プレイレポート
[プレイレポ]バニーガールを操作する探索型アクションADV「TEVI」を紹介。敵の弾幕をかいくぐって戦うハイスピードでド派手なバトルが好印象
本作の発売・開発元であるCreSpiritは,バニーガールが主人公の探索型のアクションアドベンチャー「Rabi-Ribi」を手がけたことで知られる会社だ。今回展示されていた「TEVI」も,「Rabi-Ribi」同様に,ウサ耳の女の子を操作して,スピード感あふれるバトルを楽しめるゲームになっていた。本稿でインプレッションをお届けしよう。
主人公はウサ耳の少女「テビィ」。デモ版の最初には,テビィが所持していた装備品がいつの間にかなくなっており,それ探すために世界を探索するというイベントが挟まる。
基本的なシステムはいわゆるメトロイドヴァニアと言われるタイプの探索アクションで,広大なマップを冒険しながらキーアイテムを探し,どんどん行動範囲を広げていく。最初はジャンプ力が足りず乗り越えられない地点も,マップ内にマップ内に落ちている「ラビブーツ」を獲得すると越えられるようになる。新たなアイテムを手に入れるたびに「これで,あの場所を越えられるのではないか」と探索意欲が上がる。
メトロイドヴァニアではおなじみの隠し通路も,マップ内のところどころに設置されている。本作には,一見何の変哲もない壁に攻撃を与えることで隠し通路が開通し,探索範囲が広がる場合がある。マップから孤立していて取れそうにないアイテムがあったときには「もしかしてここの壁が破壊できるのでは?」と予測を立てられるので,マップのつながりを意識しながら冒険するのも楽しい。
本作はテビィの爽快感あふれるバトルアクションも見どころだ。基本的な攻撃手段は近接攻撃と遠距離攻撃の2種類で,近接攻撃は剣とモンキーレンチで攻撃を行う。ただ攻撃ボタンを連打しているだけでもコンボはつながるが,コンボの途中で攻撃ボタンを長押ししたり,方向キーを上に入れたりすることでコンボが派生するので,多種多様な攻撃を繰り出せる。
遠距離攻撃はMPを消費して放つ攻撃で,今回のデモ版では,正面に威力の高いショットを1発放つものと,3方向に威力の低いショットを放つ2種類を切り替えて使用できた。遠距離攻撃はMPが100%の状態で撃つと「チャージショット」になり,攻撃の性質が変わり,威力が増大する。
そして,本作は歯ごたえのあるボス戦も特徴だ。「Rabi-Ribi」同様に本作のボスは,弾幕シューティングのような遠距離攻撃を放ってくる。撃ってくる弾幕も多種多様で,体力が少なくなれば少なくなるほど攻撃は苛烈になっていく。
ただテビィもかなり素早く動けるため,コツさえ掴めていればダメージを抑えつつ,ボスの懐に飛び込み,強力なコンボを叩き込むことも可能だ。ボス戦はかなり目まぐるしくお互いの攻撃ターンが入れ替わり,弾幕により画面は非常に派手。アクションゲームが好きな人にはたまらないヒリついたバトルを楽しめる。
かわいい見た目に反して難度の高いアクションゲームという点は「Rabi-Ribi」から変わっておらず,前作ファンやアクションゲームファンは十分に楽しめる内容となっている。ゲーム性だけでなく,主人公が一貫してバニーガールなことも,開発者の並々ならぬこだわりを感じる。発売は2023年内を予定しているとのことなので,続報を楽しみに待とう。
「TEVI」公式サイト
「BitSummit Let’s Go!!」特設サイト
4Gamerの「BitSummit Let’s Go!!」記事一覧
キーワード
(C)2023 CreSpirit Int. Ltd. All rights reserved.
(C)CreSpirit Int. Ltd. All rights reserved.