手足を動かしてよじ登れ！　「New Heights: Realistic Climbing and Bouldering」のアーリーアクセス版ローンチトレイラーが公開に

　オランダのWikkl Worksは，クライミングシム「New Heights: Realistic Climbing and Bouldering」のアーリーアクセス版を先週末にリリースし，そのローンチトレイラーを本日（2023年7月13日）公開した。


　開発チームのメンバー自身がクライマーであるというWikkl Worksが手掛ける本作は，ロッククライミングやボルダリングを楽しめるスポーツシミュレーションゲームだ。物理学に基づいたリアルなクライミングメカニクスが特徴で，実際のクライミングと同じようにバランスとグリップの正確さが試される。


　左右の腕はそれぞれのマウスクリック，足はマウスクリックとシフトボタンを同時に押すことで動かせる。そして，いずれか3点を接地させていないと，体力を消耗して落下してしまう。操作に慣れれば岩肌と向き合うことに集中できるが，慣れないうちは体がグニャグニャしてシュールな絵面になるという，ある意味ゲームらしさのある作品でもある。


　何百，何千枚という写真の角度や位置データをもとにマップを再構築していく測量技術を応用した3Dフォトグラメトリーと，ドローンを併用することによって，巨大な岩肌や遺跡などのリアルな表情を再現。失敗しても落ちる以外のペナルティはなく，リーダーズボードが用意されているので攻略タイムをほかのプレイヤーと競うことも可能だ。バーチャルな環境でロッククライミングやボルダリングのイロハを学び，高所の恐怖に耐えて己に打ち勝とう。


　本作はロードマップも公開されており，今後は3か月に1度のペースで新しいロケーションが追加されるほか，2024年春にはシティクライミング――つまり法的な問題で普通のクライマーでもあまり体験できない高層ビルのクライミングもできるようになるという。Steam Workshopのサポートも予定されており，世界中の高層ビルを再現するMODなどが登場しそうな気配だ。本作は日本語にも対応しているので，気になる人はバーチャルボルダリングに挑戦してみると良いだろう。