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[TGS 2016]「日本ゲーム大賞 2016」アマチュア部門の受賞作品が発表。大賞に選ばれたのはHAL大阪の「Trail」
アマチュア部門の大賞に選ばれたのは,HAL大阪のProject Trailが手がけたPCゲームの「Trail」。Trailは,煙の気流を利用してステージの形をあぶり出しながら進むアクションパズルゲームだ。煙の流れがプレイヤーを導くガイドにもなっており,その全体的な完成度の高さが評価されている。興味を持った人は,以下のムービーやHAL大阪の公式blogも見てみよう。
そのほかの受賞作品については,以下のリリース文を確認してほしい。
「日本ゲーム大賞」公式サイト
個人賞は野津宗一郎氏の『FLOLF』に!
開催20周年を迎えた「日本ゲーム大賞 2016(JGA2016)」(主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会、略称:CESA、会長:岡村秀樹)では、「日本ゲーム大賞 アマチュア部門」受賞10作品から「大賞」および「優秀賞」、「佳作」、そして「個人賞」の各賞を本日発表しました。
募集テーマを『流れる』とした今年のアマチュア部門は、応募総数が過去最多329作品。1次、2次、そして最終審査と厳しい審査を経て、HAL大阪 ProjectTrailチームの『Trail(トレイル)』が大賞を受賞。本日の発表授賞式では、主催者を代表して、人材育成部会、部会長の松原健二よりトロフィーと副賞50万円が授与されました。
また、個人が制作した作品に贈られる「個人賞」には、『FLOLF(フロゥフ)』(制作者:野津宗一郎氏)が選ばれました。
HAL 大阪「Project Trail」チーム
【「日本ゲーム大賞2016 アマチュア部門」各賞一覧】
※カナ50音順
□ ゲームタイトル
・プラットフォーム
・制作者/制作チーム名
・団体/個人
・学校名
■大賞
□ Trail(トレイル)
・PC
・Project Trail
・団体
・HAL大阪
■優勝賞
□ Elec Head(エレキヘッド)
・PC
・パグンタラン イチロ デコロンゴン
・個人
・日本工学院専門学校
□ Trail(トレイル)
・PC
・Project Trail
・団体
・HAL大阪
□ FACTORIAN(ファクトリアン)
・スマートフォン/タブレット
・古川 貴士
・個人
・名古屋工学院専門学校
□ FLOLF(フロゥフ)
・PC
・野津 宗一郎
・個人
・HAL名古屋
□ Milky Star Way(ミルキー スター ウェイ)
・PC
・橋本 龍弥
・個人
・HAL名古屋
■佳作
□ ELECT CORRECT(エレクト コレクト)
・PC
・No Plan
・団体
・HAL大阪
□ Gossip Quest(ゴシップ クエスト)
・PC
・Team Gossip Quest
・団体
・名古屋情報メディア専門学校
□ Ding Dong War(ディン ドン ウォー)
・スマートフォン/タブレット
・Project D.D.W
・団体
・HAL大阪
□ FLOWer(フラワー)
・スマートフォン/タブレット
・華 GAMES
・団体
・ECCコンピュータ専門学校
□ 流闘(ルート)
・スマートフォン/タブレット
・チーム大陸
・団体
・HAL大阪
■個人賞
□ FLOLF(フロゥフ)
・PC
・野津 宗一郎
・個人
・HAL名古屋
■大賞作品 『Trail』(制作者:Project Trail、HAL大阪)
【作品紹介】
暗闇に包まれた世界で、あなたを導くのは煙。その気流を利用して、ステージの形を炙り出しながら進むアクションパズルゲーム。足元の草に火をつけ、煙を大量に発生させたり、時には煙で歯車を回したり、性質の異なる煙を上手く利用しながら、出口を目指します。燃え上がる炎と煙の独特な世界観、シームレスなステージ構成、さらには煙の気流を妨げる冷気を発する天敵など、様々なアイデアが盛り込まれ、企画力に優れた作品です。
【受賞理由】
完成度の高さに驚きました。
真っ暗なステージに火を灯すことで、周囲のステージ構造を把握させるシステムは、プレイヤーの集中力を高めます。また、煙の流れがプレイヤーを導くガイドにもなっており、独創的かつゲームに欠かせない要素にもなっています。操作性、ほどよいパズル要素、グラフィック等も不満のないレベルにあり、スムーズに、「なるほど」と感心しながらプレイできました。
ここに、気持ちをぐっと高めるような驚きやメリハリが盛り込まれれば、熱中してプレイできそうです。今後の活躍にも期待します。
(カドカワ株式会社 林 克彦)
■個人賞は『FLOLF』
応募総数329作品中、個人からの応募は67作品。そして受賞4作品の中から野津宗一郎さん制作の優秀賞受賞作品『FLOLF(フロゥフ)』が個人賞に選ばれました。審査員の石野和明氏(グリー株式会社 / ファンプレックス株式会社)は、「独特なセンスを持つシンプルなグラフィックとゲーム性が新しく、個人で作られたことで実現できた魅力ある作品」と評価しています。
「日本ゲーム大賞 アマチュア部門」は、法人、団体、個人、学生、一般を問わずアマチュアの方が制作されたオリジナルの作品を対象に募集しています。審査は、業界誌編集者、クリエイターによるプレイ映像の視聴審査(一次審査)、試遊による二次審査、そして発表授賞式のプレゼンターおよび各賞の講評を務める業界誌編集長とトップクリエイターによる試遊審査(最終審査)により、各受賞作品を決定します。
来年度もゲーム産業を担う、未来のクリエイターたちから情熱溢れる作品を募集する予定です。
「日本ゲーム大賞」公式サイト
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