コーエーは，戦国ストラテジーゲーム「信長の野望・蒼天録」（以下，本体）の拡張パック，「信長の野望・蒼天録 パワーアップキット」（以下，蒼天録PK）を2003年春に発売すると発表した。
　蒼天録PKで追加される要素は，以下の通り。

・「特撰カスタマイズ」モード
　この特撰カスタマイズを選ぶと，武将集めが好きな人向けの「武将三昧」，ひたすら合戦しまくる「合戦三昧」など，プレイヤーの好みに合わせた6種類のゲームがプレイ可能。またそれぞれのゲームを一定の成績以上でクリアすると，何かしらの賞品が入手できる。
　そしてモード名から分かるように，多種多様なカスタマイズができるのもこのモードの特徴だ。「軍団単位の独立の有無」，「合戦の統率能力の重視」といったカスタマイズ項目が50種類以上用意されている。またオリジナルの"カスタマイズデータ"を，簡単にユーザー間で交換可能。

・シリーズ初の信長誕生以前のシナリオを3本収録
　蒼天録PKには，信長の野望シリーズで初めて，信長が誕生する前の時代のシナリオが収録されている。1495年スタートの「駿河の梟雄」（するがのきょうゆう）など3本が収録されており，北条早雲や浅井亮政など，戦国時代初期の名武将でプレイ可能になった。

・各種エディタ
　パワーアップキットでお馴染みの各種エディタももちろん収録されている。歴史イベントエディタでは，イベント条件，登場人物，セリフ，背景グラフィックスを設定することで，簡単にオリジナルの歴史イベントを作成可能。また当然，作成したイベントデータはユーザー間で交換可能だ。
　そのほか，武将，城，姫などのエディタも収録されている。

・各種データベース
　城のデータベース「名城物語」，官位のデータベース「官位事典」，家宝のデータベース「家宝列伝」などが収録されている。

・アルゴリズムの強化
　ユーザーからの意見/要望を採り入れて，CPUのアルゴリズムが強化されている。本体は比較的難度が低いといわれていたが，蒼天録PKによって，より歯ごたえのあるプレイが楽しめるようである。

　価格は5800円。なお，蒼天録PKで遊ぶには本体が必要なのでご注意を。また本体とセットになった「信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット」も同日に発売される予定で，こちらは1万3800円。（Iwahama）

→「信長の野望・蒼天録」本体の特設ページは，「こちら」からどうぞ。

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