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[E3 2002#25]本年度ミリタリーアクションの決定版?「Rainbow Six:Raven Shield」
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印刷2002/05/24 02:10

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 [E3 2002#25]本年度ミリタリーアクションの決定版?「Rainbow Six:Raven Shield」 - 05/24 02:10

 コンベンションセンターのSouth Hallの中央部分に,かなり大きめのブースで陣取っていたUbi Soft。ゴーストリコン(Xbox版),The Sum of All Fears,Splinter Cell(Xbox版)など,トム・クランシーの名を冠した,そしてRed Storm Entertainment(以下,RSE)が手掛けるタイトルを前面に打ち出したブースとなっていたが,その中でも文句ナシに期待度No.1なのが,本作「Rainbow Six:Raven Shield」(以下,R6RS)だろう。

 Rainbow Sixシリーズは大きく分けて,これまで「Rainbow Six」「Rougue Spear」などがリリースされており,QuakeやUnrealに代表される,いわゆる"FPS"とは一線を画したコンセプトで,特殊部隊ファンならびに,本シリーズの原作を手掛ける作家トム・クランシーファンから絶大な支持を得続けている作品群である。
 RSEの製品リリースの順は,「Rainbow Six」(Rogue Spear含む),「Ghost Recon」(以下,GR),そして(R6RSを除けば)RSEのPC版最新作にあたる「The Sum of All Fears」(以下,SoAF)。プランニングフェーズを重視するR6,打って変わってアクションフェーズがメインのGR,そして,その両タイトルの特性を併せ持ったSoAFといった具合だ。テクノロジーの進化も手伝って,グラフィックスの面においてGRに大きく溝を開けられた感のあったRainbow Sixだったが,ここへ来て,R6RSでUnrealエンジンを採用し,現時点でもハイレベルな表現力を得られるようになった。

 まぁ,RSEの製品群のハナシはこれぐらいにしてデモンストレーションの様子をば。
 当日,用意されたデモ機でプレイできたのはマルチプレイヤーモードのみ。オマケに,サーバ設定やキーコンフィグなどのオプション画面はすべて非公開であった(ちと残念)。ただし,アクションフェーズにおいて,R6RSで加わった新フィーチャーはすべて試してみることができたぞ。
 まずは,前作と比べてよりアナログな調整が可能になった隊員のアクションについて。これまで,On/OffのみであったPeak(覗き込み)やドアの開閉が,Ctrlキー+右クリックでのマウス操作で,よりアナログに微調整が行えるようになった。これまで「開けて覗く」というデジタルな動きが,「少し開けて,少し覗く」といったことが可能になったわけだ。これにより,ドア越し,屋内のコーナーでの攻防がより緻密に,緊張感高く,そして現実に近づいた。またハシゴなどを昇降するときには,隊員の移動方向に左右されることなく,上下左右に視点を移せるようにもなった。

 そういった,プレイヤーと画面内のキャラクターの一体感が増したアクションもさることながら,なにより,ビジュアル面での進化が凄まじい。銃器モデルは,刻印までしっかりと見て取ることができ,スナイパーライフルなどは,スコープを覗いていない状態でもレンズに鮮明に背景が写しだされている。非常に地味な部分ではあるが,着弾した壁のパーティクルなども無駄に思えるぐらいに美しくなっていたり,人間への着弾モーションも相当数のパターンが用意されていたりと,どこを見てもこだわりを感じさせる作りになっているのだ。
 また,本作で新たに加わったアイテム「ガス・グレネード」(これまでは,定番のFlash Bangのみであった)。室内への突入時の使用されるアイテムなのだが,その効果の表現が非常に独特。ガス・グレネードから噴出されるガスにある程度近づくと,15秒間に渡って,プレイヤーの視界が完全にぼやけてしまうのだ(左上の画面を参照)。複数ターゲットに対するステルス武器として威力を発揮することなると思うのだが,さてはて,マルチプレイでの連携プレイに同影響してくるか,非常に楽しみである。

 読者も一番気になっているであろうプランニングフェーズについては,その全貌を聞き出すことはできなかった。R6の末裔だけに,かなり期待していいと思うのだが……(本作は今秋のりリース予定。そこまで望むのは酷か)。とはいえ,公式サイトでもScreenshotsなどを始めとした多くのリソースが公開されつつある。ブースに訪れたプレスの面々も,ひとしきり感嘆の声を上げていたRaven Shield。これまでにない,圧倒的なクオリティを引っさげてリリースされることは間違いないと思うので,大いに期待して待つとしよう。
 暗いシーンばかりで申し訳ないがムービーも撮影してきたので,のちほどUpしよう。(Gueed)

C 2002 Red Storm Entertainment, Inc. Red Storm and Red Storm Entertainment are trademarks of Red Storm Entertainment, Inc. Rainbow Six is a trademark of Red Storm Entertainment, Inc. Rainbow Six: Raven Shield is a trademark under registration by Ubi Soft Entertainment, Inc. Red Storm Entertainment, Inc. is a Ubi Soft Entertainment company. All Rights Reserved.


  • 関連タイトル:

    トム・クランシーシリーズ レインボーシックス3 レイブンシールド 日本語版

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