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「グラナド・エスパダ」10周年の大改革によってユーザー数が2倍に。プロデューサーとディレクターが語る現在の状況と今後の展開
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印刷2016/08/27 00:00

インタビュー

「グラナド・エスパダ」10周年の大改革によってユーザー数が2倍に。プロデューサーとディレクターが語る現在の状況と今後の展開

画像集 No.003のサムネイル画像 / 「グラナド・エスパダ」10周年の大改革によってユーザー数が2倍に。プロデューサーとディレクターが語る現在の状況と今後の展開
 2016年7月21日にサービス10周年を迎えた,ハンビットユビキタスエンターテインメント(HUE)のMMORPG「グラナド・エスパダ」(以下,GE)。同日に実施された大型アップデート「グラナド・エスパダX」では,新コンテンツの追加に加え,140体におよぶキャラクターのバランス調整や,アイテムデータの整理など大きな改変が施された。
 その結果,10周年に向けた施策を行う前後と比べて,接続するアカウント数が約2倍に増えたそうだが,その成果をHUEのGEチームではどう分析しているのだろうか。今回4Gamerでは,GEのプロデューサーを務める松田勇樹氏と,ディレクターの上原弘靖氏に聞いてみた。


10年間の積み重ねを大胆に改善・整理した結果,アクティブプレイヤーが大幅に増加


 あらためて説明しておくと,「グラナド・エスパダX」アップデートは,2016年4月より本サーバーにてさまざまな形で試行錯誤がなされたのち,7月21日に本実装に至ったという経緯を持つ。HUEによると,アップデート直後におけるユーザー数は2倍以上になり,続く8月中も1.5倍前後をずっとキープしているとのこと。
 HC10%還元の影響が大きく,実際には3倍近くの接続ユーザー数になっていたが,様子見に来ている人達も多かったため,実際に遊んだという人は2倍ぐらいだったと推測しているようだ。

10周年記念撮影の様子。描画が限界を超えたため,映りきらない人もいたそうだ
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 なおアクティブプレイヤー数の増加は,アップデートの概要が明かされた7月15日のオフラインイベント「10周年スペシャルショー」の実施と,その模様をネット配信したあとから伸び始めたというから,何らかの事情でプレイを中断していた休眠プレイヤーに対して強く訴求できたことがうかがえる。

 プレイヤーからとくに反響が大きかったのは,全140体のキャラクターに固有の特徴を持たせるべくバランス調整を施した「個性集中アップデート」だ。
 たとえば派閥戦を初めとするPvPコンテンツでは,以前なら特定の“強キャラ”を使って参戦するプレイヤーが圧倒的多数を占めていたが,アップデート後は多彩なキャラクターが入り乱れて戦う光景を見られるようになっている。

発表された“個性”(左)と,派閥戦の様子(右)。さまざまなキャラが入り乱れるようになった
画像集 No.009のサムネイル画像 / 「グラナド・エスパダ」10周年の大改革によってユーザー数が2倍に。プロデューサーとディレクターが語る現在の状況と今後の展開

 「PvPコンテンツの派閥戦では,目に見えて使われるキャラクターが多彩になりましたね。ライン戦では遠距離のフリントロックや大砲が活躍していたと思ったら,混戦だと耐久力のあるグラングマや一撃がでかいカルヤライネンが暴れていたりと,戦況次第でぶれたりする感じが面白いです。PvEでは状況に応じてキャラクターチェンジが目立ちます。上位のコンテンツに挑む時には等級を上げてくれるユリアナを入れるようになったり,属性の弱点を突く魔法剣士が活躍したりと,環境でユーザーが色々考えて組み合わせを遊べるようになっています。
 個性集中アップデートでは,“総勢140を超えるキャラクターで遊べるMMORPG”の実現を目指し,中尾(HUE 事業部 部長 / 「グラナド・エスパダX」プロデューサー 中尾圭吾氏)と僕の二人で1体1体のキャラクターに特徴を付けていったのですが,まあ大変でした。とにかく数が多いので……(笑)」(松田氏)

 「その特徴付けをもとに,実際に私が調整作業をしたんですが,中尾と松田に『今週分はあと何体ですか。早くしてください』と毎週のように催促していました(笑)。二人の作業が遅れるとそれだけ全体のスケジュールが狂ってしまいますし,一度調整しても再調整が必要になるケースが少なくないので,その時間も考慮に入れないといけませんから」(上原氏)

プロデューサー 松田勇樹氏
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 そうやって140体のキャラクターが調整されたとはいえ,このアップデートを機に復帰したプレイヤーだと,使ってみたいキャラクターを所有していないというケースが生じる。また仮に所有していたとしても,実戦に投入するには育成期間が必要となる場合もある。
 そうしたプレイヤーに好評なのが,ゲーム内通貨「FESO」でさまざまな便利アイテムを購入できるFESO商店の拡充だ。

 「FESO商店では,ほぼ全種のキャラクターカードを扱っています。編入の1番人気はバネッサですね。編入キャラも買えるので,結構クエストを進めないと仲間にできないディートリッヒを先に買ってしまったり。復帰プレイヤーの皆さんがとにかく好きなキャラクターをバンバン購入しているという状況です。なかには30くらいのキャラを一気に買って,すでに全部育成を終えた方もいたりしますね。

編入一番人気のバネッサ(左)と,クエストで入手まで時間がかかるディートリッヒ(右)
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 またこの商店ではクエスト進行に必要なアイテムも扱っているので,ストーリーを楽しみたいという方にも好評ですね。クエスト中で1日待たないと進行できないような部分をすべて排除してどんどん進めますし,ストーリーブックを全部買って,シナリオだけを読んで楽しんでいる人もいましたね」(松田氏)


 さらに,これまで有料で販売されていたコスチュームも,すべてFESOで購入できるようになった。この方針は,今後実装されるコスチュームにも基本的に適用されるという。
 これらコスチュームは,従来付与されていた性能がすべて削除され,完全に見た目を変更するための存在となった。

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 「ファイターやスカウトなど基本クラスはコスチュームが同じ人はほぼいなくなりましたね。アップデート後はそれぞれ違う恰好をしているので,本当に多彩になったな,と感じます。以前は性能重視で,ほとんど皆同じ恰好でしたから。とりあえずお気に入りのキャラのコスチュームは全種買う人が多いです。」(松田氏)

 「このアップデートでコスチュームの自由度が格段に高まりましたから,色々なコスチュームを着たいという動きができましたね」(上原氏)

ドレスルーム。購入する前に着せてみて,どれを買うかじっくり吟味できる。新作も随時投入されているとのこと
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 またこのアップデートでは,1日1回または週1回など入場制限のあるミッションと,何度でも挑戦可能な周回ミッションの比率を明確に定め,前者を全体の75%,後者を25%とした。X展開で試験を重ねた結果,たどりついた比率だという。
 周回ミッションは,仕事などの都合で入場制限ありのミッションに挑戦しにくいプレイヤー向けに用意したのだが,事前の予想を超える反響があったそうだ。

 「とくに土曜日の昼から夕方などコアタイムから少し外れた時間に,マイクで募集しながら周回ミッションに挑戦してくださっています。3人抜けたので追加で3人募集! みたいな。少人数パーティを身内で組んで遊んでいる方が一番多いですね。多くの皆さんが遊んでくださるようになりました。

一番参加者が多いのは周回ミッション「憤激のシャペンベルガー」だそうだ
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 入場制限ありのミッションは,失敗しても何度も挑戦できるよう仕様が変更されています。とくに上位ミッションでは,キャラクターがバランス調整されたことを踏まえ,『今度はこのキャラクターでやってみよう』と攻略に挑戦する動きが見られます」(松田氏)


 このアップデートに合わせ,プレイヤー各自がこれまでGEの有料サービスに支払った金額の10%を還元する施策も行われた。
 ちなみに還元は一気になされるわけではなく,10%のうち毎月一定割合で行われている。これは人によっては莫大な額が還元されるため,プレイヤー間で大きな格差が生じることを避けるためとのこと。

 「実のところ,多くの皆さんが還元してから数日のうちにほぼ全額ガチャで消費しています。還元額は1か月で未使用分をリセットする仕様になっているとはいえ,『次のガチャの内容を確認してから……』なんて考えることなく,即使い切ってしまう方が多いです。還元が支給されるのは毎月の月末ぐらいなんですけど,もうお祭りみたいな雰囲気ですね(笑)」(松田氏)


 この10年間にゲーム内に登場したさまざまなアイテムのうち,もはや使用されなくなった,あるいは使用頻度が低くなったもののデータも,このアップデートにて整理された。

 「アイテムの削減に関しては弾丸や触媒の削除以外にも,インベントリと個人倉庫とのやり取りも激減しているデータがあり,インベントリの圧迫などは大分軽減され,プレイしやすくなっています。『倉庫の枠が足りない』というご意見も今はほぼいただかなくなりました」(上原氏)


 そのほかこのアップデートでは,装備アイテムの生産レシピの簡略化および強化の無料化によって,これまであまり注目されることのなかった下位装備を強化するケースが見られるようになるといった効果もあったという。

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告知や企画の不足が原因で,プレイヤーの混乱を招く結果となった


 以上のように,多くのプレイヤーから好評を得た「グラナド・エスパダX」アップデートだが,その一方で反省点もあるという。
 その一つが,上記のアイテム整理,とくにコスチュームの自由化だ。

 「背中の羽根コスチュームなど,不具合で一時的に入手できなかったコスチュームに関するお問い合わせが多かったですね」(松田氏)

 「事前の告知が足りなかったことが大きな理由です。今回はアイテム整理に加えてゲーム内通貨『Vis』の通貨単位の切り下げも行ったのですが,両方とも告知不足で問い合わせ件数が近年見ないほど莫大な量になってしまいました。プレイヤーの皆さんからすると,大事なコスチュームはなくなるし,所持金は減っているしでパニックに近い状態だったかと思います。1か月経って入手できない不具合も修正されようやく落ち着いてきてはいますが,大変申し訳なく思っています」(上原氏)

ディレクター 上原弘靖氏
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 また「ゲーム内の不具合を90%削減する」という発表も,残念ながら実現できていない。これは,「毎週実施していたアップデートを隔週ペースに落とし,そのぶんチェックを強化する」という体制をなかなか整えられないことに起因しているそうである。

 「実は,隔週アップデートにして不具合を減らそうという目的だったんですが,結局今のところほぼ毎週アップデートを行なっておりまして……。まだ実現できていません。『来週できることなら隔週ペースと言わずすぐやったほうがいいだろう』という思いがありまして」(上原氏)

 「どうしても気持ちが前のめりになってしまうんですよね。まだ少し時間が掛かってしまうかもしれませんが,今後はきちんとチェックする体制を整えていきます」(松田氏)


 プレイヤーからの要望で多いのは,「ミッションの報酬が足りない」というもの。このアップデートでは,ミッションの総数をそれまでの半分にし,その代わりレア報酬の排出率を2倍に設定しているのだが,とくに初級〜中級ミッションではなかなかそれを体感できないようである。

 「とくに初級から中級層からのご意見が多いです。武器とかにはそこまで困らないんですが,アクセサリーはとくに不味かった。中級装備はもっと出しても構わないと考えています。順次改善に手を付けている段階です。9月頭にもう一度全体の報酬排出率を見直す予定です」(松田氏)


 また報酬の不足は,PvPでも発生している。GEのPvPは,ここ1〜2年試行錯誤を重ね,“ワンキルゲー”と揶揄される状態から脱し,スキルの応酬など駆け引きが見られるようになっているが,報酬が少なく敢えてプレイするメリットがほとんどない点にはメスが入っていなかった。

 「PvPはメリットがないために一部のプレイヤーが趣味でやっているような状態でした。今回のアップデートで全体の報酬を大幅に見直し,参加者の増加が見られました。もっと早く手を付けておけば良かったと反省しています」(松田氏)


 アップデートの実施以降,インゲームイベントが手薄になっていたことも反省点の一つ。これはアップデートに関わる作業が膨大な量になっていたため,そこまで手が回らなかったというのが実情とのことだが,松田氏は気軽に楽しめるイベントを実施しておくべきだったと振り返る。

 「アップデートのあと離脱したプレイヤーを分析すると,ソロプレイまたは中級層の方が圧倒的に多かったんです。平時であれば,そうした方々でも楽しめるイベントを企画して補っていたのですが,Xの量に対応しきれず,明確に不足していたことは反省しなければなりません」(上原氏)



アップデートの反響を踏まえ,今後の展開はXの内容をよりパワーアップしていく


 以上が「グラナド・エスパダX」アップデートの実施から1か月経ったGEの状況だが,これらを踏まえ今後GEをどのように展開していくのか,松田氏と上原氏に聞いてみた。
 まずはキャラクターのバランスについてだが,現在の実現度は60%程度とのことで,今後も引き続き調整を重ねていくという。

 「アップデート後もプレイヤーに使われないキャラクターがやはり存在します。理由は二つあり,一つは単純に性能が低いことです。これは個性の強化が足りないわけですから,性能をピーキーにして『この場面なら活躍できる』という形に持っていきます。
 もう一つの理由は,個性を活かすコンテンツが足りないことです。たとえば範囲狩りに特化したキャラクターがいますが,現状は範囲狩りを活用できるコンテンツがないんです。また3MCCの組み合わせで活きるキャラクターも,ミッションまたはフィールドで活躍できる場を用意しようと考えています」(松田氏)

 「『テトラ遺跡』のミッションは範囲狩りが効果的なんですが,モンスターの数が多いために負荷が大きくなってしまい,実装しては取り下げて改善することを繰り返しているのですが,なかなかうまくいかなくて。プレイヤーの皆さんからの評判も良かったし,範囲攻撃のキャラクターを活かすためには絶対に必要な形式だと思ってます。なんとしてもやり遂げないといけないですね」(上原氏)

何度調整しなおしてもうまく行かなかったという「テトラ遺跡」のミッション。別のミッションとしてイチから作り直す可能性もあるそうだ
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 ミッション全体の方向性にも手が加えられ,プレイヤー間のコミュニケーションを活性化させるような内容になる。具体例として,モンスターに攻撃を加えると特殊なアイテムをドロップし,それを使ってそのあとの展開を攻略していく,といったものが挙げられた。

 「Xでいくつか試験的なミッションを実装しましたが,せっかくオンラインゲームなのですから,プレイヤー同士が自然に協力できるような内容がいいと思いますし,実際に好評をいただいたコンセプトです。これは今後も強化していきたい部分ですね。次は,9月の頭に登場する新ボスのミッションでお披露目できる予定です」(松田氏)

次は“風将軍ラピド”が出現するミッションを予定しているとのことだ
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 また,一人で遊べるコンテンツも拡充される予定だ。アップデートで実装された最上位フィールドはソロ狩りが可能となっているが,これが好評なようであれば中級フィールドに広げていくことなどを検討しているという。
 合わせて不足気味だったイベント開催の頻度も高める予定で,こちらはミッション攻略の合間に気軽に楽しめるような内容を目指すとのこと。

「ソロでも遊べるような要素が不足しているので,今度の新マップは上位ソロ向けのフィールドに調整しました。中級者の方は少人数のパーティでも遊べると思います。うまくいったらほかのフィールドも考えます。ダメなら素直にミッションコンテンツですね」(松田氏)

「ガチガチのミッションばかりでも疲れてしまうので,息抜きになるようなイベントもこれからは再開します。まずは10周年記念キャラの『バンシーナタリー』ですね」(上原氏)

10周年記念キャラクター「バンシーナタリー」
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 報酬は,全般に引き上げる方針で,初心者や中級プレイヤーがもう少し安定して装備を入手できるようにするという。またPvPも個人向けの報酬だけでなく,コロニー戦などの報酬を手厚くしていく。

 「FESO商店で初級プレイヤー向けのアクセサリーを販売しているのですが,それより上位の『支配者アクセサリー』を1家門につき1キャラ分は確定で入手できるコンテンツを用意しようと検討しています。9月中に実現したいところです」(松田氏)


 もちろん不具合90%削減も引き続き目標として掲げていく。新コンテンツの追加やバランス調整などの頻度と不具合削減はトレードオフになる部分ではあるが,松田氏も上原氏も早期の目標達成に向けて意欲を見せていた。

 今後のGEチームは,引き続きプロデューサーに松田氏,ディレクターに上原氏を据えて,さらなる体制の強化を図っていく。ちなみに上原氏は長らくHUEに在籍し,オンラインゲームの運営を手がけてきた人物で,GEには「グラナド・エスパダX」アップデートのプロジェクトから参加している。
 「グラナド・エスパダX」のプロデュースをした中尾氏は運営からは離れ,開発のほうが安定するまで,しばらくの間,継続して携わっていくようだ。

 それでは最後に,10周年を迎え今後も展開していくGEに対する松田氏と上原氏の意気込みを掲載して本稿の締めとしよう。

 「今後も安定した環境を提供するべく努力していきます。プレイヤーの皆さんが楽しめることが何よりも重要だと考えていますので,スピーディな対応を心がけます」(上原氏)

 「『グラナド・エスパダX』アップデートでは,GE独自のモノをパワーアップさせるという裏の目的がありました。10年間の膨大なキャラやデータでできたちゃんこ鍋を作ります。
 アップデートのあと,プレイヤーの皆さんから多くの感想やご意見が寄せられています。それらを踏まえ,今後のGEをさらに良くしていきますのでご期待ください」(松田氏)

「グラナド・エスパダ」公式サイト

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    グラナド・エスパダ

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