ニュース
[COMPUTEX]Corsair,CPUやGPU,HDDなど,PC内を多角的にモニタリングするシステムを8月に市場投入へ
CPUやGPUの温度,ファンの回転数などを
一元管理できるCorsair Link
Corsair Linkは,CPUやメモリモジュール,GPU,PCケース内の温度に加えて,ファン回転数なども一元管理できるようにするモニタリングシステムだ。
3.5インチベイに格納できるコントロールユニットをマザーボードのUSBピンヘッダと接続すると,各種ハードウェアモニターからデータを取得し,CPUやGPU,PCケース内の温度に応じたファン回転数制御を実現してくれるという。
さらに,グラフィックスカードに対する12V出力をモニタリングできるようにする拡張ユニットなど,さまざまなオプション品も,Corsairは準備を進めているとのことである。
なお,Corsair Linkの米国における市場想定価格は99ドルで,温度によって色が変わるLEDユニットをバンドルしたモデルが130ドル前後となる見通しだ。日本国内でも,秋口までに市場投入される見込みという。
Corsair Linkと連携可能な液冷CPUクーラーや
100ドルを切るXL-ATXミドルタワーPCケースも
Corsairは,Corsair Linkとの連携も可能な,メンテナンスフリー型液冷CPUクーラー「Hydro H100」と「Hydro H80」も展示していた。
米国における市場想定価格はHydro H100が119ドル,Hydro H80が109ドルとされているので,日本市場における店頭売価にも期待が高まるところだ。
ベースとなるCarbide 400Rは,206(W)×503(D)×521(H)mmというサイズのスチール製モデル。拡張スロットを8本用意し,XL-ATXに対応するのと,本体前面に標準で120mm角の吸気ファンを2基搭載し,最大では10基のファンを搭載できるようになっているのが大きな特徴だ。
上位モデルとなるCarbide 500Rでは,側板に標準で200mm角相当のファンを搭載するとともに,3.5インチシャドウベイの一部で着脱を可能にすることで,最大452mmという長さのグラフィックスカードを搭載できるようになるという。
Carbide 400Rの内部レイアウト。Hydro H80のデモ機になっていた |
天板部に120mmまたは140mm角ファンを2基搭載できる |
3.5インチシャドウベイに取り付けるHDDケージには,2.5インチドライブをマウントするためのネジ穴が用意される |
ケーブルマネジメントがしやすくなるよう,マザーボード背面側の側板には,大きめの押し出し加工が加えられる |
筐体の天板前面部には,LANパーティなどで持ち運びしやすいよう,取っ手が用意される |
側板に200mm角相当のファンを搭載するCarbide 500R。120/140mm角ファン×2構成化も可能だ |
このほか,80 PLUS Silver認証を取得した定格1050W電源ユニット「HX1050」や,80 PLUS Gold認証を取得した定格650W電源ユニット「AX650」,1.35Vで駆動するDDR3Lメモリモジュールなども披露されている。
1.35V駆動のDDR3Lメモリモジュール「Vangeance LP」 |
CorsairのSSD新製品ラインナップ |
→Corsair公式Webサイト(英語)
COMPUTEX TAIPEI 2011取材記事一覧
- この記事のURL: