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クラウドゲーム向けの携帯型Androidゲーム機「abxylute」がクラウドファンディング開始。約200ドルから
abxyluteは,公称の横幅が約250mm,公称本体重量は約410gという小型軽量筐体のゲーム機だ。
本機がターゲットとしている主な用途は,クラウドゲームのプレイにある。対応するクラウドゲームサービスとしては,NVIDIAの「GeForce NOW」やMicrosoftの「Xbox Game Pass」(Xbox Cloud Gaming),Amazonの「Amazon Luna」(国内では未展開)などが挙げられており,これらが提供するクラウドゲームを,最大60fpsの表示でプレイできるという。
また,家庭内のゲームPCを母艦とする「Steam」のリモートプレイ機能「Steam Link」にも対応するそうだ。
abxyluteは,OSにAndroid 12を採用しており,Google PlayからAndroid用ゲームをインストールしてプレイすることも可能である。
搭載するディスプレイは,7インチサイズで解像度1920×1080ドットの液晶パネルで,SoC(System-on-a-Chip)にはMediaTek製の「MediaTek Genio 350」(型番 MT8365)を採用するという。メインメモリ容量は4GBで,内蔵ストレージ容量は64GBだ。バッテリー駆動時間は最大8時間とのこと。
なお,Shanghai ABXY TECHに確認したところ,abxyluteについて,日本の電波法にもとづく技術基準適合証明(いわゆる技適)を,5月の出荷までに取得する予定もあるとのことだ。
本機の具体的な性能は不明だが,現行世代のスマートフォンと比較すると,おおむねエントリークラスの性能と言ったところか。Androidゲームを快適にプレイするのは難しそうで,やはりクラウドゲームやリモートプレイ専用機として使うのが妥当だろう。
クラウドゲーム向けの携帯型Androidゲーム機には,Razerの「Razer Edge」や,Logitechの「Logitech G Cloud」などがあるものの,国内では販売していない。また,米国での価格も400ドル(約5万2300円)程度と,Nintendo Switchよりも高価だ。その点では,本体価格の安いabxyluteに惹かれる人もいるだろう。
Kickstarterのabxyluteキャンペーンページ
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