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「Marvel's Spider-Man 2」のセールスが1000万本を達成。PS5のハードウェア販売は緩やかに減速すると予想
Q3 FY2023 Consolidated Financial Results(pdfファイルが開きます)
ソニーグループの取締役代表執行役社長およびCOOとCFO,さらにソニー・インタラクティブエンタテインメントの暫定CEOを兼任する十時裕樹氏は,PlayStation 5の世界累計セールスが四半期で820万台,年間では2100万台を記録したと述べた。これにより,PlayStation 5の累計販売台数は5000万台に達したものの,2023年度の販売予測として挙げられていた2500万台には届かなかったとのこと。
また,人気タイトルのライブサービスにより,PlayStationの月間アクティブユーザー数が昨年12月に1億2300万人に達しており,これは前年同月比で13%の増加だった。
2022年の「ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク」に続く,「Marvel's Spider-Man 2」のプラチナヒットは高く評価されるべきだが,十時氏は「ファーストパーティのタイトルについては,引き続き高品質でライブサービスに対応したものに取り組んでいく」としたうえで,「メジャータイトルのリリースは,2024年4月1日から2025年3月31日まで予定されていない」と述べている。
実際,Naughty Dogsの「The Last of Us Online」はキャンセルされたほか,ハッキング被害によって,Insomniac Gamesの「Marvel’s Wolverine」が2026年に延期されたらしいことなどが明らかになっている。今後しばらくソニーは,スクウェア・エニックスの「FINAL FANTASY VII REBIRTH」やTeam NINJAの「Rise of the Ronin」,KONAMIの「サイレントヒル 2」(リメイク版)など,サードパーティのエクスクルーシブタイトルにPlayStation 5を牽引してもらうことになるようだ。
こうした影響からか,PlayStation 5のセールスも今後は緩やかに推移すると見込まれており,十時氏は,「来期以降,販売台数が減少する見込みであるため,私たちが目指すのは,利益とのバランスを重視し,売上の最適化を図ることです」と話している。
なお,海外メディアVideo Games Chroniclesの記事によると,この業績報告会のQ&Aセッションで十時氏は,初のPlayStation版とPC(Steam)版の同時発売となった「HELLDIVERS 2」の成績が好調だったことから,「今後,こうしたマルチプラットフォーム化戦略は,能動的に計画すべき事業展開の1つ」と述べたという。
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Marvel's Spider-Man 2
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