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[韓国ゲーム事情#430]「RO2」,Netmarbleで2006年サービス開始
「ラグナロクオンライン 2」,韓国Netmarbleで2006年サービス開始(2005/10/25)
Text by Kim Dong Wook特派員
CJ Internetは本日(10月25日),Gravityと提携し,Gravityが開発するゲームを韓国内でNetmarbleを通じてパブリッシングしていくと発表した。この提携によってGravityのゲーム開発力を得たNetmarbleは,国内のゲームポータルの中でも優位な立場を確保し,今後収益も増大すると期待されている。
一方Gravityにとっては,Netmarbleを通じて自社開発のゲームのマーケティングが強化できると同時に,(国内でのマーケティングから手が離れるため)同社が得意とするゲーム開発および新作ゲームの発掘,そしてグローバルパブリッシングに,これまで以上に集中できると見込まれている。
CJ Internetは,現在Gravityが開発中のRagnarok Online 2と「Requiem」(レクイエム),そしてカジュアルゲーム2作の計4タイトルを,2006年末までにNetmarbleを通じてサービスする計画だ。
CJ Internetの社長であるChung, Young Jong氏は,「Gravityの有力タイトルをサービスすることで,当社のパブリッシング事業がより強化される。また実際にサービスが始まる2006年以降は,直接的な収益も期待できるだろう」と話している。一方Gravityの社長Ryu,Il Young氏は,「今回の提携によって,Gravityはこれまで以上に,海外での事業や新規タイトルの開発,新作ゲームの発掘に注力できる」と説明している。
なお日本では,「ラグナロクオンライン」を題材にした「Ragnarok TCG」が,「ネットマーブル」でサービスされる(現在はβテスト段階)。そこでネットマーブルを運営するCJインターネットジャパンに,ラグナロクオンライン 2のサービスに関しても問い合わせてみたが,「何も決まっていない」(同社広報)という返事だった。
ラグナロクオンライン 2の運営元として,最有力だと目されているのは,おそらくはガンホー・オンライン・エンターテイメントだろう。先日の,ソフトバンクグループによる(事実上の)Gravity買収劇によって,その可能性はさらに高まったと思われている。しかし実は,CJインターネットジャパンも,ソフトバンクグループである。
ラグナロクオンライン 2の日本サービス元がどこになるのかはまだ分からないが,ガンホーおよびCJインターネットジャパンという,ソフトバンクグループでかつGravityに近しい2社のどちらかになる可能性は,非常に高いといえるだろう。
- 関連タイトル:
RAGNAROK Online 2: Legend of the Second
- 関連タイトル:
ネットマーブル
- 関連タイトル:
REQUIEM Online
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