［TGS2023］Rocket Panda Gamesが「PhantomBreaker: Battle Grounds Ultimate」を屋形船で発表！　2024年発売を目標に開発中

　Rocket Panda Gamesは2023年9月23日，東京湾を走る屋形船を会場とした新作発表会を開催し，格闘アクションゲーム「PhantomBreaker: Battle Grounds Ultimate」を発表した。

　当日は東京ゲームショウ2023が会期中ということで，国内外のゲーム関係者約120名が，屋形船の上で行われた前代未聞の発表会を見守った。本稿ではその模様をレポートする。


　会場となった屋形船は，日本最大級の大型船。筆者も乗船場で目の当たりにして，その前に停泊していた船とは桁違いに大きいことに仰天した。和式の遊覧船ともいえる船だが，屋根にはデッキもある。船内には料理が用意されていて，料理と屋形船からの夜景を楽しみながらのゲーム発表会という試みである。

発表会の会場となった屋形船の「白鷺」。全長30mあり，定員は144名だそう

当日振る舞われた豪華な食事。来場者は舌鼓を打った

　発表会はRocket Panda Games CEOのMichael McNamara氏の乾杯の音頭でスタート。その後，「PhantomBreaker: Battle Grounds Ultimate」のトレイラー映像が流されたが，細長い船内のどこからでも映像が見られるように，船内中央に前方と後方に向けたスクリーンに映像が映された。

左がRocket Panda Games CEOのMichael McNamara氏。右はインフィニティのコスプレ姿のMCを担当したリチャードさん

屋形船内での発表会中の様子。船内中央にスクリーンが設置され，ゲームのプレゼンが行われた

　本作は，MAGES.が2013年にリリースした「ファントムブレイカー バトルグラウンド」の最新作で，2024年のリリースを目指して現在開発中だ。同社がMAGES.から2022年に「ファントムブレイカー」シリーズのIPを取得してからの最初のタイトルとなり，MAGES.も本作の監修として開発協力しているという。

　ゲームはこれまでのシリーズどおり，2頭身のデフォルメキャラクターが激しく戦う2Dの横スクロールタイプのアクションとなるが，本作は前作のアップグレード版ではなく，完全新規のタイトルとして，Unreal Engine 5で開発が進められている。



　タイトルにある「Ultimate」は，過去シリーズではできなかったオンラインでの8人同時プレイや，Unreal Engine 5で作られた究極のゲームプレイができることを意味しているという。プレイアブルキャラクターはかなりの数が用意されるようで，マルチプレイ時のロビーなども実装される予定だ。


　また，本作では新たにキャラクターを据えて結成された「ファントムブレイカーズ」なるバンドが楽曲を担当する。ボーカルに声優の佐藤 舞さんを迎え，ゲームの全楽曲をファントムブレイカーズが製作・演奏する。発表会には，佐藤さんのビデオメッセージも流された。

楽曲を手がけるバンド「ファントムブレイカーズ」

本作の主題歌も担当する佐藤 舞さん

　対応機種は，PC（Steam，Epic Gamesストア）/PS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PS4/Xbox Oneで，クロスプラットフォームにも対応予定だ。インディータイトルとしては珍しい，全プラットフォーム世界同時発売を目指しているとのこと。まだゲーム画面などは明らかにされていないが，今後の情報を楽しみに待とう。

船内には本作のメインビジュアルのポスターやイメージイラスト，ドット絵キャラクターのイラストなども展示されていた

「PhantomBreaker: Battle Grounds Ultimate」公式サイト

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