「Warhammer 40,000: Darktide」について，開発元のCEOがオープンレター公開。今後はパフォーマンス向上やゲームシステムの改善に注力

　2022年12月に発売されて以来，厳しい評価が続くFatsharkのPC向けアクション「Warhammer 40,000: Darktide」について，同社のCEOを務めるマルティン・ワールンド（Martin Wahlund）氏がオープンレターを公開した。

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— Warhammer 40K: Darktide (@Darktide40K) January 24, 2023

　「Warhammer 40,000: Darktide」は，インペリアムの巨大都市テルティウムの地下に広がる「ハイヴ」を舞台にした作品だ。カオスのカルト教団が人々をゾンビのようなクリーチャー「ナーグル」に変える病原菌をまき散らしたことで都市機能が崩壊し，混乱に陥る中，プレイヤーは，状況を打破するために招集された民兵組織「ガウンツ・ゴースト」のはぐれ者（Rejects）の1人として，さまざまなミッションに挑むことになる。最大4人のプレイヤーが参加できるCo-opがメインで，押し寄せる敵の大軍を撃退する，ノリの良いアクションが楽しめる。


　ファンの評価が高かった「Warhammer: End Times - Vermintide」（2015年）および，「Warhammer: Vermintide 2」（2018年）の後継作品としてリリースされた本作だが，ローンチ当初からSteamのストアページのレビューでは低い評価が目立ち，現時点では「やや不評」になっている。
　世界観や基本的なゲームプレイは良いが，「ミッションで新しいアイテムを手に入れて次につなげていく」というループが機能しておらず，β時点のフィードバックもあまり取り入れられていなかいといった指摘が多いようだ。
　オープンレターでは，Fatsharkは今後，開発と運営の立て直しを図り，より良いゲームへ仕上げて行くことを宣言する形で，Xbox版やプレミアムアイテムのリリースを延期したうえで，ゲームシステムやパフォーマンスの改善を行っていくと述べている。オープンレターを翻訳したので，興味のあるプレイヤーは目を通してほしい。

「Warhammer 40,000: Darktide」公式サイト

　私たちは，数百万人が楽しめるゲームを提供する Fatshark の能力に大きな誇りを持っていました。これこそが，「Warhammer 40,000: Darktide 」で私たちが目指していたことであり，何時間ではなく，何週間もプレイし続けられるレベルの深さを備えた，非常に魅力的で安定したゲームを作成することです。

　ですが，私たちはその期待に応えることができませんでした。

　今後数か月間，多くの皆様から寄せられたフィードバックに対応することに専念します。特に，完成されたクラフトシステムと，やり甲斐のあるプログレッションループを提供することに重点を置き，ゲームの安定性とパフォーマンスの最適化に引き続き取り組んでいきます。これは，期間限定コンテンツの展開と，Xbox Series X|S 向けの発売を遅らせることも意味します。また，プレミアムコスメティックのリリースも一時停止します。本作についての多くのフィードバックに我々が対処できていないことを認めざるを得ず，今はその道を進むことができません。

　数々のフィードバックをお寄せいただき，ありがとうございます。本当に感謝しています。これまでも，そしてこれからも，私たちが愛するゲームの作成に貢献し続けます。

マルティン・ワールンド・Fatshark共同創業者件CEO