紹介記事
いまから始めるオンラインゲーム:第2回「グラナド・エスパダ」いまなお斬新なシステムを誇るMMORPGは,時代の変化に合わせた「遊びやすさ」を追求する
Part2. 短時間でもソロでも遊びやすくなった最新のGEを体験
MMORPGというと,長く険しいレベル上げを経てキャラクターを強くするというイメージがつきまといがちだが,最近のGEは,そうしたイメージからの脱却を図ろうとしている,そのうえでソーシャルゲームなどとはまた違った,長く,深く続けていけるゲームを目指しているように感じられる。
また,GEでは,手持ちのキャラクターを最大レベルまで一気にレベルアップさせてしまう「ほぼカンストキャンペーン」など,ほかの作品では見られないキャンペーンを行っているのも特徴だ。GEをプレイしたことがない人や,過去にプレイしていたという人は,「そんなに簡単にレベル上げをさせてしまって大丈夫なのか」と思うかもしれない。しかし,GEには多くのキャラクターがいるので大丈夫なのである。ここではGEの序盤から流れを追ってゲームの特徴的なシステムと注意点を紹介してみたい。
Part1.「グラナド・エスパダ」概要紹介はこちら
GEを始める前に,特徴的な仕様&職種を理解しよう
さて,GEはマルチキャラクターコントロール(MCC)によって3名のキャラクターを同時に操作するMMORPGである。ここからしてほかのゲームとは一線を画す感じなのだが,それ以外でも独特なシステムが多く,ごく普通のMMORPGにある程度慣れている人でも,さまざまな点で戸惑うことも出てくるかもしれない。本稿ではGEを始めたときに戸惑いやすい点を中心に序盤のプレイレポートをお送りしよう。
2014年7月現在のGEのサーバーは3つ。「アイオライト」「カーネリアン」「ジェムシリカ」だ。GEは何度かサーバー統合を行っており,過去にプレイしていた人は「アイオライト」「カーネリアン」のどちらかに移動していることが多いだろう。新たに始める場合,比較的新しいサーバー(ワールド)となる「ジェムシリカ」が推奨されている。
ログインすると,まずは「家門」の名称入力画面となる。複数のキャラを同時に操作するGEではキャラクターのファーストネームとは別にファミリーネーム「家門名」が必要になる。他プレイヤーからはこの家門が“プレイヤー名”として扱われる。余談だが,キャラクター名と続けて家門名が表示されることを利用して,ネタに走った名前をつけるプレイヤーも少なくなく,思わず吹き出してしまうような家門名を名乗っている人もいたりする。
家門名を決定したらいよいよキャラクターメイキングだ。とはいえ,GEではパラメータの設定や姿形の造形といった個々のキャラのメイキングの自由度は低い。職業と男女の区別に顔が2パターン程度といったところだ。しかし,最終的に1プレイヤーが扱えるキャラクターは100体を超え,プレイヤーの特徴は使用キャラクターの組み合わせによって表現できる。このあたりもほかのMMORPGと一線を画す点と言えるだろう。
プレイヤーはまず3体のキャラクターを作成することになるが,最初に作成するのは「スカウト」と決定されている。スカウトはいわゆる回復クラスであり,序盤から必須の職業だ。最初のキャラメイクでスカウトを作らずに失敗することがないように,固定化されているのだ。
GEでは,序盤はスカウトさえいれば,あとはどんな組み合わせでも進めていけるのだが,物理攻撃を兼ねた前衛系と魔法攻撃のできる後衛系の組み合わせがオススメだ。前者はファイター,後者はウォーロックやウィザード,マスケッティアとなるが,今回はセオリーどおりにファイター,ウォーロック,スカウトの組み合わせにしてみた。もちろんキャラクターはあとあと増やすことができるので,どうもしっくりこないと感じたら新たなキャラクターを“編入”させればいい。
●GEの基本クラス
・ファイター
・スカウト
・マスケッティア
・ウォーロック
・ウィザード
初めてゲームをスタートすると,まずは「スタートニア」というチュートリアルマップから始まる。ここは豊富なGEのキャラクターのお披露目の場とでも言えようか。マップ内に立っているキャラは,すべて家門に編入可能なキャラクターなのだ。そばに近づけば,スキルのモーションやちょっとしたセリフをしゃべってくれるので,まずはひととおり見て回るといいかもしれない。
GEではオーソドックスなMMORPG同様,マウスカーソルを左クリックした地点にキャラクターが移動するという移動形式を取っている。操作キャラクターが多いものの,画面下部のキャラクター情報の上半分をクリックしてメインの操作キャラクターを選択し(画面内のキャラクターを直接クリックしてもOK),ほかの2キャラはそれを追随するという形だ。
スタートニアの隅にいるNPC,ヌネズ提督を左クリックして話しかければ,開拓者(プレイヤーのことだ)の序盤の拠点「リボルドウェ」に移動し,本格的なスタートとなる。
複雑そうに見えるけれど,GEの戦闘の基本はスペースキーをポンと押すだけ
GEは,大枠の形式としては比較的オーソドックスなクエストクリア型のMMORPGである。さまざまなNPCがクエストを依頼してくるので,話を聞いて承諾し,クリアしていくことで報酬がもらえるという感じだ。
ただ,クエストの中には「ミッション形式」のものもあり,これらはクエスト受諾後すぐにミッション専用マップに移動して戦闘開始となる。困ったことに(?),多くのプレイヤーが最初に受けるであろうクエストがこのミッション形式になっており,操作もままならぬうちに戦闘をさせられる可能性が高い。ということで,まずは簡単な戦闘の行い方を説明していこう。
キャラクターは最初から初心者用の装備を装着した状態で始まるため,装備関連については気にする必要はない。初期装備のクレセメントシリーズは,キャラクターのレベルに応じて能力が変化する便利な武具なので,しばらくはこの装備を使っていればOKだ。
敵を攻撃するには,狙いたい敵を左クリックしてもいいのだが,敵の数が多く,乱戦になるといちいちクリックしてもいられない。そんなときはスペースキーをポンと叩けばOK。これで「キープモード」という状態になり,その付近を中心にしてキャラクターがオートで戦い始める。GEの基本はこのキープモードによる自動戦闘なのである。
なお,近接攻撃を行うファイターなどは,敵が逃げていくとそれを追いかけていきがちで,味方のスカウトの回復範囲を逸脱してしまうこともある。そんなときにはF4キーを押すことでリーダーとして選択したキャラのところへ全員を集合させることができる。
また,単純に地面をクリックしてキャラ全員を移動させてもいいだろう。後者のほうが直感的には分かりやすいかもしれない。もちろん,移動が終わったらスペースキーを押して再度キープモードにするのを忘れずに。
敵を倒すと多数のアイテムがドロップされるが,これらをいちいちクリックして拾っていては日が暮れてしまう。そんなときにはキャラクターに周囲のアイテムを拾わせる「ハーベストモード」が便利だ。というか,これがないとやっていられない。ハーベストモードは「Ctrl+Shift+移動地点左クリック」で行える。クリック地点まで周囲のアイテムを拾いながら移動してくれるので,敵を倒し終わったらハーベストモードで移動を繰り返せばOK。また,戦闘中にアイテムを拾いたい場合は,「Ctrl+スペースキー」で「周囲ハーベスト」を行うこともできる。
基本はこの「キープモード」と「ハーベスト」を繰り返していればOK。そのほか,移動地点まで敵を攻撃しながら進む「アサルトモード」や,位置を固定して動かずに戦う「ホールドモード」,ほかにクリックできる要素があっても移動先を最優先で指定できる「絶対移動」などもあるが,これらが必要になるのは中盤以降や特殊な場合なので,最初は気にする必要はないだろう。
ゲームスタート後,クエストをこなすためにフィールドマップや,序盤のダンジョンである「アル・ケルト・モレッツァ」に行ったりしていると,どんどんレベルが上がっていく。
GEでは短時間のプレイでも楽しめるように,クエストを進めていくうちに自然とレベルが高くなるようなゲームバランスに変更されている。ゲーム中盤になるまで「レベル上げ」をする必要は一切ないと言える。目の前に立ちはだかるザコ敵を排除しているうちに,クエストクリアに必要なレベルに上がっているので,一切ストレスを感じない。むしろ序盤に関しては必要レベルに対して現在レベルがややオーバー気味になるため,操作に慣れていない初心者でもすんなり進めることができるだろう。
リボルドウェでは,スタート地点の街らしく,武具の強化のやり方や,アイテム収集のクエスト,前述したミッション形式のクエストなど,さまざまな内容のクエストを受けることができる。
クエストをクリアすると,基本的には「経験値カード」と呼ばれる報酬がもらえ,リーダーキャラを選択した状態でこのアイテムをダブルクリックすると,そのリーダーキャラに経験値が入るという仕組みになっている。昔は「これでレベルアップして次のクエストに備えてね」ということだったのだが,現状のバランスではとくに使う必要もなく適正レベルになる。なので,これらはあとあと作成するキャラを一気にレベルアップさせるために保存しておくのがいいかもしれない。
また,序盤のクエストではいわゆる課金アイテムもふんだんに獲得できるようになっている。攻撃や防御が高くなる羽型の衣装や,獲得経験値がアップするサービス権利などなど……。これらはCtrl+Fキーで開く有料アイテムインベントリから使用することができるので覚えておきたい。実はこれらのアイテムは,キャンペーンやイベントで配られることも多いため,惜しみなく使ってしまって構わないだろう。なお,新規プレイヤーキャンペーンが行われている場合など,公式サイトから申請することで自動的にゲーム内アイテムが受領できることもある。詳しくは公式サイトの「初めてプレイされる方へ」のバナーを見てみよう。
「スタンス」のレベルを成長させて,多彩なスキルを使いこなそう
序盤からあれよあれよという間にキャラが育ち,だんだん強くなっていくのだが,ここらでGEの特徴の一つである「スタンス」と「スキル」について理解しておく必要がある。キャラクターは職業ごとに装備できる武器が決められているのだが,その武器と密接に関係しているのが「スタンス」である。直訳すると構え方,つまり武器の使い方によって,さまざまな攻撃方法が可能になっているわけなのだ。キャラクターは武器を入手するだけでなく,その武器の扱い方である「スタンス」を習得しないと攻撃に使用することができない。
キャラクターは敵を倒すことで,ベースのレベルとは別にスタンス経験値を獲得し(キャラクターウィンドウの下段の青色のバー),戦っていると徐々に「スタンスレベル」が成長していく。スタンスレベルがアップすると,スタンスごとに「スキルポイント」を獲得でき,それを消費することでスキルの効果や威力が高まっていくのだ。スキルポイントは,基本的には余り気味になるので,初期スタンスに関してはすべてのスキルを「マスター」まで上げてしまって構わない。スキルポイントがあるならどんどんスキルを上げていくべきなのだ。
スキルを習得しても戦闘中に使用しなければ意味はない。キャラクターの顔の下のほうにスキルアイコンが並んでいるのがわかると思うが,そこに書かれている英字がショートカットキーになっている。一番左のキャラクターはQ〜Y,中央のキャラクターはA〜H,右のキャラクターはZ〜Nがスキルショートカットだ。
例えば,画像のように右にウォーロック(スタンスはポゼッションファイア)を配置していたらZキーは「ファイアーボール」のスキルが設定されている。戦闘時にZキーを押せば範囲攻撃の火属性スキル,ファイアーボールが発動するのだ(ターゲットが指定されていない場合は発動地点をクリックする必要もあるが)。もちろん,スタンスが変われば設定されるスキルも自動的に変更される。
スキルには使用後一定時間経たないと再使用できないクールタイムが設定されていたり,特定の触媒アイテムが必要になったりするものもあるので,ただ使えばいいというわけでもないが,敵が多すぎてピンチに陥ったりした場合や,ボス戦の際には惜しまず使っていくようにしたい。スキルの使い方を覚えると,それまで眺めているだけだった戦闘が途端にエキサイティングなものになるはずだ。
なお,レベルに比べてスタンスはレベルアップしやすくなっているので,使っているスタンスが最大レベルまで成長したり,新たな武器を手に入れたり,レベル条件を満たして新たなスタンスを手に入れたりした際には,新しいスタンスに変えてみるのもいいだろう。
ただし,スタンスレベルが1だと,それまでの高レベルスタンスに比べて極端に弱くなってしまうので,すべてのキャラのスタンスを一気に切り替えないようにするといった注意も必要だ。
スキルを使いこなせるようになれば,リボルドウェ近郊のダンジョン「アル・ケルト・モレッツァ」などは楽勝だ。ただし,ダンジョンに限らずGEは敵の数が多めで,倒しても倒してもリポップしてきてキリがないことが多い。こういった場合,敵の切れ目になったらある程度の敵は放置して強引に先に進む決断も必要だ(もちろんアイテムはハーベストモードでかっさらって行くことを忘れずに)。
敵のレベルが高いところでは,強引に進むと囲まれてやられてしまうということもありえるので,後方にある程度敵が溜まってしまったら掃討してから進むということを繰り返していくことになる。周囲の敵をきっちり全部スッキリと倒しきってから先に進みたいという几帳面な人は,最初はちょっと違和感があるかもしれないが,GEのバトルはそういうものだと分かれば,これはこれで面白いと思えるはずだ。
序盤は異様にキャラクター戦力がブーストされているので,なにも考えなくてもサクサク進んでいく。むしろ山ほどMobを引き連れて無双しながらレベルを上げていく感じなのだが,きちんとスキルやキャラクターの取り回しを考えずに進めていくと,途中でいきなり詰まることになるはずだ。キャラクターの打たれ強さに配慮した攻め方を覚え,基本的なスキルを適宜使えるようになるだけでプレイヤースキルは上がっていく。
バトルやスキルに関することはだいたいそんなところだ。ほかのゲームと異なる点が多いため,やや長くなってしまったが,その分GEの独自性が浮き彫りになっているはずだ。これだけ多くのMMORPGがリリースされるなかで,長く続いている秘訣はこの独自性によるところも大きいと言えるだろう。
豊富なワープサービスを利用すれば,冒険も楽々で
「アル・ケルト・モレッツァ」のボスであるディロスラテムを撃破する頃には戦闘にも慣れてくると思うが(※注),筆者がここまで進めるのに,実はわずか数時間しか経過していない。MMORPGに慣れている人であればGE開始初日には突破できてしまうはずだ。
※ゲーム開始後,2番めのクエストでディロスラテムを倒せというクエストを受けるが,後回しにするのが無難だ。戦力的には,ゲーム開始時点でもそのままソロで討伐できてしまうのだが,「強いので弱体化させてから倒す」というクエストの流れになっているため,ストーリーを追うならスルーしておこう。なお,先に倒しても,一連の流れが終わらない限り,メインクエストは先に進まない。
リボルドウェでのクエストが一段落すると,ゲームの舞台は次の街「コインブラ」,そして「オーシュ」へと移っていく。
コインブラへは「アル・ケルト・モレッツァ」付近を経由して歩いて行くこともできるのだが,GEでは移動に関しては非常に便利な「ワープポイント」というものが存在する。ゲーム開始地点であるリボルドウェの役所通りにも設置されているが,これを左クリックすると行きたい場所に無料ワープが可能になっているのだ。とくに制限なく利用できるので,作成したばかりの家門でもいきなりコインブラやオーシュへと移動することも可能だ。
これ以外にもAlt+F3キーによる街内移動ショートカットや任意のワープ地点を設定できる「ワープ呪文書」など,さまざまな移動方法が用意されている。
また,移動といえば秀逸なのがオート移動システムで,マップ上の任意の地点を左クリックすると,自動的に最短コースをたどってキャラが移動するようになっている。かなり入り組んだ地点を設定しても他のゲームにありがちな“障害物に当たって延々と足踏みする”というような状況はまず起こらない。
極端な話,ダンジョンの入口でマップを開き,次のエリアへの出口をクリックすれば,眺めているだけで自動的に進んでくれる。これはかなり便利だ。
100名を越えるキャラクターが自分の家門に編入できる。専用の編入クエストによってそのキャラのストーリーも楽しめる
コインブラに進んだあたりになってくると,開拓家門であるプレイヤーが新大陸であるグラナド・エスパダに降り立つ前の過去の事件に関するシナリオなども見え隠れしてくる。システムばかりが話題になるが,GEの特徴は独自の歴史を持つ設定にもある。そして,それを彩るのが魅力的なキャラクター達だ。
NPCが人気になるのはほかのMMORPGでもありがちだが,GEの特筆すべき点はそれら主要なNPCを自分の家門に編入して,プレイヤーキャラ(正確にはキャストと呼ぶ)として操作できてしまうことだ。このキャストは実に100名を超え,アップデートによって日々増えているというから,ある意味恐ろしい(笑)。
GEはこうしたキャスト編入のためのクエストも多数実装されており,中盤以降はメインクエストとともにキャスト編入クエストを中心に行っていくことになる。クエストの途中でそのキャラの過去が明らかになったりするので感情移入もしやすく,また,独自のオリジナルスタンスを持つキャストも多いため,編入後の活用法を考えるのも楽しい。
ただし,一つだけ注意したいのは,キャスト編入カード(キャストは編入カードという状態で獲得できる)をもらったとしても,すぐにそのキャラを作成する必要はないということだ。基本的に,メインキャラクターの育成がある程度進んでからのほうが効率がよいので,メインキャラクターの育成を優先し,次に重要度の高いキャラクターを育成しよう。簡単に手に入るからといって,あまり使わないキャラに時間を取られないように気をつけよう。
では,序盤で編入さえると便利なキャラクター達を紹介しよう。
●序盤のオススメ編入キャラクター
・グレイス
・カリュケ
気になるNPCに関する話を進めて,自分の家門で使えるようにするという編入クエストは意外と楽しく,メインストーリーそっちのけで編入クエストを進めてしまう人も多いほどだ。昔は編入クエストにかなり苦労したり,特定のキャラを編入するためには課金アイテムが必要だったりしたこともあったが,バランスが変更され,ほとんどのキャラは無理なく,無料状態での編入が可能になっている。
自動で戦えちゃうから「放置」でもキャラが育つ? ゲーム公認の「放置狩り」でたくさんのキャラを育成できる
次々に編入するキャストも,ある程度は育成してレベルアップさせたり,スタンスを習得させたりしなければ,後半で活躍させることはできない。しかし,100体ものキャストをすべて育成するのは時間的にも厳しい。そんなときに役立つのが「放置狩り」だ。
放置狩りとは文字通り,放置している間に狩りを行わせるというもので,GEの最大の特徴とも言われている。最初に説明したとおり,キープモードやホールドモードではキャラは自動で戦闘するため,通常攻撃だけであればプレイヤーが手を触れずとも狩りが可能だ。格下の敵が多数湧くダンジョンやフィールドならそのまま延々と狩りを行うこともできるというわけだ。
便利な放置狩りには,唯一,アイテムが拾えないという欠点があるが,これもペットを利用すればある程度はカバーできる。ペットは放置狩り中でも近くに落ちたアイテムを拾ってインベントリに入れてくれるのだ。昔はペットを活動させるための「エサ」が課金アイテムだったのだが,現在はゲーム内で獲得できる第2通貨「Feso」(フェソと読む)を消費することで購入が可能となっている。なお,Fesoもゲーム内の特定の通常ドロップアイテムを換金することで得られるようになっており,昔よりもはるかに入手しやすくなっている。
また,ペットは,序盤に登場する「リンドン」の隣にいる「ペット愛好家」から編入させることが可能なので,ぜひ加入させておこう。
また,オーシュの「バウンティハンターギルド」には,ソロで入れるミッションがまとまっており,ミッションでは報酬で装備やFeso,課金アイテムなどが獲得できるので,レベル50以上になったら挑戦してみるといいだろう(入場自体はレベル40から可能だが,レベル50くらいでの挑戦が無難)。
なお,公式サイトでは稼働中のゲーム内のキャラクターの行動をある程度制御できる「GEMOCON」(ジモコン)なるアプリも配布しており,出先から放置狩りの様子を確認したり,ちょっとした操作(全滅していたら復活させるなど)が可能となっている。まとまった時間は取れないけれど多数のキャストを育成したいというわがままな要求にも答えられるゲームになっているのである。
さらなる成長と共に
舞台は新大陸から旧大陸へ
文明と未開地のギャップが楽しめる新大陸グラナド・エスパダ。オーシュ以降,ストーリーの進展によって未開のウスティウルジャングルやバハマルなどへと向かうことになる。このあたりの地域には,早いプレイヤーだと1週間くらいで到達できるはずだ。なお,GEのキャラのレベルは100までとなり,以降はマスターガーディアンズに話しかけることで,ベテラン,エキスパート,マスターと昇級していくようになる。昇級すれば,新しい装備やスタンスによって,よりキャラクターが強くなるので,まずは昇級を目指すことをお進めする。
一般開拓者 レベル1〜100
ベテラン レベル101〜110相当
エキスパート ベテランレベル10(レベル110相当)〜
マスター エキスパートレベル10(レベル120相当)〜
ゲームプレイの短時間化,ソロでも十分に楽しめる変更でGEのプレイがより楽しく
さて,最初の話に戻ろう。「ほぼカンストキャンペーン」やレベルアップの加速によってゲームの楽しさが損なわれているか,という問題についてだ。
最後まで読んでくれた方ならもうお分かりのことと思うが,GEには多数の魅力的なキャストが待ち受けている。「ほぼカンストキャンペーン」でカンストに持っていけるキャラはせいぜい数名。100名以上のキャストがいることを考えるとほとんど影響はない。というか「ちょっと育てるのが面倒だなぁ」なんて思うキャストもムリなく育てられるのでむしろ活動意欲は増す傾向にある。そしてレベルアップが加速することで,あとから入ってきたプレイヤーはベテランプレイヤーに追い付きやすくなり,ベテランプレイヤーはキャストを育てやすくなる。誰もが嬉しい内容になっているのである。
なお,「ほぼカンストキャンペーン」を利用して最初の3キャラをマスターレベルまで上げてしまえば,すべてのクエストは一気に“イージーモード”になる。初心者にはあまりオススメできないが,ゲームに慣れていない人などは,回復職であるスカウトだけをカンストさせて生き残りやすくさせ,難度を下げるというやり方もある。
8周年記念アップデートでも行われた「ソロでも遊べるゲームバランス」はまだまだ進行中で,今後さらにプレイしやすくなることがアナウンスされている。一方で,フィールドレイド系のコンテンツや党(ほかのゲームでいうギルドに相当するもの)で戦う「コロニー戦」など,多人数で遊ぶコンテンツも当然ながら充実している。
いつもはソロで,たまにはみんなと。自分なりのペースで遊べるようになったGEは運営から8年を経過してなお,その勢いを加速させているように感じられる。まだ触れたことのない人,そして過去に触れて一度は離れてしまった人も,今の時代に即した作品に生まれ変わっているGEを体験してみるのはいかがだろうか。今回,この企画に合わせて,以下のような4Gamer読者限定のアイテムプレゼントを用意していただいた。この記事を読んでGEに興味を持った人はぜひ活用してほしい。
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古代エン セルラルを除いた古代の地域への入場が可能になり経験値,スタンス経験値,ドロップ率が30%上昇する。
使用後に7日間の期間が設定されます。取引き,ドロップはできないアイテムとなります。
古代の地域は,レベル100(ベテラン)以上のキャラクターによる放置狩りにに適したマップです。入り口はバハマル地域にありますので,ある程度キャラクターを育ててから使うのがよいでしょう。アイテムを利用するには,公式サイトの特典カウンターから,利用したいワールドを選択してアイテムコードを入力してください。
※アイテムコードは1アカウントにつき1回のみ利用できます。
※アイテムコードの利用期限は無期限となります。運営社の都合により予告なく変更,利用ができなくなることがあります。ご了承ください。
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