［プレイレポ］6月24日リリースの「パンドランド」は，カジュアルでありつつも広大な世界の探索を楽しめるスマホ向けRPGだ

　ワンダープラネットは，新作スマートフォン向けゲーム「パンドランド」（iOS / Android）を2024年6月24日にリリースする。



　本作は，「ポケットモンスター」シリーズの企画・開発を手掛けるゲームフリークと「ジャンプチ ヒーローズ」開発のワンダープラネットが贈る新作モバイル向けカジュアルゲームだ。「パンドラのハコ」が開かれたあと，さまざまなお宝が各地で見つかるようになった世界で，プレイヤーは「探検家協会」の一員として未知のお宝を探す旅に出る。


　4Gamerでは，6月24日のリリースに先駆けて先行プレイの機会を得たので，本作のプレイレポートをお送りしていこう。

縦スクロールアクションのステージをクリアしつつ，探索できるエリアを広げていく

レゴブロックのような四角い世界を舞台に，プレイヤーはお宝を探索していく

　本作の舞台は四角い絵柄になった世界。これまた四角くデフォルメされたかわいいキャラクターが活躍し，物語が展開されていく。ストーリー付きのメインダンジョンが用意され，これをクリアしていくのが基本路線となる。

各キャラには「特技」が用意されており，使用すると効果範囲の敵にダメージを与えるなどの効果を発動できる

　ステージは縦スクロールのアクションゲーム形式で，タップで移動先を決めるだけで近くの敵と自動で戦闘を行ってくれる。MOBAに近い操作感で，アクションが苦手な人でも問題なく楽しめる。

　各キャラクターには1つだけ「特技」が用意されており，キャラクターのアイコンをタップすることでそちらを使用できる。特技を一度使用すると，再び使用できるまでには一定のクールタイムが必要だ。

キャラアイコンの下のゲージが溜まったら，必殺技となる「スペシャルスキル」を発動可能だ

　特技を一定回数使い画面下部のゲージが溜まると「スペシャルスキル」を使用可能となり，発動することで敵に大ダメージを与えられる。また，オート戦闘の機能も用意されているので，そちらを使えば放置していてもステージを進めることは可能だ。

ステージの最後には巨大なボスが出現

　ステージを進めていくと最後には巨大なボスが登場し，ボスを倒すことでステージクリアとなり，さまざまな報酬を得られる。メインストーリーの各ステージをクリアしていくと，雲に覆われていたエリアの雲が晴れて探索可能なエリアが増えていく。

エリアの好きな場所を“ディグる”ことで，お宝やその手がかりを得られる

好きな場所をタップし，そのエリアを“ディグる”と，さまざまな探検の手がかりを得られる

　メインストーリー以外の探索部分についてだが，エリアの任意の場所をタップすることで，そのエリアを探索する……ゲーム内の通称で言うと“ディグる”ことができる。

　ディグることでその場所に応じた縦スクロールアクションのステージが始まり，そこを攻略することで，近場の雲を晴らせる「未開の地」へ進む手がかりや，各地にいるオヤブンの「ナワバリの地図」，「タカラバコの地図」といったさまざまな手がかりが3つ提示され，その中から1つ選択できる。

「ナワバリの地図」を選んでみると，オヤブンがマップ上に出現し，新たなクエストとして攻略できるようになった

　未開の地を選ぶと雲を晴らすことで探索できるエリアが広がる一方で，オヤブンのナワバリの地図やタカラバコの地図を選ぶと新たなステージがエリア上に出現する。そして，新たに登場したナワバリの地図やタカラバコの地図などのステージをクリアすることで，より充実した報酬を得られるようになっている。

突然，強力すぎるオヤブンがマップに登場することも

　また，世界の探索を進めていくと，最初からマップ上にオヤブンがいるパターンもある。すぐに倒せる敵の場合もあるが，中には明らかに到達時点では倒せない強力なオヤブンもおり，恐らくやり込み要素として用意されているのだろう。

マップ上のプレイヤーをタップすることで，特別なクエストをシェアしてもらえる

　さらに，マップには別のプレイヤーも存在しており，彼らをタップすることでクエストをシェアしてもらえたり，フレンド申請ができたりする。今回は先行プレイだったのでプレイヤーの総数が多くなかったが，本リリース後にはMMO的なワイワイ感を楽しめそうな要素だ。

選ぶリーダーによって組めるチームの枠が変化する

3×3のマスにキャラとアイテムを配置してチームを組んでいく

　本作でステージを攻略するチーム編成についてだが，3×3のマスにそれぞれキャラやアイテムを合計9つまで配置できるというものだった。まずキャラの中から1人リーダーを選ぶのだが，ここで重要なのは選ぶリーダーによって配置できるキャラの枠が変化するということだ。

空きマスがあっても，キャラを配置できる数はリーダー次第で異なる。一方，アイテムは空きマスさえあればいくらでも配置できる

　1人しかキャラを配置できないものから5人までキャラを配置できるものまでさまざまで，恐らくはキャラをできるだけ多く配置可能なリーダーを選んだほうがいいものと思われる。これによって，リーダー向きのキャラとそうでないキャラが差別化されているようだ。

選んだリーダーの属性によってチームの色が変化する。ディグるクエストに属性を合わせていくのがおすすめとのこと

　また，チームの色（属性）はリーダーによって決まるのだが，攻略するダンジョンとリーダーの色を合わせることでボーナスを得られるので，そちらもチーム編成の際には意識したほうが良さそうだ。キャラを配置できないスペースには，各種アイテムを配置していくことでHPや素早さなどの各種パラメータにバフをかけられる。

気楽にタップしていくことでさまざまな発見があるカジュアル探索ゲーム

マップを探索していくと，さまざまな施設も見つかる

　
　大まかにゲームの内容を紹介したが，全体的にカジュアルな作りになっているが，それでいて探索の自由度が高いのが本作の特徴だ。マップ上で動いているモンスターをタップすると突然クエストが登場したり，雲を晴らしていくと沈没船やストーンヘンジなどの特別な施設が現れたりと，新しい発見をカンタン操作で気軽に楽しめる。


　また，オート戦闘機能があることも手伝って拘束時間は少ないので，隙間時間に遊びやすい。総評すると，軽めの探索RPGを楽しみたい人向けのタイトルと言えるだろう。

「パンドランド」公式サイト

「パンドランド」事前登録ページ

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