［gamescom］gamescom 2017の入場者は35万人。官民一体の盛り上がりで，10回目の開催となる来年にも期待がかかる

　ドイツのケルンで現地時間の2017年8月22日から26日まで開催されたゲームイベント「gamescom 2017」の入場者数が35万人を記録したことが明らかになった。参加企業数は前年から5％増の919社で，来場者の国籍は106か国にものぼっている。


　gamescomの企画や運営を担当するKoelnmesseが発表した詳しい内容は以下の通り。

・gamescom 2017の来場者は全体で35万人
・来場者の国籍は106か国
・このうち，ゲーム業界関係者は3万700人
・参加企業数は前年比5％増の919社となり，54か国から参加した。919社の72％は外国企業
・gamescom congress，SPOBIS Gaming & Media，devcomなどの関連イベントも成功

　gamescomはPC，コンシューマ，モバイル，VR，e-Sports，そして家族向けのエデュテイメントや物販，コスプレ大会なども含めた「全方向型のゲームイベント」と銘打つ総合的な催しであることを強く打ち出している。
　また，今年はゲーム開発者会議をGame Developers Conferenceから切り離してdevcomという単独イベントとして開催し，800人の業界関係者を集めた。


　4GamerではKoelnmesseのディレクターであるティム・エンドレス（Tim Endres）氏への単独インタビューを行っているので，詳細はこちらをご覧いただきたい。

　官民一体で盛り上げようと言う機運が強いのもgamescomの特徴だ。ケルン市内では無料のコンサートが開催されたほか，今年はドイツの首相であるアンゲラ・メルケル氏がオープニングセレモニーに出席し，会場を視察するという，ゲームイベントとしてはおそらく前例がないと思われる快挙を成し遂げた。

10回めのマイルストーンとなるgamescom 2018は，2018年8月21日から25日にかけて開催される予定だ。さらなる盛り上がりに期待しながら，こちらのページから今年の掲載記事をご覧いただきたい。

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