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期待のシングルRPG「BEYOND DIVINITY 完全日本語版」発売日決定 | - 2004/04/06 20:46 |
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BDは,シングルRPGとして世界的に高い評価を受けた「Divine Divinity」(邦題「ディヴァイン・ディヴィニティ 完全日本語版」。以下,DD)を開発したLarian Studios社の最新作。BDはタイトル中に「Divinity」とあるものの,DDの続編ではなく(DDの続編となる「Divinity2」の開発も発表されている),シリーズの番外編といった位置付けになる。 ゲームエンジンはDDで使われたものの改良版で,基本的な部分はすべてDDを継承している(このあたりも,本作がDDの続編ではない理由だろう。「DDのエンジンがもったいない」というか)。 BDの舞台は,DDの世界観を継承した別の宇宙。プレイヤーは,神の使者(DDの<神なりし者>と関係ある?)でありながら闇の別世界へと引き込まれた人間と,呪いによって彼と魂が結合してしまったデスナイトの二人を操作して,この世界での冒険を進めていく。 人間とデスナイトという,とても相性が良いとは思えない二人だが,呪いのために,片方が死ぬともう片方も死ぬという状態になっている。そこで二人は一時的に協力して,二人の呪いを解く古代の秘法<RIFTRUNNER>を探す旅に出るのだ。 先述したように,基本的なシステムはDDを継承している。ただもちろん新しい特徴もいくつかある。 例えば,"パーティ・コントロールシステム"。プレイヤーは常に人間とデスナイトを同時に操作する必要があるし,さらにNPCが加わって3人を操作するなんて場面もあるようだ。操作方法は,ちょうど「天覇光芒記〜プリンス・オブ・シン〜」のような感じ。RTSのように操作するキャラクターを選択(複数選択可)してから,DDと同じ操作をする,といえば分かってもらえるだろうか。 筆者がプレイした限りでは,基本的には全員を選択して行動するわけだし,3人程度までなら操作が面倒とは感じなかったので,その点はご安心を。 裏フィールドとは,メインストーリーとは関係のない,いうならば"オマケ"の世界。しかしこのオマケが,もの凄いのだ。この裏フィールドでは,ダンジョンやクエスト,アイテムなどがすべてランダムに作られ,入るたびに違うフィールドで遊べるという。プレイヤーはこの裏フィールドに入らなくても本作をクリアできるが,ここで数々の冒険をすることで,レベルアップを図ったり,装備を充実させたりできるわけだ。 BDの物語はactI〜Vの5幕で構成されていて,各actに,この裏フィールドへの入り口が用意されている。ただどの入り口もすぐ分かる場所にあるのではなく,何かしらの仕掛けを解くことで,初めて入れるようになるようだ。 また興味深いのが,ゲーム起動直後のメニュー(右上の画像参照)に「ENTER BATTLEFIELD」という項目があること。なんでも裏フィールドは,ゲームクリア後にも訪れられるようだ。 DDは,とてつもないボリュームを誇るゲームでありながらも,熱心なプレイヤーはその世界のほとんどを見てしまい,「もっとこの世界にとどまっていたいのに,倒すモンスターがいなくなってしまった」なんて状態もあった。しかしBDは,文字通り無限に遊べるゲームになっているようである。 裏フィールドを考慮しなくても,なおBDのボリュームはかなりのものだ。クエストは,サブクエストを含めて300以上(DDは約200)。アイテム類は300タイプ以上,NPCは計600人以上(DDは150人以上)と公表されている。 またDDは英語で25万ワードのテキスト量だったが,MYSTIX STUDIOSによると,ローカライズ用のテキストが20万ワード以上送られてきていて,その後も追加分が届いているというから,DDと同じかそれ以上のボリュームとなりそうである。 そんなわけで,BDも最低でも50〜60時間は遊べるゲームになっている感じである。税込みで1万円以上と決して安くない価格設定ではあるが,本作を日本語で遊べるのであれば,その価値は十分あると思う。 なお本作は「完全日本語版」となっているが,日本語化されるのはテキストのみで,音声メッセージ(DDよりもよくしゃべる!)は英語のまま。まぁこれに関しては,こっちのほうが好みという人が多いから,問題ないだろう。 さてさて,DDファン(編集部にも筆者を含め3人いる)にとっては,のどから手が出るほど"待望"だったBDの発売日が発表されたわけだが,正直,この発売日は延期される可能性があると思う。本作はすでにドイツ語版こそ発売済みだが,英語版は"4月中"に延期されている。また先述したようにテキスト量があまりにも膨大で,ローカライズ作業も一筋縄にはいかないと思うのがその理由だ。 「5月28日に出ればいいな〜」くらいに思って待つのが,ちょうどいいんじゃないだろうか。待てない人は,「こちら」のデモ版(英語版)をどうぞ。(Iwahama) →「Beyond Divinity」のデモ版(英語版)は,「こちら」 →「Beyond Divinity」の記事一覧は,「こちら」 Copyright © 2003-2004 Larian Studios. All rights reserved. Divinity Universe, Divine Divinity, Beyond Divinity are registered trademarks of Larian Studios. |
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BEYOND DIVINITY 完全日本語版
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