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「太鼓の達人」の新打面はハイレベルなプレイヤーの期待に応えるかたちで登場。叩き心地を変えずに良質なレスポンスを担保[AEPO2024]
「太鼓の達人」と言えば,アミューズメント施設やゲームセンターに設置されている老若男女問わず人気の体感音楽ゲームだ。オリジナルから流行のJ-POPまで多数の楽曲を収録しており,プレイヤー層も幅広く分布している。
今回新しく採用された新打面だが,驚くことに23年前の稼働開始以来,初めての新採用になるという。ブースにいた担当者に話を聞くと,昨今はハイレベルなプレイヤーが多く,とくに大会などで高精度が求められるようになり,そんなプレイヤーの期待に応えたいという想いで採用が決まったという。
新打面の大きな特徴は3つ。1つめは壊れにくく,良い状態が長期間持続する新素材の「MDFパッド・リム」を採用したことになる。「MDFパッド・リム」は均一性があり,壊れにくく,崩れにくい素材とのことで,良質なレスポンスが担保されるそうだ。
2つめは冬などの乾燥する季節に発生しやすい静電気対策だ。以前よりプレイヤーから静電気の影響で誤入力が起こってしまうとの声が挙がっていたそうで,新打面には静電気を逃がすアース線が仕込まれているという。
3つめが打面の高さを調整するワッシャーの追加となる。こちらは高さ調整を0.2mmからできるようにしたそうで,これまで以上に細かい調整が可能となった。
そして何より気になる新打面のプレイフィールだが,叩き心地については従来のものからできる限り変わらないようにしているという。ロケーションによって叩き心地が異なるとプレイヤーのパフォーマンス低下にもつながりかねないため,これは納得の調整と言えそうだ。
今回のプレイアブル出展では,1Pと2Pのいずれかが新打面に変更されていたが,これも変更したという先入観を与えずにテストをしたかったためだという。なお,どちらが新打面だったかは,12月8日の公式生放送で明らかになる。
新打面は現在開発中で,さらに開発を進め,2025年秋頃から順次市場に導入する予定とのこと。プレイヤーのパフォーマンスを支えるデバイスの進化にこれからも期待したい。
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