバルセロナに新たなスタジオを設立すると発表した。

「Gothic Playable Teaser」公式サイト

　2019年12月27日に掲載した記事でお伝えしたように，THQ Nordicは「Gothic」のリメイク版の可能性を探るため，「Gothic Playable Teaser」というゲームをSteamで無料配布していたが，寄せられた多数のプレイヤーからのフィードバックに基づいて制作を決定したという。

　THQ Nordicによれば，18万人を超える人が「Gothic Playable Teaser」を遊び，調査対象となったデータには，4万3000以上のアンケート回答と9000以上のSteamレビュー，そしてソーシャルメディアでの議論が含まれるとのこと。調査結果は「こちら」（pdfファイルが開きます）で確認できるが，フィードバックを返したプレイヤーの94.8％が「Gothic」のリメイクを望んでいたという。

　当初は，長らく「Gothic」シリーズの開発を続けてきたドイツのPiranha Bytesがリメイク版も担当すると思われていたものの，なぜ新スタジオの設立を行うことになったのかは今のところ不明。ともあれ，スタジオ設立後にTHQ Nordicは，「Gothic Playable Teaser」でプレイヤーに好まれたものと，そうでないものについての精査を行うとのこと。例としては，プレイヤーの多くがより現実的な世界を求めたことが挙げられている。

　「Gothic」の発売日は確定していないが，2020年内ではないという。また，対応機種にはPCのほか，「次世代コンシューマ機」が挙げられている。続報を楽しみにしたい。