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「グラナド・エスパダ」12周年記念オフラインイベントをレポート。2018年7月20日に本実装となる「8年後の2つの未来」の情報が公開に
本稿では,このイベントにて発表された12周年記念アップデートに関する情報を中心に,会場の模様をお伝えしよう。
12周年記念アップデートのプレゼンテーションを行った,「グラナド・エスパダ」12周年臨時プロデューサー/エスパーダ CEO & Founder 中尾圭吾氏 |
同じくアップデートのプレゼンを担当した「グラナド・エスパダ」日本プロデューサー 加瀬圭翼氏 |
12周年記念アップデートは,7月18日よりオープンβテストが実施され,7月20日に本実装となる。
今回のアップデートは「8年後の2つの未来」というサブタイトルが付けられているが,これは今後展開する本作の物語が,今まで繰り広げられたイノリーの内戦終結から8年が経過した世界を描くことを意味している。
新たな舞台となるアルトリアには,これまで本作に登場したすべての勢力が終結し,物語はまさに佳境を迎えるのだ。また本作は,史実をベースにifの世界を描くなどアップデートごとにさまざまなテイストが見られたが,今回はファンタジー色が強くなるとのこと。
今回のアップデートでは,アルトリアの入り口と予想される「カメリアテア」,“星の監視者”によって不毛の地となった「火の川」,そして全勢力が一堂に会する人類軍前進基地「フルリオ」という3つのマップが実装される。
ちなみに前進基地というと,往年のプレイヤーはウスティウル前進基地を思い起こすかもしれないが,フルリオは比較にならないほど広い城砦都市とのこと。
フルリオには会議場が設けられ,全勢力の代表が集まり日々会議を行っているが,かつては互いに敵同士だった国もあり,言葉の裏に脅し文句が隠されているなど,穏やかではない。
一方,“星の監視者”は,人類軍結成のきっかけとなった強敵オルデンの姉にあたるが,そのほかに“お父様”なる存在もいるらしい。
今回のアップデートは,全勢力が集結するということで過去に登場したキャラクターが勢ぞろいするわけだが,もちろん新キャラクターも用意されている。格闘系の古代アルトリア人や,ブラッディネイビーの新リーダーなど,どのような形で物語に絡んでくるのか期待が高まるところだ。
新たなボスモンスターも2体紹介された。そのうち「オグゼフ」は,周囲の雑魚モンスターを喰らってパワーアップするという。もう1体の「クィニチュラ」は,クィニチュラ族という種族の女王という設定で,厳密にはモンスターではないそうだ。
以上,今回実装されるアルトリアの物語に関わるコンテンツは,「ストーリーだけを追いたい」というプレイヤーを考慮に入れ,ある程度遊びやすい難度に調整される。今後のアップデートでも,物語に関わる部分については同様の方針で調整していくとのこと。
一方,本作をゲームとしてガッツリ楽しみたいというプレイヤーには,新ミッションコンテンツ「エスペランサ集落」が用意される。このコンテンツでは,本作の物語の“とある地点”から分岐した,もう1つの8年後の世界が描かれていく。
ゲームとしては,インスタンスミッション内に街があり,プレイヤーが特定のミッションをクリアする,あるいはキーアイテムを獲得するなど条件を満たすと次々に新しいミッションがアンロックされていく。
プレイヤーはこれらのミッションを通じて繰り広げられる物語の中で,核心を探り当てることになるという。これだけ聞くと複雑なシステムに思えるかもしれないが,実際には面倒な部分を可能なかぎり排除しつつ,“冒険している感覚”を得られる仕上がりを目指したとのこと。
また本コンテンツの世界は崩壊しており,食料が通貨の代わりとなっている。すなわち,装備の素材などはモンスターがドロップする食材と物々交換で入手することとなる。
さらに食材をNPCに調理してもらうことで,「冒険バフ」の効果を得ることもできる。このバフ効果はランダムとなっており,ほしい効果が得られるまで繰り返してもいい(ただし,回数ぶんの食材が必要)。
住民を救助するミッションでは,高速で移動したり,逆に足が遅かったり,わざわざ敵のヘイトを集めたりと,さまざまなパターンのNPCが登場する |
プレイヤー間の高度な連携がカギを握るミッションもある |
そのほか今回のアップデートでは,ゲームを起動していない間に手持ちのキャラクターを派遣し,経験値や報酬を稼ぐ「エスペランサ遠征隊」を実装。キャラクターの組み合わせによって,報酬内容や遠征にかかる時間が変化する。
さらに12周年記念の日本向けキャラクター「サクラ」が登場。詳細は追って公開されるが,早ければ7月中に実装される見込みだ。なおサクラのボイスは,アルトリアのティザームービーのナレーションを担当した声優が演じるとのこと。
PvPバランスの再調整も行われる |
12周年記念ミッション「アルトリア合同訓練」も登場 |
イベントのエンディングでは,本作の日本プロデューサーを務めるHUEの加瀬圭翼氏をはじめ,登壇者が改めて本作の12周年を祝うとともに,来場者に感謝の意を示した。
そして本作の12周年臨時プロデューサーを務めるエスパーダ CEO & Founderの中尾圭吾氏が,「デベロッパのIMC Gamesに断られるかもしれないが」と前置きしつつ,「仮にこの先,HUEがグラナド・エスパダのサービスを継続できない事態に陥ったら,エスパーダが新たなパブリッシャに立候補する」と宣言。「サービスが終了したらどうしよう,というような心配をすることなく,ぜひアルトリアのアップデートを楽しんでください」と来場者に呼びかけて,イベントを締めくくった。
「グラナド・エスパダ」公式サイト
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