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印刷2024/05/25 00:00

プレイレポート

[プレイレポ]「鳴潮」はアクションだけではない。すべてがハイクオリティなオープンワールドアクションRPGだ

 KURO GAMESは2024年5月23日,新作オープンワールドアクションRPG「鳴潮」PC / iOS / Android)の正式サービスを開始した。

 なお,読み方は“めいちょう”である。
 なりしお派の人はさっそく切り替えよう!

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 本作は,アニメ調のキャラクターグラフィックスやハイスピードアクション,広大なオープンワールド探索が特徴のゲームだ。事前登録者数も全世界3000万人以上を突破したことでも注目を集めた。

 筆者は過去のクローズドβテストに2度応募し,2度落選した。ここからも世間の注目度の高さが分かっていただけるだろう。悲しかったね。

 KURO GAMESと言えばパニグレ(パニシング:グレイレイヴン)で知られ,爽快なアクションに定評があるわけだが,オープンワールドのエッセンスまで加えられた鳴潮は,いったいどのような仕上がりになっているのか? 今回はサービス開始直後から遊んでみての,率直なプレイインプレッションをお届けする。


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「悲鳴」で崩壊した惑星。記憶なき「漂泊者」


 舞台は,「悲鳴」と呼ばれる災害により崩壊した惑星「ソラリス」。ここでは悲鳴とともに現れた新たな生命体「残像」が人々の安全を脅かし,対抗できるのは進化を遂げた一部の人類「共鳴者」だけだった。

 プレイヤーは,今州城という居住区の近くで記憶を失って倒れていた,素性の分からぬ謎の人物「漂泊者」だ。ゲーム開始後,見知らぬ場所で目覚めると,「秧秧(ヤンヤン)」「熾霞(シカ)」という2人の女性に助けられ,危険地帯を脱するべく彼女たちに同行する。

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この手のゲームとしてはおなじみになりつつある,プレイヤーキャラクターのタイプ選択。ともに黒が基調のスタイリッシュなデザインだ
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「秧秧」(ヤンヤン)と「熾霞」(シカ)。読みがムズい!
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 世界観については,“悲鳴により滅びた世界”というポストアポカリプス的なテーマであるが,画面から伝わってくるのは陰鬱にまみれた雰囲気ではなく,明るい空気感が主となっている。

 崩壊した世界と言えど,町ごと逃げ回る移動都市が必要になるほどの環境ではなく,荒廃した地域こそあるものの,遠隔通信ができるデバイスも存在しているほど文明は維持されている。所感としては(大多数の人たちに)受け入れられやすい世界といった印象である。

 「人死にまくり! お先真っ暗! 大好き!」といった状況を望む人は肩透かしを食らうかもしれないが,そうじゃないなら安心しよう。

序盤の雰囲気は明るいが,随所で「なんか大変なことが起きそうな不穏さ」も感じる
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 もう一点,作中の語は「音・演奏」をイメージしたものが多いのだが,そこになんらかのコンセプトが宿されているように思われる。

 ちなみに,タイトル名の鳴潮という単語は(日本語においては)存在しないが,「潮鳴り(しおなり)」という単語はある。これは“海の波が寄せては返す音”とされる。これもまた物語に対するメッセージ性が込められているのだろうが,真相は追ってみないことには分からない。


光の表現がすばらしいオープンワールド


 キャラクターはアニメ調のグラフィックスであるが,「アニメ調と言えば!」的な強めのデフォルメがかかった美少女のみならず,なかにはリアル寄りなデザインの人物たちもチラホラいる。

 というのも本作は,頭身の比率を基準にデザインが差別化されているようで,長身キャラはリアルで大人っぽく低身長キャラはデフォルメを利かせてかわいらしく,といった方向性で表現されている。
 キャラクターごとの好みは人それぞれだろうが,幅広いバリエーションのおかげで,多くの人が“推し”を見つけやすいはずだ。

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ストーリーを進めていると,急に性癖のデパートみたいな女の子が出てきたんですけど,この子いつプレイアブル化するんですか???
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太ももが太い!!!! 100点!!!!
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最初は女性ばかり登場するので誤解されそうだが,カッコイイ男性も多い
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 景観の美しさにも触れておこう。プレイヤーがはじめに訪れる居住区の今州城は,中国がモチーフの城下町で,立派な建造物が立ち並んでおり,細部までこだわりが感じられる造形になっている。

 そしてプレイ中は目の前の景観だけでなく,ぜひ空を見上げてほしい。本作は光の表現が絶妙で,とくに夜空や朝日の美しさが圧巻の一言に尽きる。筆者はそれらを目にしてからというもの,空を見上げながら移動するのがクセになったくらいだ。ここはぜひともスクリーンショットではなく,実際にゲーム画面で確かめてほしいポイントである。

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ワイヤーアクション,壁ダッシュからの空中回転
移動が苦しくない,爽快なパルクールアクション


 本作はオープンワールドRPGらしく,広大なマップを走り回り,物語や戦闘,探索などをこなしていく。アイテムは宝箱をはじめ,フィールドイベントやパズルギミックなどの報酬でも得られる。

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 オープンワールドというものは,自由度の功罪として“移動の苦痛”がついて回る。超高速移動ができると楽ちんだが,それはそれでゲームの雰囲気を壊してしまうケースもあるし,足が速すぎるほどコンテンツの枯渇速度も加速させてしまう恐れが出てくる。

 その点,本作は「パルクールアクション」を追求した。同様の手法で移動の苦痛を軽減し,爽快感までをも付加して課題解決を試みたゲームは少なくないが,ここもKURO GAMES クオリティ。パルクールの作り込み自体が「動かしてるだけでおもしろい!」レベルなのである。

本作のマップはとっても広大。探索しきるにはかなりの時間がかかりそう
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 本作のパルクールアクションの代表は「壁走り」だ。こちらは難しい操作も求められず,壁に向かって進むだけで,勝手に壁面を駆け上がるように走ってくれる。しかも,建造物の屋根のように“ネズミ返し”があっても,出っ張りを腕でつかみ,クルッと一回転して飛び上がり,いともたやすく段差を登りきっては,また壁走りを続行してくれる。

 動いている最中のモーションはかなり複雑なのだが,見た目も手間も違和感なく組み込まれていることに思わず感心させられた。

一部建造物を除き,壁走りはどこでも出せる。腕力で登っていく「壁登り」のアクションもあるが基本は壁走りだけでも問題なさそう
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このような出っ張りがある壁でも……
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空中で一回転飛びして,さらに上に登れる!
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 ほかにも,そもそもの通常ダッシュがスタミナ消費なしなのもうれしいし,小さな障害物は自動のハードル跳びで乗り越えてくれるし,鈎縄によるワイヤーアクションや,高速で動く空中回避も可能である。

 ゲーム序盤だと,全部が全部使いどころがあるわけではないのだが,見栄えがいいので移動中についつい使いたくなる。そう,動かしているだけで爽快だから,意味がなくとも操作しまくっちゃうのだ。

ワイヤーアクション用のターゲットオブジェクトも存在するが,短距離であればターゲットがなくても,空中に鈎縄を引っかけて移動できる。原理や理屈は……わからん!
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小さい障害物なら,自動でハードルのように跳び越えてくれる
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空中回避は空を蹴って回転しながら跳躍。原理や理屈は……わからんがカッコいい!
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 マップ内には高低差のある地形が多いものの,これらを駆使すると手間もなく突き進める。小高い山の上で宝箱を見つけられると,「こんな簡単に登って手に入れちゃっていいの?」と感じてしまうほどだ。

 オープンワールド定番の滑空アクションも備えているので,高いところから遠くまで飛んでいくこともできる。総じて優秀で快適だ。

パラシュートのデザインも洗練されている
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探索の楽しさが増す「音骸」の収集


 探索自体の楽しさを増しているのが,装備品相当の「音骸」の収集だ。音骸はフィールド上の敵「残像」を倒すと一定確率で吸収できる収集要素で,ゲーム的には“5つまで装備できる武具”である。

 音骸はステータス上昇効果だけでなく,1枠限定の「メイン音骸スロット」に装備することで「音骸スキル」が発動できるようになる。
 音骸スキルは,残像を召喚したり,残像に変身したり,使用者のHPを回復したりと,物によって効果が異なる。ゆえに選択も悩ましい。

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 音骸には「レベル」「チューニング」という育成要素があり,素材を消費してレベルを上げるとステータスが上昇する。そして一定レベルに達するとチューニングが開放され,チューニング時は“攻撃力やクリティカルなどの追加ステータスがランダムで付与”される。

 勘のいい人は気付くだろうが,つまるところはハック&スラッシュ的なやつであり,これが本作における厳選要素なのである。

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 音骸は残像を倒したときに確率で入手できるが,集めた種類に応じて「データドッグレベル」が上昇する。このレベルを上げると,音骸のドロップ確率やレアリティが徐々に向上していく。より多くの音骸を手に入れることが,強くなるための近道でもあるわけだ。

 これのなにが楽しいのかというと,例えば宝箱を見つけたとき。従来的なRPGだと,周りに敵がいたら「宝箱の前で厄介な敵だ」と感じそうなところだが,本作では敵自体が“より強くなるための付加価値のある存在”と認識できるため,宝箱と同じくらいおいしい獲物に感じてしまう。だから残像を見かけるたび,つい戦闘してみたくなるのだ。

 経験値や一過性のドロップ以外でも,敵を倒すことが楽しいと思える。そんな仕組みを開発がきちんと練ってきたのがよく分かる。

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スタイリッシュでハイスピードなバトル


 最も注力されているであろう戦闘関連のシステムは,すべてがハイクオリティであり,現時点でも完成度が高いと感じた。

 基本的な戦闘アクションは,通常攻撃,キャラクター固有の「共鳴スキル」「共鳴解放」,音骸スキルがある。さらに相手の動きに対するリアクション行動として,敵の攻撃に合わせて避ける「ジャスト回避」,敵の攻撃を弾く「パリィ」がわりと重要になっている。

共鳴解放はいわゆる必殺技。発動時にカットイン演出が挿入される
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ジャスト回避時は,次の通常攻撃が「回避反撃に強化」されるなどのメリットがある
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 パーティは最大3人編成で,操作キャラクターを切り替えながら戦う。攻撃時などにチャージされる「協奏エナジー」が最大状態のときにキャラを切り替えると,退場キャラは「終奏スキル」を,出場キャラは「変奏スキル」を発動する。

 いずれの効果もキャラによって異なるが,例えば銀髪美少女の「散華」なら,終奏スキルで“次に操るキャラの通常攻撃の威力上昇バフ”をかけてくれるため,通常攻撃主体のキャラにつなげると価値が高まる。

 こうした切り替え効果のために,戦闘の流れを意識して編成を組むと,パーティシナジーがより高まっていくわけだ。

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 なお,ジャスト回避は類型のアクションゲームと比べると発動判定がゆるい。回避自体もスタミナのある限り連続で出せるし,パリィも通常攻撃をただただ振っているだけでたまに発動するほどだ。

 総じて,ゴリッゴリでギリッギリな回避が(少なくともゲーム序盤においては)求められることはない。アクションゲームとしての難度は高すぎず,多くの人が楽しめるバランスに仕上げられている。

パリィ時は,敵のHPバーの下にある「共振度」を大きく削ることができ,削り切ると敵が無力化状態になる。あと,パリィしたときの音が気持ちいい
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 そのうえで歯ごたえのある戦闘を楽しめる要素として,フィールドには多数の「強敵」が用意されている。

 強敵は通常敵と比べてステータスが高い代わりに,パリィや回避反撃,変奏スキルなどのダメージがとおりやすくなっている。会敵時はリアクション行動の重要性が増すわけだ。しかし,強敵のレベルは固定のため,育成を進めればのちのち楽に倒せるようになる。腕を磨いて挑むもよし,じゃなければレベルで暴力するもよし。好きに戦おう。

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 忘れてはいけないのが,エフェクトとモーションの秀逸さだ。

 本作では派手な演出と大胆な動作により,戦闘を眺めているだけでも臨場感が半端ではない。動きのパターンに応じて納刀モーションが変わるなど,芸の細かさもばっちりだ。細部までこだわり抜かれていることがひと目で分かるので,移動でも戦闘でも快感を味わってほしい。

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気になるガチャ要素などは?


 本作には「集音」という名のガチャがあり,利用時はキャラクターや武器を入手できる。集音には,恒常提供の「恒常集音」,期間限定の「イベント集音」があり,現在のイベント集音では夜帰軍の将軍「忌炎」がピックアップされている。とりあえず見た目がカッコいい。

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 恒常集音とイベント集音では利用時のアイテムが異なっており,どちらもゲーム内のプレミアム通貨「星声」と引き換えで入手する。

 ただし,ゲーム序盤は恒常集音のアイテム「唱喚の渦模様」が大量に手に入るので,初心者であればまずは,50連以内に星5キャラクターが確実に入手できるお得な集音「万象新声」を回すのがベターだ。

 万象新声で星5キャラを入手すると,さらに「初心者セレクト集音」が利用できるようになる。こちらはピックアップされた星5キャラ×5人のなかから1人を選択すると,対象を80連以内に確実に入手できるというものだ。欲しいキャラがいる場合は,優先的に使いたい。

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漂泊に道順はなし! 自由に冒険しよう!


 序盤のプレイ方針については,オープンワールドを駆け回り,ストーリーをある程度進めて,最低限の機能開放を目指すといい。

 それが済んだら,あとはもう自分の意思で自由に冒険だ!

 黙々とストーリーを進めるもよし。探索して星声を集めて集音するもよし。残像を倒しまくってデータドックレベルを上げるもよし。あえて低レベルで強敵に挑むもよし。空にカメラを構えるもよしと,選択肢は無限大である。そういう遊び方がしっかりとできるRPGになっている。

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 プレイしてみての感想は,移動や戦闘が楽しいし,物語も独自の空気感があるし,登場人物たちが魅力的だわ,探索がパルクールで快適だわ,風景が美麗だわで,現時点でもオープンワールドアクションRPGとしてのベースがかなりの高品質にあると感じられた。

 このあたりは,類似ジャンルの先行作品たちから課題をくみ上げ,こうしてブラッシュアップできる後続作品の強みと言える。

 対して,気になる部分もある。一番は「中国由来? の用語が多いことによるテキスト読みの難解さ」である。正直なところ,人物名ですら読みが一度表示されただけでは一発で覚えられないものが多い。
 ここは用語辞典のようなものを用意するか,むしろもっと読みやすい,なじみのある言葉にローカライズしてほしいと感じた。

なんて? となるシーンがいくつかあった。フリガナも専門用語も説明は一度限りのことが多く,また出てきても覚えきれていないことが多い。ここはプレイヤー側に学習や暗記を強いるのではなく,システム的になんとかしてほしいなあと思った所存
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 とはいえだ。そんなことはささいだと思えるほど,危機に立ち向かうストーリーにはワクワクハラハラさせられたし,キャラクターたちとの出会いも魅力的で,実に繊細に描かれている。少々のケチは,ここまで解説してきた多数の魅力を損なうほどのものではない。

 鳴潮が気になった人は,ぜひ実際にプレイしてみて,スタイリッシュかつハイスピードなアクションを体験してほしい。そして,ついでに夜は明媚な場所で夜空を見上げて,朝は高所から朝日が昇るところを眺めてみてほしい。それだけでも,鳴潮の出来がガツンと伝わってくる。

 3000万人が期待した,2024年5月の最新オープンワールドアクションRPGは,中身もさすがの“KURO GAMES クオリティ”だ。

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