「Wiz外伝 五つの試練」が1周年。シナリオエディタの開発状況，2023年3月配信のDLC“戦闘の監獄”，アップデート情報も公開

　イードは本日（2022年12月23日），PCゲーム「ウィザードリィ外伝 五つの試練」の1周年をアナウンスすると同時に，シナリオエディタの開発状況をはじめ，2023年3月配信のDLC第1弾“戦闘の監獄”，近日配信のアップデート情報などを公開した。


　本作のステータスは現状“早期アクセス”であるが，今回の1周年までに販売本数は2.5万本を達成したとのこと。
　今後控えるDLCや正式版，それ以降に予定しているコンソール版を含めて，2023年も引き続き開発を進めていくとしている。

　なお，Steamで開催中の冬のセールでは15％オフで販売中だ。



　2022年内の提供が告知されていた「シナリオエディタ」に関しては，2023年Q2（7月〜9月）に延期するとのこと。こちらの開発自体は終盤になっており，最低限の機能はそう遠くないうちに稼働させられるとして，2023年の初頭にはテスト環境を用意するという。

　また，追加シナリオダウンロードコンテンツの第1弾「戦闘の監獄」が，2023年3月に発売されることが決定した。本DLCは2005年発売の「ウィザードリィ・外伝 戦闘の監獄」の移植で，内容の一部変更や新要素の追加が行われるとのこと。一点，注記としては。

　本作のDLCに関しては苦渋の決断ながら、大半のものは一般的なSteam作品のものに比べ高額となる予定です。これは今後の『五つの試練』開発を末永く行い、そして将来的に皆様が望むDLCやコンテンツを可能な範囲で提供できるよう進めるためにも必要なことであると考えております。

　としており，公式のお気持ちにファンの意気が試されるところか。

　このほかアップデートとして「オートマップにアイコンを配置する機能」「各種調整や不具合修正などβ版の安定化対応」「Steam Deckでプレイ時の改善」などを近日適用するとしている。

「ウィザードリィ外伝 五つの試練」公式サイト

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株式会社イード（本社：東京都中野区、代表取締役：宮川 洋、以下 イード）は、当社の運営するゲームメディア「Game＊Spark」のブランド「Game＊Spark Publishing」にて早期アクセス版の配信を開始した、Windows向け3DダンジョンRPG『ウィザードリィ外伝 五つの試練』について、1周年を記念したアナウンスを行いました。

同作は、多くのファンを持つRPG『ウィザードリィ』シリーズの完全に独立した外伝作品のひとつであり、2006年に発売された作品の大幅なバージョンアップ版です。

祝・1周年！ファンの皆様の応援に感謝を

この度、『ウィザードリィ外伝 五つの試練』はファンの皆様の応援に支えられ、無事、早期アクセス一周年を迎えることができました。誠に感謝いたします。

同作の販売数についても、計2.5万本を達成し、今後控えるDLCや正式版、そして正式版以降に予定中のコンソール版を含め、より多くのユーザー様に楽しんでいただけるよう、来年も開発を進めてまいります。

Steamウインター/ホリデーセール実施中！

Steamでは、年最大のセールとなるウインター/ホリデーセールが日本時間2023年1月6日午前3時まで実施されています。『ウィザードリィ外伝 五つの試練』も15％オフのセールを実施中です。ぜひこの機会にお買い求めください！

Webエディタ開発状況についてのお知らせ

ユーザーの皆さまを大変おまたせしており誠に申し訳ございません。開発中のシナリオエディタに関しての続報をお伝えいたします。

シナリオエディタについては当初2022年内のサービス開始を告知しておりましたが、開発状況などを鑑み、より安定した状態で皆様にお届けできるよう、2023年のQ2のサービス開始に延期させていただきます。お詫び申し上げます。

一方で、開発自体は基本的な機能の実装と、ゲーム本体との最低限の連携の仕組みの開発が終盤になっており、最低限の機能についてはそう遠くないうちに稼働させられるため、2023年の初頭より、クローズドアルファを実施する運びとなりました。

これはいままでの2006年版におけるシナリオ開発者の皆様の一部を対象に実施させていただくものです。実装された機能に問題がないか、また使い勝手のさらなる改善などについてのフィードバックを得て、その後実施予定のオープンベータで多くのユーザーの皆様により洗練された状態でエディタをお届けすることが目的となっております。

対象となるユーザー様については年明けより順次メールをお送りさせて頂く予定です。

なお、今回のアナウンスにあわせて開発中のエディタの一部をお見せいたします。一部の追加項目、細かな修正、メッセージ仕様の英語版を前提とした一部変更、テストプレイ関連を除き、基本的にはシナリオ制作に必要な項目における2006年版エディタからの大きな仕様の変更はありません。これはあくまで本作の本体そのものが2006年版をベースにしたものであることも大きく、ご了承いただければと思います。


一方で、速度面では一般的な回線状況下であれば2006年版エディタより快適な動作が見込めるケースが大半です。またUI項目の再編を行っており、現在編集中ではない迷宮のフロア図もグラフィカルに確認することができます。

DLC追加シナリオ「戦闘の監獄」2023年3月発売決定！

以前告知させていただきました追加シナリオダウンロードコンテンツに関してですが、第一弾として追加シナリオ「戦闘の監獄」を2023年3月に発売させていただくことを発表いたします。

『五つの試練』の前身となった『ウィザードリィ・外伝 戦闘の監獄』は2005年に単体のゲームとして発売され、後にPS2やiOSなどにも移植された作品です。同じ冒険者達で挑むことができる複数のダンジョンを舞台にした、大ボリュームの冒険が展開します。冒険者たちが手に入れるアイテムにはランダムな魔法効果が付与され、より近代的なトレジャーハンティング体験も行えます。また、迷宮内には階層ごとに「ミニマップ」を常時表示する仕組みも用意されており、十分な探索を行った後はマッピング呪文の利用は最小限で済むよう設定されています。

今回のDLC追加シナリオ「戦闘の監獄」は、同作をSteam版『五つの試練』上へと移植するものとなりますが、移植に際しては、迷宮内容の一部変更や、さらなる追加コンテンツなども用意し、よりパワーアップした内容をお届けできるよう開発を進めております。

具体的な発売日や価格など、詳しくは続報をお待ちください。

なお、本作のDLCに関しては苦渋の決断ながら、大半のものは一般的なSteam作品のものに比べ高額となる予定です。これは今後の『五つの試練』開発を末永く行い、そして将来的に皆様が望むDLCやコンテンツを可能な範囲で提供できるよう進めるためにも必要なことであると考えております。

一方で我々は『五つの試練』本体をより多くのユーザーが手に取りやすくすることを諦めたわけではなく、2023年内の正式版までには新たなデフォルトシナリオの製作・追加などを含め、新規ユーザーに向けた領域においても複数の改善を予定しています。そういった計画をよりスムーズに、高品質に実現していくためにも、本作のDLC販売についてはご理解と応援の程いただけることを心より願っております。

新アップデート近日配信

近日新たなアップデートを配信する予定です。

今回のアップデートには、
●オートマップにユーザーがアイコンを配置する機能を実装


●各種の調整や様々な不具合修正など、2022年11月より展開していたベータ版へ実装されていた内容の安定版への実装

などが含まれています。

変更の中には先日Valve社より発売された小型PCゲーム機「Steam Deck」などの低解像度環境下においての文字の表示のわずかな改善や、ユーザーポートレートを本来の仕様と異なる解像度で用いた場合での表示改善を含んでいます。

なお、今後の本体アップデートスケジュールについてですが、メイン開発スタッフは一旦、今後のDLC対応の仕組みの実装などを含めたDLC「戦闘の監獄」関連の作業に移行するため、2023年3月頃までは、重篤な不具合の修正と、エディタとの連携機能関連を除き更新を行わない予定です。ご了承下さい。


2023年にはDLCの販売や正式版なども控え、ますますユーザーの皆様に本作を楽しんでいただけますよう努力を進めてまいります。これからも、『ウィザードリィ外伝 五つの試練』をご支援いただけますよう、よろしくお願いいたします。

「ウィザードリィ外伝 五つの試練」公式サイト