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[CJ2016]中国最先端のゲーマー向けPC? 会場で見かけたPCケースあれこれ
「光る」のが好きなのは中国だけではない。なぜかゲーマー向けは光るというのが,昨今のデバイスの世界的な特徴だ。おかげでゲーマー向けとなるとLEDを仕込みまくる馬鹿馬鹿しい製品があふれまくっているわけだが,会場にあったのはとてもそんなレベルではないPC達だった。
液冷PCでシリンダー内の冷却液がコポコポと湧き立っているところが見えるのは悪くないのだが,演出は過剰気味だ。
普通,液冷PCを組むときは,パイプの長さを最短にするものだと思うのだが,これらのPCを見た感じ,あちこちに引き回して不必要なジョイントを追加しまくり,それを装飾にするという手法がはやっているらしい。実のところ,信頼性とメンテナンス性を下げるだけなのだが……。
その結果,「LANパーティに持ち込むと目立つ」というのがこの手のPCの美点(メリット)なのだが,そもそも「持ち運び大変すぎだろ」としか思えないものも多い。
これくらいのものは比較的おとなしく見えてしまう | |
mini-ITXの液冷マシン。電源外出しで小型化しているが,ラジエータ分横幅が広い。載っているGPUはGeForce GTX 960とのことで,ちょっとがっかり |
多くの奇抜なPCのところに書いてある「FUXK」というのは,中国有数のPC MODの専門家である邢凯という人が作った会社で,こういったオリジナリティの高いPCを組んでいるとのこと。
なんでもアリすぎて,正直,日本ではあまりはやってほしくない傾向のPCなのだが,日本のPCゲーマー的にはアリなのだろうか。
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