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[プレイレポ]無限に広がる世界であらゆる環境に適応しよう。「Nightingale -ナイチンゲール-」は数多の旅路を味わえるサバイバルゲームだ
本作は,異世界を舞台としたオープンワールドのサバイバルアクションだ。最大6名でのマルチプレイに対応しており,プレイヤーは19世紀のヴィクトリア朝時代を思わせる世界を舞台に,さまざまな世界へ繋がるポータルを通り抜け,魔法都市「ナイチンゲール」を探す旅に出ることになる。
本稿では,序盤のプレイレポートをお届けする。
「Nightingale -ナイチンゲール-」公式サイト
カードの組み合わせで無限に広がる世界
まずは本作のあらすじを簡単に紹介しよう。「Nightingale -ナイチンゲール-」の世界に住む人類は,“境域”と呼ばれる異世界に住む種族“フェイ”との親交により,魔法の力を得ていた。しかしある日,世界を破滅に導く霧“白穢”が,人間界を覆いはじめる。人類は境域を繋ぐ“ポータル”を通り,境域にある魔法都市“ナイチンゲール”へ避難するが,とうとうそのポータルすらも崩壊してしまう。
プレイヤーは,フェイの一人である“パック”の協力のもと,ナイチンゲールへと繋がるポータルを見つけるため,さまざまな境域を渡り歩く“境域トラベラー”として冒険を開始するーー。
まずはゲームを開始する前に,己の分身となるキャラクターを作成しよう。本作のキャラクタークリエイトはかなり自由度が高く,こだわる人は基本的なビジュアルの設定ですらかなりの時間を取られるだろう。さらに「遺伝」という項目では,両親,祖父母,曽祖父母まで設定可能で,それら親類のビジュアルが若干反映されるという細かさだ。
キャラクターを作り終えたら,いよいよゲームスタートだ。まずはパックから,境域間を移動するためのポータルの作り方を学ぼう。ポータルを作成するには,マップに表示された「境域カードマシン」の場所へ行き,「バイオームカード」と「メジャーカード」という2種類のカードをセットする必要がある。
バイオームカードは,その名の通り,境域の環境を指定するカードだ。森林や砂漠,沼地などさまざまなバイオームがあり,砂漠は日差しが強かったり,沼地は水場が多かったりと,サバイバルに大きく関わる。メジャーカードは,その環境を作り出す境域(マップ)を指定するものだ。出現するクリーチャーやクエスト,NPCなどが決定されるカードで,物語の進行に欠かせないものだ。
さらに,境域の特定の場所で設定できる「マイナーカード」というものもある。こちらは環境に進入したあとで付加要素として指定できるもので,主人公のステータスを向上させたり,チェストの報酬の質を向上させたり,カードによっては重力を操作することもできるという。
メジャーカードは基本的に「試練場」と呼ばれる場所をクリアすると,バイオームカードやマイナーカードはNPCから購入したレシピからクラフトして入手可能だ。これら3枚のカードの組み合わせにより,プレイヤーはさまざまな境域へのポータルを作り出し,無限に広がる世界へと旅立つ。
じっくり試行錯誤できる,自由度の高いビルドシステム
サバイバルゲームといえば,やはり拠点の建築は気になる点だろう。本作の建築は,あらかじめプレビューで建築予約をしておき,そこへ素材を投入するという方式だ。プレビュー状態の建物は,自由に壁や屋根を足したり消したりできるので,実際に素材を消費する前に,色々と試行錯誤を繰り返せる。
ここで「境域を移動し続けるのなら,大規模な拠点を建築するのはもったいない」と思うかもしれないが,その点は安心してほしい。本作の冒険は「境域:アベイアンス」というマップを中心に行われるので,大規模な拠点はそこに作り,別の境域を旅する時は,簡易的な拠点を用意すればいい。
アベイアンスへは,どの境域からもファストトラベルで自由に戻れるので,貴重なクラフト素材を集めておいたり,建築が困難な家具を優先的に設置したりするのもいいだろう。物語を進めるとポータルを自分で設置できるようなので,それこそ拠点からさまざまな境域へ旅立つこともできそうだ。
家具は,素材や装備のクラフト用家具をはじめ,チェストやベッド,調理用のキャンプファイアなど,必須なものだけでもさまざまな種類が存在する。そのほとんどは,マップ上の好きな場所に設置できるが.地面に野ざらしで設置するより,土台や屋根のある場所に設置するほうが,クラフトや調理にかかる時間が短くなる。簡易拠点だとしても,よく使う場所は軽く建築しておくのが無難だろう。
探索のスパイスとして楽しめる。シンプルながら奥深い戦闘システム
本作は近接武器による戦闘が中心になっている。使える武器はナイフや斧などさまざまだが,それぞれに「斬撃」や「刺突」など攻撃属性が設定されており,敵によって武器の向き不向きがある。こういう時にやりがちなのが「とりあえず強い武器1つ用意してごり押しする」戦い方だ。筆者もやりがちなのだが,本作はそういった事態になりづらい作りになっている。
というのも,伐採や採掘の道具と武器が兼用になっており,ほぼ必然的に色々な属性の武器を持ち歩いているからだ。攻撃に属性があるゲームは多くの場合「めんどくさい」になりがちだが,この点をうまく解消しているのはとても面白く感じた。
なお,遠距離武器は武器以外の用途はないが,後述する探索ポイントのギミック解除に使用することがあるので,カバンの中で腐らせるということはないだろう。
本作の敵は,“バウンド”と呼ばれる人間に擬態している歪んだフェイたちだ。プレイしたのが序盤だからというのもあるかもしれないが,普通に探索しているだけでは,あまりバウンドたちに襲われることはない。主なバウンドの出現場所は,マップ上に表示された探索ポイントだ。
探索ポイントは,さまざまな課題をクリアする「砦」や,敵を全て倒すと制圧できる「拠点」,NPCと一緒に敵のウェーブから装置を守る「防御」など多種多様で,基本的にはクリアすることで素材や回復アイテムなどの報酬を得られる。もし敵と戦いたくなったら,まずはこういったポイントを目指してみるといいだろう。
探索ポイントで得た報酬からはよく,装備の強化に使用できる素材がもらえる。先程も伝えたように,本作の武器と探索用の道具は共通しており,例えば斧を強化すると,攻撃力が上がるだけでなく,木を切る速度も速くなる。つるはしを強化すれば,攻撃力に加え,掘れる鉱石のランクがアップする。
このように戦闘と探索が一緒に成長していくのは,本作ならではの面白さだ。
「Nightingale -ナイチンゲール-」は,サバイバルゲームの基本を押さえつつ,独特な世界観や,自由度の高いビルドシステムで,他のサバイバルゲームとは一味違った楽しみ方ができる作品だと感じた。
特にカードの組み合わせで自らマップを作り出す境域システムは,毎回新しい世界に降り立つ気分を味わえて,いくつもの旅を経験しているかのようだった。
敵が特定のポイントでないとあまり出現しないので,最初は戦闘が物足りなく感じたが,逆に探索や建築に集中したい時に邪魔されにくいというメリットもあった。戦闘と非戦闘のメリハリが付けやすいのは,ファームやビルドを楽しむスタイルの人には嬉しいのではないだろうか。
幻想的な風景や建造物なども美しく,人類が滅びかけているという設定からか,たまに朽ち果てた人工的なオブジェクトが現れることもある。いったいこの世界の人類はどのような結末を迎えるのか,興味がある人はぜひナイチンゲールを目指す旅路へと出発しよう。
「Nightingale -ナイチンゲール-」公式サイト
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Nightingale -ナイチンゲール-
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