プレイレポート
「アサシン クリード ヴァルハラ」ハンズオンレポート&プレイムービー。ヴァイキング時代を舞台に“暗殺者”が新境地を切り開く
ヴァイキングによる9世紀のイングランド侵攻を再現
本作のストーリーは,ヴァイキング時代の中で最も激動の時期だった,9世紀のノルウェーからイングランドへの侵攻を背景としている。当時のイングランドは7か国に分かれており,戦争が絶えず荒廃していた。主人公のエイヴォルはヴァイキング一族の首領で,イングランドを新たな定住地とするべく戦ったり,あるいは貿易商や外交官として立ち回ったりして,この地で同盟を結んでいく。同盟を結ぶことにより,エイヴォルは新たな仲間と出会っていくが,同時に厳しい選択を迫られる可能性もある。
今回のデモの舞台は,盗賊やヴァイキングが闊歩するイングランドのイースト・アングリア地域。エイヴォルは荒廃したこの地域に新たな国を建て,地域に平和を取り戻すことで,この地の一族と新たな同盟を築こうとしている。
バトルではヴァイキングの戦い方が再現され,例えば斧と盾というオーソドックスな組み合わせでも,右手と左手のどちらに斧を持つかでアクションが変わる。右手に斧を持つ場合は斧で斬りつけ,左手の盾でガードができる。一方,左手に斧を持つと,右手に持った盾でも攻撃できるようになる代わりに,ガードができなくなる。武器はスキル「Dual Swap」を使うと持ち替え可能で,雑兵相手なら斧と盾双方で攻め,ネームドの強敵が来たら盾を構えた防御スタイルで戦うといった切り替えが可能だ。
また二刀流も選択できる。この場合,両手それぞれに持った2つの武器の組み合わせに応じて相乗効果が異なるため,武器の選択も重要となる。
加えて,一部の敵は連携したり,環境を利用したりしながらエイヴォルを攻撃してくる。したがって新たな敵と遭遇したら,どうすれば倒せるか考えなければならない。
エイヴォルは「アサシン クリード」シリーズの主人公なので,ステルスアクションやヒドゥンブレードによる暗殺,パルクールによる壁面や屋根などを使った自由自在な移動も可能だ。またカラスを使った目標地点のチェックや,馬や船を使った移動もできる。
また往年のシリーズと同じように,エイヴォルはプレイヤーごとのスタイルに合わせてアビリティやスキルを習得していける。
その一方で,本作は「アサシン クリード オリジンズ」や「アサシン クリード オデッセイ」と異なり,体力が自動回復しないため,回復アイテムを使う必要が生じる。回復アイテムはフィールド上に配置されているベリーなどの食料だ。なお回復アイテムは直接体力を回復するタイプと,ストックして任意のタイミングで使うタイプの2種類があり,後者は所持数に上限が存在する。
仲間とともに集団で敵地に乗り込む「襲撃」と「強襲」
新コンテンツの「襲撃」は,本作における大きなヴァイキング要素の1つだ。このコンテンツは仲間のNPCを呼び出して船や馬,あるいは徒歩で敵地に乗り込み,襲撃・強奪するというもの。また襲撃中は,倒れた仲間のそばでボタンを長押しすることで助け起こすことができる。
さらに襲撃の中でも「強襲」は,要塞化された軍事施設を大型兵器などを駆使して突破し,配備されている敵部隊を制圧していくコンテンツである。
今回のデモでは,破城槌を使って防壁や城門を突破し,ボス討伐を目指す強襲を体験できた。防壁や城門の前には,多数の敵兵が配備されているほか,城門の上部から油を注いだのち,火矢を放って破城槌の進行を妨害してくるギミックがある。エイヴォルは破城槌を仲間に任せ,サポートに回って敵を撃破することも可能だ。ただしサポートに回ると城門の突破にかなりの時間がかかるというデメリットもあるため,どちらを取るかは難しいところ。
最終的に筆者は,強敵を最優先で片付け,さらに雑兵を少し倒してから破城槌の進行に加わることにした。……とサラッと書いているが,強敵はやたら強いうえに雑兵と連携して襲ってくるため,筆者の腕ではなかなか勝てず何度も倒されてしまった。結局,強敵がこちらに気づく前に弓矢で狙撃してダメージを与え,そのまま射殺す,あるいは体力が低くなったタイミングで1対1に持ち込んで倒すことで何とか勝利を収めた。
そのほか本作には,フィールド上に用意された無数のクエストや伝説の動物とのバトル,酒飲み対決,ラップバトル,石のパズル,そしてシリーズではおなじみのアニムスがらみのコンテンツなどが存在する。
また今回のデモには実装されていなかったが,ゲーム本編には,設置した「定住地」に仲間を住まわせて繁栄させていくコンテンツもある。このコンテンツでは,エイヴォルのヘアスタイルやタトゥーの変更などができるとのこと。
「アサシン クリード オリジンズ」からの流れを踏襲しつつ,ヴァイキング時代という新たな境地にチャレンジした本作。一撃必殺の暗殺要素が復活し,かつての「アサシン クリード」らしさが戻った一方で,ヴァイキングらしい勇猛果敢なアクションも使い分けられるという新鮮な仕上がりとなった。イベントの開催中止などにより,発売前のゲームをプレイできる機会が減っている昨今だが,もしチャンスがあればこの新しい「アサシン クリード」に触れてみてほしい。
「アサシン クリード ヴァルハラ」公式サイト
- 関連タイトル:
アサシン クリード ヴァルハラ
- 関連タイトル:
アサシン クリード ヴァルハラ
- 関連タイトル:
アサシン クリード ヴァルハラ
- 関連タイトル:
アサシン クリード ヴァルハラ
- 関連タイトル:
アサシン クリード ヴァルハラ
- この記事のURL:
キーワード
(C)2020 Ubisoft Entertainment.All Rights Reserved.Assassin’s Creed, Ubisoft, and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.
(C)2020 Ubisoft Entertainment.All Rights Reserved.Assassin’s Creed, Ubisoft, and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.
(C)2020 Ubisoft Entertainment.All Rights Reserved.Assassin’s Creed, Ubisoft, and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.
(C)2020 Ubisoft Entertainment.All Rights Reserved.Assassin’s Creed, Ubisoft, and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.
(C)2020 Ubisoft Entertainment.All Rights Reserved.Assassin’s Creed, Ubisoft, and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.