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HoYoverseが贈る銀河鉄道の旅「崩壊:スターレイル」はキャラよし,お話よし,バトルよし!! CBTでも伝わる超大作の予感
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印刷2022/06/15 12:00

プレイレポート

HoYoverseが贈る銀河鉄道の旅「崩壊:スターレイル」はキャラよし,お話よし,バトルよし!! CBTでも伝わる超大作の予感

 きれいなお姉さんに叩き起こされて,銀河鉄道に乗りませんか?

画像集#010のサムネイル/HoYoverseが贈る銀河鉄道の旅「崩壊:スターレイル」はキャラよし,お話よし,バトルよし!! CBTでも伝わる超大作の予感

 HoYoverseの新作RPG「崩壊:スターレイル」iOS / Android / PC)で2022年5月25日から実施されていたクローズドβテストが,本日6月15日11:00をもって終了となった。

 同社の礎である「崩壊」シリーズ最新作のテーマは“銀河鉄道の旅”。プレイヤーは壮大なスペースオペラの舞台で,「開拓者」としてさまざまな惑星に立ち寄り,大きな災いをもたらす「星核」の謎を探る。
 今回のCBTでは物語の序章として,宇宙ステーション「ヘルタ」と惑星「ヤリーロ-VI」での出来事に触れることができた。

 現時点でも,テストプレイとは思えないほどの大ボリュームのコンテンツがぎっしりと詰まっており,まさに超大作を予感させてくれた本作について,とくに光っていた要素を取り上げて紹介していこう。

「崩壊:スターレイル」公式サイト


※本稿はクローズドβテストでのプレイをもとにしたものであり,リリース時の内容とは異なる可能性がございます


きれいなお姉さんに叩き起こされ
まさかの銀河鉄道に乗ることに!?
壮大かつ高密度な宇宙へ出発進行!


 物語導入のプロローグでは,なぜかエアーでヴァイオリンを奏でる女性「カフカ」と,ギークな少女「銀狼」を操作し,機械チックなモンスター「レギオン」がはびこる宇宙ステーションを駆け抜けていく。

 こちらはチュートリアルを兼ねたパートであり,バトルシステムなどを実践しながら覚えていけた。システムの詳細は後述するが,基本はシンプルなRPGベース。必殺技の演出につい見とれてしまう。

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 カフカたちは,この宇宙ステーションのどこかに保管されているという「星核(せいかく)」なるものを探していた。

 これは後々になって分かってくるのだが,星核とは“惑星に災いをもたらしたりする”どエラいものらしい。そして見事,星核を見つけたカフカは媒体となるもの……つまり星核の容器となる人体を選出する。

 要するに,そんなどエラい存在が,我々プレイヤーである。

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 カフカによって私たちプレイヤー(主人公)が見定められた直後,キャラクター選択画面に移り,アバターの名前と性別を決める。
 その後,カフカは主人公の胸にグイッと星核を押し込む。ちなみに星核を宿した人間というのは,この世界でも珍しい部類のようだ。

 なお,今回は女性主人公を選んでみたが,ジト目な感じでちょっぴりボーッとした顔つきに見える美少女なところに愛着が湧いた。
 会話中のとぼけた選択肢も雰囲気にマッチしている。

 一方で,男性主人公のほうはもう少しシャキッとして見えたが,そちらはそちらでどうなっていくのかも気になるところ。

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 さて,私はこのままカフカと銀狼と壮大な宇宙の旅に出るのだろう……と思いきや,2人とはここでお別れとなってしまう。

 そして入れ代わりで現れたのは,陽気な少女「三月なのか」とクールな青年「丹恒(たんこう)」の2人。主人公は彼女らと安全なエリアに向かうべく,残りのチュートリアルエリアを駆けていく。

 どうやら2人は,宇宙をまたに駆ける「星穹列車」の乗員であり,宇宙ステーションからの救援依頼に応えてやってきた助っ人らしい。

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 この宇宙ステーションは“壊滅”を象徴する星神ナヌークに狙われており,彼のメカチックな兵士たちによる襲撃に遭っていた。

 さらに道中では,ボス級にメカメカしい大物モンスターまでもが襲来。主人公たちはこれを撃退するが(バトルでがんばって倒そう!),彼女の体内の星核が暴走するハプニングも起きてしまう。

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 そして主人公は星核の力をコントロールできるようになるために,星穹列車の一員に加わり,宇宙の開拓者として旅することになった。


SFな列車内は豪華なしつらえ
かわいらしい車掌「パム」もいる!


 ここまで駆け足にお伝えしたのが,主人公が旅立つまでの流れである。実際に遊んでみると,導入からして深そうな用語や設定が飛び交い,いきなり世界観の情報量が多いと感じる人もいるかもしれない。

 ただ,それらはアーカイブメニューの「資料」で解説を読むことができ,またクエストを進めるうちにストンと理解できることもある。
 実際,私はカフカたちの小難しい会話がすぐには飲み込めなかったものの,メインクエストをほどよく進めてから振り返ってみると,「なるほど,そういうことだったのか」と気づく部分がたくさんあった。

星穹列車の車掌「パム」。かわいい
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 星穹列車に乗り,銀河のさまざまな駅にたどり着くとメインクエストが進展する。それだけでなく,街の人々を手助けするサブクエストも世界観を知るには持ってこいだ。こちらはおつかい的なものではあるが,ボリュームがしっかりとしていて,中身が濃いのも特筆すべき点。

 なかにはグッときてしまう展開や,「これでよかったのかな……」となんとも言えない気持ちになる結末があったりと,それぞれの人物や場面にドラマがある。しかも,モブ相当のキャラクターにまで日本語ボイスが搭載されていることもあり,細部の作り込みは現時点でさすがだ。

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 個人的に衝撃だったのは,普通に遊んでいたら余裕で見過ごしてしまいそうな場所にいた,フィメールラッパーであった。

 彼女はこの世界におけるラップのチャンピオンらしく,話しかけると長尺のパンチの効いたフロウを聴かせてくれる。もちろん,韻は日本語で踏んでいる。それもあまりに長いためか,すべて字幕になっていない始末(もしかしたらリリース時には字幕が付けられてるかも?)。

 ここまでボイス化するとは,恐れ入りましたっ……!

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 少し話が逸れてしまったが,町中のサブクエストを積極的にこなすメリットはまだある。主人公にはプレイヤーレベルとも言える開拓者としての「探索レベル」が備わっており,これが一定値に達すると,メインクエストの進行やキャラクターのレベルキャップが開放される。

 この探索レベルは,各種クエストを達成したり,フィールドの宝箱を開けたりすることで上がっていく。こういった率先して寄り道をしたくなるレールが敷かれているため,道草も無駄に感じず,物語・探索・育成をバランスよく進められる良きゲームサイクルを生み出している。

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登場人物たちにスポットが当たる
宇宙さまざまな惑星ストーリー


 星穹列車に乗り込んだ主人公たちの次なる舞台は,氷に覆われた未知なる惑星「ヤリーロ-VI」。列車の搭乗員たちはこの星にも星核があると見て,調査のために「ベロブルグ」という名の街に降り立つ。

 だが,なぜか追われる身となり,街の下層に逃げ込むはめになる。

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 ベロブルグの街の地下で出会ったのは,2人の女性だった。

 若干ツンデレな女の子「ゼーレ」は,下層街の自警団的な組織に属している。一方,脱出劇に巻き込まれて下層にやってきた「ブローニャ」は,騎士団長にしてこの星の次期後継者。いわば姫騎士か。彼女は上層の街で育ち,貧しい暮らしを強いられる下層の現状を知らずにいた。

 それから主人公は,しばらく彼女たちと行動をともにすることになる。どちらも一見すると目尻からして強気な女性だが,それぞれと絆を紡いでいく様子がとても丁寧に描かれていき,胸が熱くなる。

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 最初は相容れない2人だったが,どちらも心根は優しく,凍える寒波とモンスター襲来の危機に瀕する街を守りたいという思いは同じ。

 ツンケンしつつも,互いを思いやる言葉がポロッと出るたびに,信頼を寄せあっていく。プレイヤーとしてはにんまりせずにいられない。
 そうしてその先,立場のあるブローニャがこの惑星の隠された真実を知ることで,物語は星核に向けて大きく動き出すことになる。

 その過程ではロボットのスヴァローグと,心優しき少女クラーラの絆。さらに騎士ジェパードと姉セーバルの信念をかけた姉弟喧嘩が挟まれたりと,スポットはさまざまな人物に当たっていく。

にんまりせずにいられない。ニマァ……
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 作中の重要な場面はムービーが挿入されるが,ヤリーロ-VIのクライマックスは必見である。感想や評価もここでバッチリ定まるだろう。

 リリースされた暁には,まずここを目指してプレイしてほしい。

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 ところで「崩壊」シリーズの経験者であれば,ゼーレやブローニャといった名称にピンときたはずだ。というのも,シリーズ作品の「崩壊学園」や「崩壊3rd」には同名のキャラクターが存在するのである。

 一応,同名でも同一キャラクターではなさそうだが,プロフィールや容姿にはちょっとした共通点を見ることができる。
 ゼーレは得物が鎌であることや,髪のカラーリングが似ている。ブローニャは,本作でも「カカリア」という女性の養女である。ちなみに彼女らの日本語ボイスはキャストが同じ。真相が分かるまでは,タイトルにちなんでスターシステムのように捉えておくのベターだろうか?

 このほか,星穹列車のメンバーである姫子やヴェルトも過去シリーズに登場しており,「もしかして……?」と過去作とのつながりを思わせる部分もある。CBT時点では彼女らの生い立ちこそ分からなかったが,旅を続けていけばそこに触れる機会が訪れるのかもしれない。

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 そのうえで,本作はシリーズ作品を知らなくても問題なく遊べるので,どうかご安心を。それでいてシリーズ経験者は先述のゼーレたちのように,ふんわりとしたつながりを見つけて楽しんでほしい。

 いずれにせよ,本作を機に彼女たちのファンになったのなら,過去作をチェックしてみるいい機会になるだろう。

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キャラクターの魅力全開のバトル!
戦略性とサクサク進行のバランスも絶妙


 ヤリーロ-VIのフィールドにも,レギオンがうろついている。
 本作はいわゆるシンボルエンカウントだが,先んじて言っておくと,片っ端から敵に突っ込んでいきたいくらい戦闘が楽しかった。

 システムはターン順が回ってきた敵味方が順次行動する,普遍的なコマンドバトルである。正直,目新しいスタイルではないものの,ほどよい戦略性があるため,私はいつしか戦闘狂になってしまった。

 ターンが回ってきたときは「通常攻撃」「スキル」,そしてゲージをためると放てる「必殺技」から,いずれかのアクションを選ぶ。
 なお,バトル中は回復アイテムを使えない。回復スキルを持つキャラクターはいるが,スキルはキャラ固有で,1人につき1種。文字だけ並べると不便だが,この回復制限が戦闘に緊張感をもたらしている。

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 コマンドの選択肢がほぼ3択とあって簡素だが,定番の“敵の弱点属性を突く”という要素がバトルに奥深さを与えている。

 各キャラクターには属性が備わっており,弱点に対応した敵を攻撃するとダメージが上がるほか,「靭性」(よくある気力・体幹に近いもの)を削ることができる。敵の靭性ゲージをゼロにして「ブレイク」できれば,行動順を遅らせ,大技をキャンセルすることもできる。

 この要素はゲームファンにはおなじみだろうが,敵味方が入り混じった行動順,キャラクタースキルの単体攻撃や全体攻撃など,いくつもの選択を意識しながら組み立てていくのは,ついハマる。
 定番で普遍的な構造なのについハマる。この体感の事実が,本作のバトルバランスの良さを物語っている……と主張しておこう。

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 工夫のしどころで挙げたいのは,必殺技を放つタイミングだ。

 バトル中は攻撃したり,ダメージを受けたりしてゲージがたまりさえすれば,ターン順に関係なく必殺技を発動し,いつでも行動を割り込ませることができる。例えば,敵ターンの前に必殺技を放ってブレイク,あるいは撃破できれば,味方が攻撃を食らわずに済む。
 回復系の必殺技なら,敵の大技直前に割り込ませる備えになる。

 こうして大前提となるターン制システムに意図的に干渉できることで,敵の行動待ちも退屈にならず,戦闘時は常に気を張っていられた。
 この点がとくに,戦闘狂になってしまったきっかけである。

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 ちなみに主人公だけは特殊で,メニュー画面で“複数の属性を切り替えられる”。最初は物理属性のみだが,ヤリーロ-VIの冒険を通して炎属性も扱えるようになり,編成メンバーの属性をコントロールしやすくなる。もしや新しい惑星に行ったなら,さらに使える属性が増えるかも……? 今は想像するしかないが,そこもまた楽しみである。

 つまるところ,本作の主人公は“使える主人公”のようだった。

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 また,戦闘はあれこれ作戦を考える楽しみがある一方で,戦闘自体がサクサク進むのもうれしいところ。攻撃モーションのテンポもよく,おなじみの「倍速」「オートバトル」も選択可能だ。「この必殺技はじっくり見たい」というとき,簡単に解除できるのもとてもいい。

 そう,本作の戦闘はなんといっても,必殺技演出が大きな魅力なのである。長くもなく短くもないシーンでのキャラクターの見せ方が秀逸で,カメラワークやエフェクトに人物の魅力がギュッと詰まっている。

 毎回,オシャレなPVのワンカットのようにスタイリッシュさを感じさせてくれる映像は,ぜひとも動画で見てほしいところだ(4Gamerでは約50分におよぶCBTプレイ動画も公開中。視聴は記事の最下部にて!)。

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ストレスフリーで探索も育成ものめり込む!


 ここまで大きな魅力としてストーリー,キャラクター,バトルと紹介してきたが,これらを存分に楽しめたのは“ストレスなく遊べる環境”があってこそだ。このゲーム,見た目に違わず超リッチなハイクオリティである。その反面,決して快適性を犠牲にしているわけでもない。

 私は今回,おもにスマートフォンでプレイした。それでもシーンが切り替わる際の読み込みがとてもスムーズで,ストレスがなかった。
 使ったスマホはかなり旧型なので,物理的に熱を逃がす対策こそしていたものの,オプションの画質設定の中〜高でも問題なく遊べた。

 一方で低めの画質に設定すると,画面内のライティングなどに違いは生まれるが,キャラクターの造形に違和感が出るほどではなく,衣装の細部もちゃんと描き込まれていた。これらはオプションで細かく設定できるので,自分のハードに合わせて調整してみよう。

 なお,本作はクロスプラットフォーム対応で,アカウント共通でスマホからPC,PCからスマホでも続きのデータで遊ぶことができる。
 そのうえで言っておくが,「最高画質の完全体で遊びたいのなら,PCでもスマートフォンでも相応のものを用意しよう」。上を見たらそれこそ,「原神」級にスペックを注ぎ込むことはできてしまいそうだ。

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 ユーザーインタフェースも,よく使うメニュー項目にすぐアクセスできて使いやすく感じた。それこそ同社の世界的出世タイトル「原神」に近いレイアウトなので,同作の経験者はなおのこと遊びやすいはず。
 マップを開けばどこからでもファストトラベルができるのも同様だし,移動後のゲーム再開もすばやく,没入感を損なうことがない。

 さらにフィールド上では,操作キャラクターを交代してパズルを解いたり,敵シンボルにアタックアクションをして優勢を取ったりといった場面がよくあるが,そのときの切り替えも一瞬だった。そうしていろんなキャラを操作していると,各々で足音が違うことにも気づく。

 同じく個性的に感じられたものとして,メニュー画面を開くと見られる「各キャラクターのスマホケース」にも注目したい。
 ドール系美少女の「ヘルタ」はゴシック風だし,装飾に興味なさそうな丹恒は黒一色だったりと,各自の趣味嗜好がよく表れている。

 さり気なくも,すさまじい作り込み。まさにHoYoverseならでは。

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 キャラクターの育成素材が欲しいときに,アイテムアイコンをタップするだけで「獲得できるクエストはどれか」「どこへ向かえばいいのか」がマップ上で確認できるのも非常に便利だった。

 そのほか,素材クエストの一つに「模擬宇宙」というバーチャルなバトルコンテンツが存在する。ここは疑似的に再現された空間内を,限られたメンバーで戦い抜くもので,回復手段が限られるサバイバルモードや,各階層を突破するダンジョンRPGなどに近い楽しさを感じられた。

 といった緊張感の漂うモードではあるが,ここでのみの特別出演として“星神が敵を攻撃してくれる”という,まさに地獄に仏的なフォローがある。また,敵を倒すと得られるパッシブ効果「祝福」の種類によっては,すんなり最終層まで行けちゃったりと,プレイするたびにどうなるか分からないローグライクな一面もあったりするのがおもしろい。

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 もう一つ,腕試しとしてやり応えがあったのが「ファイトクラブ」イベントだ。こちらは“専用バトル中に挑戦ポイントを稼ぐ”のが目的のコンテンツだが,ステージごとに「必殺技を4回連続で発動」だったり,「敵を同時撃破」だったりと,ポイント獲得条件が設けられている。

 しかもこのバトルは,あらかじめ用意されているキャラクターのみで編成しなければならないため,手持ちキャラのように装備でステータスを底上げするなどの事前準備ができない。といった腕前が試される内容だが,本作のバトルが気に入ったならばハマること請け合いだ。

 それに今回はお試しとして,跳躍(ガチャ)には未搭載のキャラクターも使用できた。かなりカッコイイ,そして使い勝手がいい人物もいたので,実装されたならぜひ我がチームにお迎えしたい。

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 CBT時点で,この作品はかなり仕上がっていることが実感できた。
 ゲーム制作の進捗度の話ではなく,ゲーム自体の品質の話でだ。

 冒険の舞台となる宇宙ステーションや惑星はかなり広いのに,見逃して当たり前なオブジェクトのゴミ箱にまでちょっとしたストーリーがあったりして,作り手たちのこの世界にかける気合が感じられる。膨大な量になるだろうに,日本語テキストがすでに整っているのも見事である。

 コンテンツも豊富だが,初挑戦のたびにチュートリアルが挟まり,不便に感じた場面もとくに思い当たらない。むしろCBT段階で十二分に遊べてしまったがために,テスターとしての姿勢や改善の先にある「(実際にプレイしてると求めたくなる)こんなこともできたらもっと楽しいだろうな」といった,エンドユーザー的な希望すら浮かんできた。
 開発チームからは,こういったテスト参加者からの声に積極的に反応していくという発表もある。おそらく,本作の内容がますます充実していくことは確実なので……もう今からサービス開始が待ち遠しい!




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