ストリーミングサービスのTwitchで大規模な情報漏洩が発生。ソースコードやストリーマーの収益などが流出

　Amazon傘下のライブストリーミング配信サービスTwitchがハッカーの攻撃を受け，120GBを超える情報が流出したと，VCGなどのメディアが報じている。Twitchもセキュリティ違反が起きた事実を公式Twitterアカウントで認めており，対応に取り組んでいることを発表した。
　匿名のハッカーは，大規模掲示板の4chanにTorrentリンクを投稿しており，現在も拡散が続いている模様だ。

We can confirm a breach has taken place. Our teams are working with urgency to understand the extent of this. We will update the community as soon as additional information is available. Thank you for bearing with us.

— Twitch (@Twitch) October 6, 2021

　報道によれば，ハッキングされたのは，サーバーのソースコードや履歴，ストリーマーやクリエイターへの支払いの詳細，モバイル，デスクトップ，コンシューマ向けクライアントの情報，Twitchが使用する独自SDKと内部AWSサービスの情報など，多岐にわたり，中にはトップストリーマーが2019年8月から2021年9月までの間に獲得した収益の金額も含まれるという。
　パスワードの漏洩については明らかになっていないが，一部のユーザーは流出したデータの中に暗号化されたパスワードも含まれていると主張しており，2段階認証の設定やパスワードの変更などを呼びかけている（リンク）。

　メディアや多くのユーザーが，Torrentで流れた情報を本物だとしているが，現段階で120GBを超えるデータがすべて本物であるとは認定されていない。Twitchの調査の進行状況については，「こちら」でアップデートされるとのこと。Twitchの使用者は必要な対応をとったうえで，目を通しておこう。

Updates on the Twitch Security Incident