敵と相性が悪いキャラも活躍できる！　「リミットゼロ ブレイカーズ」の属性連鎖攻は，推しキャラが使いやすくなるシステム［TGS2025］

　VIC GAME STUDIOSが開発する新作アクションRPG「リミットゼロ ブレイカーズ」（PC/iOS/Android）が東京ゲームショウ2025にプレイアブル出展されていたので，そのプレイレポートをお届けしよう。


　本作は「BREAKERS : UNLOCK THE WORLD」という名前で，2023年と2024年の東京ゲームショウにもプレイアブル出展されていたタイトルだ。今回のバージョンは，昨年出展されたレイドバトルをベースにしつつも，新要素の登場によってプレイ感が大きく変わっていたので，その模様をレポートしよう。

　レイドバトルは，大型のモンスターに3人パーティで挑むコンテンツ。1人のプレイヤーが3人のキャラを切り替えて操作する「ソロ」と，1キャラのみプレイする「マルチ」から任意のものを選べるが，筆者はソロで挑むことにした。

　相手は今回が初登場となる「エンシェントドラゴン」，メンバーはおすすめ編成の1つである「カイト」「シオン」「リズ」だ。


　パーティメンバーの選択画面では，敵の属性との相性が表示される。カイトとシオンの火属性はエンシェントドラゴンの弱点なのだが，リズの水属性は抵抗属性となっていて，相性がよくない。一般的なゲームならメンバーには入らないところだが，本作にはあえて選ぶ理由があるようだ。

　そんな感じで始まったバトルでは，バックステップや回避で敵の攻撃をかわしつつ，通常攻撃，チャージ攻撃，特殊スキル，必殺スキルなどを叩き込んでいく。タイミングよくかわせばパリィとなって，そこから攻撃にもつなげられる。

攻撃の派手なエフェクトや，必殺素イル使用時のカットシーンも本作の見どころ

　ただ，レイドバトルでの相手は巨大だけにかなり体力があるので，普通に戦っていては時間がかかる。体力ゲージとは別に設定されている「ブレイクゲージ」をゼロにすれば，ダウンしてこちらの攻撃チャンスとなるが，そちらもそう簡単には削れない。

　そこで効果を発揮するのが，属性攻撃である「元素アクション」の連鎖攻撃だ。本作では「火と水」「風と地」が対の属性になっており，その攻撃をつなげることで，より効果的な戦い方ができる。


　今回のエンシェントドラゴン戦では，リズの水属性攻撃を当てた直後に操作キャラをカイトに切り替え，火属性攻撃を当てると「ダメージブースト」となって，大ダメージを与えられた。面白いのは，「水」→「火」という逆の順番にすると，「ブレイクブースト」となって，ブレイクゲージを大きく削れるところ。この「順行」「逆行」を意識したキャラ切り替えと攻撃が，本作の大きな特徴となりそうだ。

リズの水属性攻撃を当てると，体力ゲージとブレイクゲージの下に水属性のアイコンと，次に当てるべき火属性のアイコンが表示される（上）。その指示通りに火属性の攻撃を当てればダメージブースト成功だ（下）

　この連鎖に夢中になってプレイしていたら，エンシェントドラゴンの攻撃をまともにくらってしまい，カイトが倒れてしまう事態に。アタッカー不在のピンチとなったが，なんとか立て直して，最後は仲間たちの拠点である潜空挺からの支援攻撃「ウィーバーランス」で倒すことができた。


　パーティメンバーを切り替えて戦うアクションゲームの場合，筆者は切り替えを忘れて1人のキャラクターで戦い続けてしまうこともあるのだが，本作の属性要素は，それを避けさせてくれるシステムかもしれない。相手の状況をしっかり把握しておけば，ブレイクブーストで相手をダウンさせ。返す刀でダメージブーストを決める……といったこともできそうだ。

　また，相手との属性相性が悪いキャラクターの活躍場所ができる，という点でも興味深い。“アニメーションRPG”を謳う本作は，どのキャラクターも魅力的なので，「このキャラはどんなときにも使いたい！」というプレイヤーを後押ししてくれそうだ。

　「リミットゼロ ブレイカーズ」は，3年連続で東京ゲームショウにプレイアブル出展しているが，今回がリリース前の最後の試遊機会になるとのこと。会場へ足を運ぶ人は，ぜひプレイしてほしい。

ブースでのコスプレイヤーフォトタイムは，ビジネスデーにもかかわらず大盛況

「リミットゼロ ブレイカーズ」公式サイト