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[TGS2023]目黒将司氏のRPGは“なじみ深いけど新鮮”なゲームシステムが魅力。「Guns Undarkness」試遊レポート
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印刷2023/09/23 00:06

プレイレポート

[TGS2023]目黒将司氏のRPGは“なじみ深いけど新鮮”なゲームシステムが魅力。「Guns Undarkness」試遊レポート

画像集 No.001のサムネイル画像 / [TGS2023]目黒将司氏のRPGは“なじみ深いけど新鮮”なゲームシステムが魅力。「Guns Undarkness」試遊レポート
 東京ゲームショウ2023の講談社ゲームクリエイターズラボブースに,“銃で戦うJRPG”を謳う「Guns Undarkness」が試遊出展されている。

 本作の舞台は荒廃した未来だ。プレイヤーは,さまざまな銃器をカスタマイズして,苛酷な戦場を戦い抜いていく。ステルス要素のあるターン性バトルや,チームメイトと親しくなることで主人公に力を与えるコミュニティシステムが特徴となっている。

 ゲームを手がけるのは,元アトラスのサウンドクリエイターで,「ペルソナ」シリーズや「真・女神転生」シリーズの楽曲で知られる目黒将司氏だ。現在はフリーの作曲家で,ゲーム開発者としても活動している。

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画像集 No.003のサムネイル画像 / [TGS2023]目黒将司氏のRPGは“なじみ深いけど新鮮”なゲームシステムが魅力。「Guns Undarkness」試遊レポート

 ゲームの詳細については,公式サイトや過去のインタビューを見てもらうとして,さっそく試遊の内容を紹介しよう。

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 「ペルソナ」シリーズや「真・女神転生」シリーズの作曲家と知られ,現在はゲーム制作者として個人活動をしている目黒将司氏。2023年12月のリリースに向けて制作中で,先日クラウドファンディングも始まった“戦略JRPG”こと「Guns Undarkness」について,TGS 2022の会期中に話を聞いてきた。

[2022/09/18 19:55]

 出展されていた試遊版では,チュートリアルのような形で,フィールドの移動やバトルの基本を体験できた。主人公を操作し,高機能戦闘用アンドロイドのナオミと共に,ある施設に潜入する。フィールドはシンボルエンカウントになっており,敵に見つからないよう隠密行動をとるのが基本だ。

画像集 No.004のサムネイル画像 / [TGS2023]目黒将司氏のRPGは“なじみ深いけど新鮮”なゲームシステムが魅力。「Guns Undarkness」試遊レポート

 武器は基本的に銃器で,主人公は小銃,ナオミは拳銃を扱う。敵を見つけたら,射程圏内に入るよう静かに近づく。
 射程に入ったら[L2]ボタンで構えの姿勢をとり,[R2」ボタンで狙った相手を射撃することで有利な状況でバトルを始められる。敵との距離や構えの姿勢を維持する時間などで,攻撃の命中率も変わってくる。

画像集 No.005のサムネイル画像 / [TGS2023]目黒将司氏のRPGは“なじみ深いけど新鮮”なゲームシステムが魅力。「Guns Undarkness」試遊レポート

 壁や柱といった身を隠せる場所は,カバーポイントが表示される。黄色のポイントの上に立ち,しばらく動かずにいると,色が緑に変わってカバー完了となる。
 完全にカバーしている状態だと,射程内の敵を自動でロックオンできる。またカバー状態のままバトルに入ると,ダメージを大幅に減らすことも可能だ。
 カバー状態では,スキルを使う際に必要なSPの消費を無くしてくれる。確実に,そして被害を最小にとどめて敵を倒したいときは,まずカバーできる場所がないか探すと良さそうだ。

画像集 No.006のサムネイル画像 / [TGS2023]目黒将司氏のRPGは“なじみ深いけど新鮮”なゲームシステムが魅力。「Guns Undarkness」試遊レポート

 ターン制のコマンドバトルで,通常攻撃とスキル,アイテムの使用,逃げるの選択を確認できた。ほかにも,移動(MOVE)と武器(WEAPON)という選択肢もあったが,試遊版では選べず。どのような行動なのか気になるところ。
 キャラクターは,拳銃やライフルといった武器種による弱点や耐性があり,弱点をつくことで大ダメージを与えられる。さらに弱点を突くとカバー状態を維持できる。効率よく弱点を突いて戦うことで,固い守りかつSP消費ゼロで戦闘を継続できるわけだ。

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画像集 No.009のサムネイル画像 / [TGS2023]目黒将司氏のRPGは“なじみ深いけど新鮮”なゲームシステムが魅力。「Guns Undarkness」試遊レポート

 カバーしながら行動し,敵の不意を突いて先制攻撃を仕掛ける。属性相性を見極め,的確に弱点を狙って攻撃することで有利にバトルを進める。
 TGS 2022のインタビューで目黒氏は,「ざっくりとイメージで思い浮かべていただくなら『ペルソナ』。真似しているとかそういうのではなくて,やはり長く関わってきたゲームだから僕の中にあるものが大きい」と話していた。
 その言葉通り,本作は「真・女神転生」や「ペルソナ」といったアトラスのRPGを思わせるなじみやすさがあった。チュートリアルの流れや説明も丁寧で,その辺りにも影響の大きさを感じる。

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 もちろん“そのまま”ではない。RPGでありながら,シューターのような操作は新鮮だ。銃をメインとした戦い方やスキルはまだ少ないものの,今後どのような武器種や技が実装されるのも興味がわく。
 そしてBGMは,試遊の場にヘッドホンを持ち込んで,じっくりと聞き入りたくなるほどの“目黒サウンド”なのである。プレイする機会がある人は,忘れず音楽も注目してほしい。

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