プレイレポート
[プレイレポ]懐かしくも新しい。サンソフトの人気シリーズ最新作「へべれけ2」と「SHANGHAI LEGEND」をBitSummitで遊んできた
公式が“早すぎたメトロイドヴァニア”と謳う「へべれけ」の32年ぶりのナンバリング新作と,積み上げられた麻雀牌を絵を合わせて取っていく「上海」は,ともに同社が長く育ててきたタイトルであり,その最新作となるのがこれら2本だ。どちらもBitSummit会場のサンソフトブースで体験できたので,そのプレイレポートをお届けしよう。
「へべれけ2」は,2023年度に発売予定のアクションゲームだ。1991年にファミコンで発売された,ゆるくてシュールな世界観を持つ「へべれけ」の続編で,主人公の「へべ」をはじめとした4人の主人公が,舞台となる「ちきゅー」侵略をもくろむ「うつーじん」を倒すために冒険を繰り広げる。
ゲームシステムは前作を踏襲していて,サイドビューの広大な2Dマップをへべが冒険し,出会った仲間の特技を生かしてマップを開拓していく,いわゆるメトロイドヴァニア系のゲームシステムとなっている。ちなみに,前作が発売された当時にそうしたジャンルは存在しなかった。ゆえに“早すぎたメトロイドヴァニア”というわけだ。
体験版では,うつーじんがばらまいた謎の物質「ぶみょん」を,へべの武器「ぽぷーん」で消しながら,ファミコン時代にも存在したギミックを突破していく。しばらく進むと仲間の1人「おーちゃん」がぶみょんに浸食されて暴れ回っているので,ぽぷーんやジャンプしての踏みつけ攻撃でダメージを与えて,正気に戻すという展開だ。
フェルト細工のような質感のグラフィックスや,アイロンビーズ風のウィンドウに暖かみを感じ,大きな画面でも見てみたいところ。また,ほかの仲間たちのアクションがどうなるのかも気になるところであった。
一方の「SHANGHAI LEGEND」は,おなじみの麻雀牌の絵合わせゲームとなるが,現在Switchで配信中の「上海 Refresh」とはひと味違った内容で,1990年代中盤にアーケードや家庭用機でリリースされて人気を得た「上海 万里の長城」をベースとしている。
規定の形で並べられた牌を取っていくおなじみルールの「クラシック上海」のほか,牌を縦横にスライドさせて並べても取れる「北京(ベイジン)」,牌を取ると上に乗っている牌が落ちてくる「グレートウォール」などのルールが選択できる,飽きのこない仕様だ。
牌の配置にもこれまでのシリーズのノウハウが導入されていて,例えば最もポピュラーな「ドラゴン配列」一つとっても,難度順で大まかに35種類のパターンがある。そこにランダムの要素が加わるので,毎回違った配列でプレイできるそうだ。
また本作にはおすそわけもできる協力プレイモードもあり,より幅の広い層に楽しめる「上海」として発売が期待される。
このBitSummitの開幕直前に発表された「CLOCK TOWER 復刻版」(関連記事)は,残念ながら主人公ジェニファーのパネル展示のみとなったが,これら人気タイトルの今後の情報には注目していきたい。
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