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ジェイソン・ボーンがゲームに! EA,ロバート・ラドラムの小説をゲーム化と発表
作家のロバート・ラドラム(Robert Ludlum)氏は,1971年に処女作「スカーラッチ家の遺産」でデビューして以来ベストセラーを連発,大人気ベストセラー作家となっている。
ハリウッド俳優のマット・デイモンが,記憶を失った男ジェイソン・ボーンを演じたアクション映画,「ボーン・アイデンティティー」を始めとするボーン三部作の原作者といえば,日本でも公開されてヒットしただけにご存じの人も多いだろう。
EAでは今回の契約に基づき,ジェイソン・ボーンの登場するゲームを開発中とのこと。開発を担当するのは,スウェーデンのゲームデベロッパStarbreeze Studiosで,2004年に「The Chronicles of Riddick: Escape from Butcher Bay」を開発したデベロッパだ。
今回の発表にさいして,Ludlum EntertainmentのCEOであり,ラドラムの遺産管理者であるジェフリー・ウィーナー氏は「ロバート・ラドラムの作品が世界中で支持され続けるのは,彼がストーリーと登場人物に惜しみない気配りをした証でもあります。ロバート・ラドラムはリアルで理解しやすいスリル満載のストーリーを手がけてきたのです。EAは同じレベルのリアルさをゲームの世界にもたらしてきました。我々はEAの圧倒的な制作力とマーケットリーチで書籍や映画で成功を収めたように“ジェイソン・ボーン”シリーズがゲームで再現されることを確信しております」とコメントしている。
また,EA Gamesレーベルのマーケティンググループ,バイス・プレジデントのマイク・クイグリー氏は「ロバート・ラドラムの“ジェイソン・ボーン”は,世界中の観客にスリルを感じさせる,ここ数十年で最もエキサイティングなアクションヒーローです。EAはラドラム・エンターテインメントとの長期にわたる関係を開始し,アクション満載で魅力的な,緊迫感あるロバート・ラドラムのフィクションを再現し世界中のカジュアル,コアゲームファンにお届けできることを楽しみにしております」とコメントしている。
開発中のゲームに関しては,タイトルを含めて発表されていないため,どのようなゲームとなるのかは不明だが,Ludlum Entertainmentでは,ハリウッドの映画制作会社Universal Studiosとの間で,ロバート・ラドラム原作小説をベースとした新作映画のプロダクションを行っているということで,映画とゲームの両方で,ロバート・ラドラム旋風が吹き荒れることになりそうだ。
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