バッファロー，Wi-Fi 6対応無線LANルーター計3製品を発表。WAN側が10Gbps対応の「WXR-5700AX7S」でゲーム向けもアピール

　2020年6月4日，バッファローは，高速無線LAN規格「Wi-Fi 6」（IEEE 802.11ax）対応の無線LANルーター計3製品5モデルを発売すると発表した。外付けアンテナ仕様の高性能モデル「WXR-5700AX7S」は，WAN（Internet）側の有線LANポートに10Gbps対応ポートを備えることで，ゲーム用途にも適するとアピールしている。

WXR-5700AX7S

　ラインナップとメーカー想定売価，および発売時期は以下のとおり。

• WXR-5700AX7S：2万8000円（税込3万800円）前後，2020年8月下旬発売
• WXR-5400AX6-CG，WXR-5400AX6-MB：1万6500円（税込1万8150円）前後，2020年7月上旬発売
• WSR-1800AX4-BK，WSR-1800AX4-WH：9000円（税込9900円）前後，2020年7月上旬発売

バッファローのWi-Fi 6対応無線LANルーターラインナップ。フラグシップモデルの「WXR-5950AX12」は継続販売となる

　各製品の特徴を簡単に説明しよう。
　WXR-5700AX7Sは，冒頭で触れたとおり，筐体外部に4本の可動式アンテナを備える製品で，5GHz帯のWi-Fi 6の場合，帯域幅160MHzの4ストリームで，理論上の最大転送速度4803Mbpsで通信可能であることを特徴としている。
　WAN側の有線LANポートは10Gbps対応であるが，4ポート備えるLAN側有線LANポートは，1000Mbps（1Gbps）対応までだ。

　国内のインターネットプロバイダがサービスしているIPv4 over IPv6サービスのv6プラス，transix（DS-Lite），OCNバーチャルコネクト，IPv6オプションにも対応しているので，これらサービスの利用を検討しているゲーマーの選択肢にもなるだろう。

　バッファローがプレミアムモデルに位置付けるWXR-5400AX6シリーズは，内蔵アンテナ式のWi-Fi 6対応無線LANルーターである。カラーバリエーションは「シャンパンゴールド」と「マットブラック」という2色展開だ。

WXR-5400AX6-CG（左，シャンパンゴールド），WXR-5400AX6-MB（右，マットブラック）

　5GHz帯のWi-Fi 6においては，4ストリームで帯域幅160MHz，最大転送速度4803Mbpsの通信が可能な点は，WXR-5700AX7Sと同じだが，WAN側の有線LANポートが1000Mbps対応までとなるのが大きな違いと言えようか。IPv4 over IPv6サービスへの対応は，WXR-5700AX7Sと同じである。

　Wi-Fi 6対応のエントリーモデルに位置付けられているのが，内蔵アンテナ式のWSR-1800AX4シリーズだ。上述の2製品が，Wi-Fi 6における5GHz帯での帯域幅が160MHzであるのに対して，本製品は半分の80MHzまでで，2ストリーム，最大転送速度も1201Mbpsと低めになっている。
　IPv4 over IPv6サービスへの対応は，上述の2製品と変わらない。

WSR-1800AX4-BK（左，ブラック），WSR-1800AX4-WH（右，ホワイト）

バッファローの無線LANルーター製品情報ページ