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PlayStation 4のカウントダウンイベントが銀座で開催。多数のゲームクリエイターや著名人が集結した会場の模様をレポート
今回のイベントには,ゲーム業界の著名人や芸能人など,多数のゲストが来場したほか,PS4タイトルを使ったエキシビションマッチや,日本で最初のPS4購入者を決める抽選会が行われた。本稿では,そんなイベント会場の模様をレポートしよう。
河野氏は,「数日前から並んでいたという方がたくさんいらっしゃるとのことで,誠にありがとうございます」と感謝の意を示した後,「大変長らくお待たせしましたが,皆様にやっとPS4をお届けする時が近づいております。あと1時間ほどで発売となりますのでお楽しみに」と待ちきれない様子で語った。
また吉田氏は,「今回のイベントは,ニコ生やUstreamで放送されており,TwitterやFacebookといったツールを使ってシェアすることで,さらに盛り上がれるのではないでしょうか」と,PS4のキーワードになっている“シェア”に触れながら挨拶を行い,「PS4は6年前の2008年からスタートしたんですが,ハードの開発にゲームクリエイターの意見を取り入れるというアプローチで進めました。これにより,ゲームを作りやすいハードになったと自負しています」とアピールした。
続いて,多数届いていたビデオメッセージの一部が公開された。最初は,アーティストの清水翔太さんから「PlayStationが大好きで,PlayStationと共に成長してきました。やはりオンライン要素は大きく,みんなが一緒に遊んで仲良くなれたらいいなと思います。早く遊びたいです」というメッセージが届いた。
お次は,アメリカ出身の歌手,ダイアナ・ガーネットさんが,「アメリカでは,ピザを食べながら朝までゲームをするなど,みんなPlayStationが大好きです。私も絶対に手に入れたいと思います」と話した。
「PlayStationといえば,僕たちの世代にドンッとズバッと刺さる,最先端なゲーム機です」と語り始めたのは,フジファブリック。PS3を旅行やツアーに持って行くほど愛用しているとのことで,PS4についても「たくさん遊びます」。
最初にPlayStationをプレイしたのは小学生だというSCANDALは,「最初にプレイしたのは,『beatmania』や『DanceDanceRevolution』ですね」と,アーティストらしいタイトルを挙げつつも,「『ファイナルファンタジー』や『チョコボの不思議なダンジョン』といった作品もプレイしたので,やっぱりPlayStationといえば,RPGというイメージが強いですね。PS4にも,そういったタイトルを期待しています」と続けた。
次に登場したUVERworldは,「PlayStationはゲームだけじゃなく,ミュージックビデオのダウンロードができるなど,音楽にもすごく密接のものなので,エンターテイメント業界全体を盛り上げてくれるものになってくれれば嬉しいです」と期待を示した。
試合形式は,同作の開発者2人がそれぞれの相棒を務める2対2のチーム戦だ(バイきんぐ小峠さんは応援)。
スタート直後は両者譲らず均衡していたが,白河さんの活躍によって次第に戦局が傾きはじめ,そのままに白河さんチームが押し切って勝利した。感想を求められた白河さんは,バイきんぐの持ちネタである「なんて日だ!」を披露し,会場を沸かせていた。
シンガーソングライターのダイスケさんは,「『The Elder Scrolls IV: Oblivion』『The Elder Scrolls V: Skyrim』『Fallout』といった洋ゲーが大好きで,何千時間とプレイしました」というエピソードを明かしつつ,「PlayStationの中で,物凄くハマった『エイブ・ア・ゴーゴー』が,PS4でリメイクされると聞いて非常に興奮しています」と,PS4への思いを語った。
お笑い芸人のAMEMIYAさんから届いたメッセージビデオは,ギターを使って独自の歌を披露するという内容で,会場の笑いを誘っていた。
「PS4は,1つのタイトルを据え置き型とポータブルの両方で楽しめるということで,遊びの幅が広がるのではないでしょうか」と,リモートプレイへ期待している様子のT.M.Revolutionの西川貴教さん。続けて,「ソーシャルで楽しいエンタテイメントを一緒に提供できればと思います」とアピールした。
2012年2月22日にCDデビューしたという乃木坂46は,「同じ誕生日ということで,勝手に親近感が沸いてます」と話し,「ゲームが好きなメンバーが多いので,PS4発売後はみんなで楽しみたいと思います」と締めくくった。
河北さんチームには,FIFA インタラクティブ ワールドカップ 2012の日本チャンピオンであるジェンガマンさんが,城さんチームには,Red Bull 5G 2013チャンピオンのマイキーさんが助っ人として加わり,キックオフ。
しっかりと練習をしてきたという城さん。その成果が出たのか,開始早々に先制点を挙げたが,会場からはなぜか「大人げない!」というバッシングを浴びていた。
その後,河北さんはジェンガマンさんにバトンタッチ。これにより,すぐさま1点を返してスコアをイーブンにするが,その後,改めて河北さんがプレイしたタイミングで失点をしてしまい,そのまま試合終了のホイッスルが鳴った。
そして,会場に駆けつけたクリエイターの先陣を切ったのは,「龍が如く」シリーズ総合監督の名越稔洋氏と,「龍が如く 維新!」プロデューサーの横山昌義氏。名越氏は,「PS4と同じタイミングで作品を世に送り出せるということで,大変嬉しく思います」と述べ,横山氏は,「実は,『龍が如く 維新!』はもともとPS3向けに作っており,途中でPS4に切り替えることになったんですが,クリエイター陣が,PS4ならやりたいと意欲を見せてくれました。そんなクリエイターの心を刺激するPS4には感謝しています」と,PS4に対する思いを語った。
「龍が如く」シリーズ総合監督の名越稔洋氏(左)と,「龍が如く 維新!」プロデューサーの横山昌義氏(右) |
「龍が如く 維新!」デザインのPS4用HDDベイカバーが披露された |
続いて登壇したスクウェア・エニックスの吉田直樹氏は,「PS4は本当にゲーム開発のしやすいハードでありながらも,挑戦しがいのある作りになっていると思います。なお『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』は,4月14日発売となりますので,こちらもご注目頂ければと思います」と述べた。
同社の橋本真司氏も「我々も,みなさんのご期待に応えるべく,昨年のE3で発表した『FINAL FANTASY XV』と『KINGDOM HEARTS III』を鋭意制作中でございますので,新たな情報公開をもう少しお待ち頂ければと思います」とアピール。
「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏 |
「FINAL FANTASY XV」「KINGDOM HEARTS III」プロデューサーの橋本真司氏 |
KONAMIの小島秀夫監督は「ようやくこの日がきましたね!」と喜びをあらわにし,「PS4とともに,『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』を出せることを大変嬉しく思います」と語った。
KONAMIの上席執行役員 小島プロダクション監督「METAL GEAR SOLID V」監督/ゲームデザイナー/プロデューサーの小島秀夫氏 |
「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」をモチーフにした「FOX EDITION」は,ソニーストア限定で3月20日に発売予定となっており,現在予約受付中だ |
最後に登壇したSCE代表取締役社長のアンドリュー・ハウス氏は,「我々も待ち望んでいた,PS4の発売日をやっと迎えられました。みなさん同様に,我々も非常に嬉しく思います」と挨拶。“やっと”というところに,海外よりも発売日が遅れたことに対する思いが感じられた。
イベントの締めくくりは,PS4購入者の第1号を決める抽選会。2月22日発売のPS4はとことん「2」に縁があるようで,抽選番号「2」の,軍服のコスプレをした男性が選ばれた。その男性を囲むようにゲストや来場者が集まり,いよいよカウントダウンが開始。
「0」のコールとともに日付が変わって会場のボルテージが最高潮となる中,家に帰ったら何をプレイしたいかと聞かれた男性が,「こんな格好をしているので,『バトルフィールド4』をプレイしたいですが,『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』にも興味あります」と答えると,後ろにいた小島監督に軽く突っつかれて会場の笑いを誘っていた。
また,イベント後に行われた囲み取材では,河野氏から,海外とは発売時期がズレてしまったが,2月22日に発売して良かったと感じていることや,予約台数や出荷台数など,好調な滑り出しに手応えを感じていることなどが語られた。朗らかなイメージのある河野氏だが,この日はとくに笑顔が絶えなかったのが印象的だった。
PlayStation公式サイト
4GamerのPS4特設ページ
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