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[TGS 2018]ゲーマー向けの可変型メガネ「GODEYE」が登場。ヘッドフォン装着時にメガネが食い込む現象とおさらばだ!
だが,ブルーライトカットなどもはや当たり前で珍しくもない。これからのゲーマー向けメガネは可変型だ。
カズプランニングというメガネメーカーが東京ゲームショウ2018に出展している「GODEYE」は,メガネをかけたままヘッドフォンを長時間付けていてもテンプル部分が肌に食い込まないという触れ込みの可変型メガネである。要は,「ヘッドセットを避けてメガネをかければよし!!」という発想の産物だ。実際に試着したところ,フィーリングが大変よろしかったので紹介してみたい。
GODEYEは,TGS 2018初日に発売となった製品で,オンライン販売での通常価格は1万5000円(税別)。ただ,TGS 2018会場では,特別価格1万円でフレームのみを購入できる。
平素よりメガネを着用し,メガネとともに生きる人であればあるほど,納得の行く製品なので,TGS巡回ルートにカズプランニングのブース「10-E16」を加えておこう。
メガネの民の大半が体験したことがあると思うが,ヘッドフォンやヘッドセットなどを装備して,長時間ゲームのプレイや実況配信をしていると,メガネのテンプル部が食い込んで圧迫感や痛みを感じたり,微妙な隙間が気になったりする。それを回避しようと考えだされたのが,GODEYEが採用する可変機構なのだ。
それでは,GODEYEの特徴を見ていこう。
GODEYEには,ノーマルモードとヘッドセットモードという2種類の形態がある。ノーマルモードは,従来のメガネと同じだ。ノーマルモード時にテンプルの根元付近にあるボタンを押すと,テンプルより後ろの部分が上に動いて,耳の上のほうでメガネを保持するヘッドセットモードになる。
テンプルの開く角度は固定だ。おおよそヘッドフォンのイヤーパッドよりも上にくる位置にテンプルが来るため,イヤーパッドでテンプルを圧迫することなく,ヘッドフォンを装着できる。可動部分から下向きにも短いテンプルが伸びるているが,これはテンプルを支える補助用と考えればいい。
いまいちイメージが湧かないというメガネな諸君は,メガネの位置をそのままに,テンプルだけを上に動かしてみるといい。メガネ次第だが,圧迫感を感じたはずだ。通常のメガネにおけるテンプル部は,そんな装着方法を想定していない部材とデザインであるためだ。
GODEYEの場合,テンプル後半からモダン(耳当て)にかけて柔らかめの部材を使用しているという。試着した限りでは,あまり圧迫感を感じなかった。とはいえ,頭部の形状には個人差もあるので,購入前に試着は必須だろう。
なお,レンズは別売とのことだが,「イージスの盾」というゲーマー向けレンズの購入カードがGODEYEに同梱されている。その購入カードを,眼鏡市場などのメガネ販売店に持っていき,レンズを作ってもらうという流れだ。ちなみに,レンズの価格は1万5000〜2万円ほどになるとのこと。
イージスの盾の特徴は,紫外線を99%以上,ブルーライトを38%以上,「HEV」とも呼ばれる高エネルギー可視光線※も90%以上カットするというスペックを備えながら,一般的なブルーライトカットレンズのように,着用すると目に見える色が露骨に変化するようなことがほとんどないこと。コントラストもハッキリするので,視認性向上の意味でも,ゲーマー向きである。
※High Energy Visible lightの略。波長400〜420nmの光で,眼病に最も関係するといわれる
カズプランニング公式Webサイト
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