Apple，税込5万円切りの第2世代「iPhone SE」を国内発売。4.7インチでホームボタン付きの小型ボディにA13 Bionic搭載

　北米時間2020年4月15日，Appleは，第2世代モデルとなる新しい「iPhone SE」を発表した。初代iPhone SEと比べて，ディスプレイサイズが4インチサイズから4.7インチサイズに大型化したほか，SoC（System-on-a-Chip）に，「iPhone 11 Pro」シリーズや，「iPhone 11」（関連記事）と同じ「A13 Bionic」を採用して高性能化を図ったのが特徴となっている。その一方で，ストレージ容量64GBモデルで，価格が4万4800円（税込4万9280円）と安価な点も見どころだ。
　

第2世代iPhone SE

　
　国内ではいずれの製品も4月17日21：00より予約の受け付けを開始し，4月24日発売の予定だ。価格とラインナップは以下のとおり。

• ストレージ容量64GBモデル：4万4800円（税込4万9280円）
• ストレージ容量128GBモデル：4万9800円（税込5万4780円）
• ストレージ容量256GBモデル：6万800円（税込6万6880円）

　第2世代iPhone SEは，4.7インチサイズで解像度750×1334ドットのRetina HDディスプレイを採用しており，公称本体サイズが67.3（W）×138.4（D）×7.3（H）mm，公称重量が約148gとあるように，小型軽量である点が大きなポイントだ。加えて，最新のiPhoneは搭載していない指紋認証センサー機能「Touch ID」付きホームボタンも備えており，2017年9月に登場した「iPhone 8」をベースに，内部を最新スペックに更新したもの，という理解でいいだろう。
　
　アウトカメラは，約1200万画素撮像センサーを搭載するシングルカメラだが，A13 Bionicにより，撮影時や撮影後の画像の背景をぼかすといった処理が可能だ。
　そのほかにも，Apple Payへの対応や，nanoSIMとeSIMによるデュアルSIMへのサポート，ワイヤレス充電規格「Qi」への対応，IP67仕様の防塵防水機能なども，初代iPhone SEから進化した点である。
　コンパクトサイズでも最新スペックのiPhoneを求めていたゲーマーには，うってつけの新端末となりそうだ。

表　第2世代iPhone SEの主なスペック

メーカー	Apple
OS	iOS 13
ディスプレイパネル	4.7インチ液晶，解像度750×1334ドット，HDR対応
プロセッサ	Apple製A13 Bionic（詳細仕様は非公開）
メインメモリ容量	未公開
ストレージ	64GB，128GB，256GB
アウトカメラ	約1200万画素，焦点距離未公開，F1.8
インカメラ	約700万画素，焦点距離未公開，F2.2
対応LTEバンド	FDD-LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/32/66 TD-LTE Band 34/38/39/40/41/42/46/48
対応3Gバンド	CDMA EV-DO Rev. A Band 800/1900MHz UMTS/HSPA+/DC-HSDPA Band 850/900/1700/1900/2100MHz
無線LAN対応	IEEE 802.11ax
Bluetooth対応	5.0
待受時間	未公開
連続通話時間	未公開
バッテリー容量	未公開
インタフェース	Lightning
公称本体サイズ	67.3（W）×138.4（D）×7.3（H）mm
公称本体重量	約148g
本体カラー	ブラック，ホワイト，レッド

AppleのiPhone SE製品情報ページ