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RO2,Requiem,女神転生IMAGINE,TARTAROS Onlineなどの最新情報が公開に。「Gravity Festival 2006」レポート
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印刷2006/08/14 20:02

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RO2,Requiem,女神転生IMAGINE,TARTAROS Onlineなどの最新情報が公開に。「Gravity Festival 2006」レポート

 去る8月12日,韓国のソウルにあるCDEX太平洋ホールにおいて,「Gravity Festival 2006」が開催された。
 これは,2005年までに4回にわたって行われてきた「Ragnarok Festival」(韓国版)の後継イベントで,正式名称は「5th Ragnarok Festival & New Games Gravity Festival 2006」。タイトルがRagnarok FestivalからGravity Festivalへと変更されているのは,このイベントが,「Ragnarok Online」(邦題 ラグナロクオンライン)以外にも,Gravityの新作ラインナップを広く紹介することを主な目的としているからだ。

 8月12日の1日限定で開催されたイベントだったが,来場者数は3万5000人以上。ワールドワイドな企業としてのイメージを強調するためか,日本,アメリカ,オーストラリアなど,13の国・地域から33人のROプレイヤーが会場に招かれ,「グローバルなゲームフェスティバル」といった雰囲気が醸し出されていた。



 今回のイベントに出展されたタイトルのうち最も注目を集めていたのが,期待の新作「Ragnarok Online 2」(邦題 ラグナロクオンラインII)「Requiem」(邦題 レクイエム)
 そのほか,Ragnarok Online,「Stylia」「R.O.S.E. Online Evolution」(邦題 ローズオンライン エボリューション)「Time & Tales」,「Ragnarok Mobile」といった韓国でサービス中のタイトルや,ガンホー・オンライン・エンターテインメントの「エミル・クロニクル・オンライン」なども公開されていた。



 午前10時に始まったオープニングセレモニーを皮切りに,メインステージでは,さまざまなイベントが15分単位で実施された。その中でも,プロデューサーを務めるPar Young Woo氏によるRO2のプレゼンテーションは,とくに来場者の目を引いていたようだ。
 その内容の詳細については,同氏に対するインタビューとともに別記事としてお伝えする予定だが,同氏が強調していたのは,Ragnarok Onlineのプレイヤーならほとんど同じ感覚でプレイできるということと,ほかのMMORPGの経験者にとって馴染みのある操作システムを取り入れているということだった。



■韓国のROファン達が菅野よう子さんに熱狂
■「女神転生IMAGINE」の最新ムービー公開


 今回のイベントには,RO2の音楽の総括プロデューサーを務める菅野よう子さんが登場し,好評を博していた。菅野さんが満場の拍手に迎えられてメインステージに登ると,予定されていた10分の間,ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団によるBGM録音の模様や,最新スクリーンショットやゲームプレイシーンなどで構成された本作のメイキング映像などが公開された。なお,これらの映像は,発売予定となっている本作のスペシャルパッケージに特典として収録されるとのことだ。

 その後,別のブースで,原作者であるLee Myong Jin氏と菅野さんのサイン会が開始されると,すぐに100メートル以上の長蛇の列ができていた。しかし,このサイン会には30分の時間制限があり,列に並んだものの結局サインをもらえない人も大勢いたようだ。
 ちなみに以前から韓国では,菅野さんが音楽を手がけた,「Cowboy Bebop」「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」といったアニメーションや,コーエーの三國志シリーズ/大航海時代シリーズなどが人気を集めている。その菅野さんの登場は,今回のイベントに多くの人が来場した理由の一つといっていいのではないだろうか。実際,筆者が話を聞いた限りでは,菅野さん目当てで会場に足を運んだという人もとても多かった。

原作者Lee Myong Jin氏と菅野よう子さんのサイン会の様子


 また,メインステージでのイベントの合間に,「北斗の拳オンライン(仮)」「女神転生IMAGINE」プロモーションムービーが上映された。とくに女神転生IMAGINEのムービーは,日本でも未公開のもので,来場者には嬉しいトピックとなったことだろう。すでに4Gamerでは,その女神転生IMAGINEのムービーを公開しているので,本作を楽しみにしているならぜひとも見てほしい。

 このイベントで女神転生IMAGINEのムービーが公開されたとなると,韓国でのパブリッシャがGravityに決まったのかどうかが気になるところ。イベント会場でケイブ・オンライン・エンターテイメントの横山秀幸副社長と谷川ハジメ氏,そしてGravityのスタッフに話を聞いてみたところ,韓国でのパブリッシャが決定したというわけではなく,両社が親密な関係にあることから,このイベントを通じ,最新ムービーを韓国のゲームファンに披露しただけとのことだった。
 韓国のゲーマーの間でも女神転生の知名度はかなり高いので,今回のイベントでムービーを上映し,ファンの反応を見ることも目的の一つなのだろう。



 最初に述べたように,会場にはRequiem,Time & Tales,Stylia,R.O.S.E. Online Evolution,エミル・クロニクル・オンラインを試遊できるブースも設置されていたものの,筆者が見た限り,大部分の来場者の目はRO2や菅野さんに釘付けで,これらのタイトルはそれほど注目されていなかったように感じられた。
 しかし筆者としては,日本で開発されたMMORPGとして久々に韓国進出を果たすECOが,同国のゲームファンの目にどのように映るかに関心があったので,実際に遊んだ人に感想を聞いてみた。
 ECOをプレイしていたのは主に若年層のゲームファンで,とくに女子学生が関心を示していた。MMORPGをよくプレイするという女子学生は,ECOについて「キャラクターがとても可愛かったのでプレイしてみたが,打撃感がやや足りないように思う」との感想を述べていた。そのほかに「はっきりとは言えないが,なんとなく異質な感じがする」との声も聞かれた。韓国でのECOの展開については,今後さらなるリサーチや戦略が要求されるのではないだろうか。

 R.O.S.E. Online Evolutionのブースでは,新たに導入されるクラン戦システムが初めて公開された。このシステムは,敵のクランの守護神を先に倒したチームが勝利を収めるというもの。クランの各メンバーが,異なる役割を担って戦いに臨むことになるため,さまざまな戦術が生み出されることになりそうだ。

■ガンホー,RO2の日本配信権獲得がほぼ決定
■ROの契約も延長に


新作ゲーム調印式の様子
 午後3時頃から,メインステージで新作ゲームの調印式が行われた。2005年のRagnarok Festivalでは,RO2のクローズドβテストに関する衝撃的な発表(関連記事)が行われたこともあり,“特別な発表”に期待する来場者は少なくなかったことだろう。

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントの森下一喜代表取締役社長や,タイ,フィリピン,ブラジル,台湾などで現地パートナーを務めているパブリッシャの代表者に続き,Gravityの柳日栄会長が登壇した。
 この調印式では,RO2の配信権について,ステージに上がったそれぞれの国の既存パートナーとMOU(基本合意契約)を締結したことと,2006年9月で契約が満了する,日本でのRagnarok Onlineの配信契約を延長したことが発表された。イベント会場では延長期間が明言されなかったので,あらためてGravityの広報に問い合わせたところ,日本での配信契約は2年間延長されたとのことだった。

 Gravityによると,今回の契約金は,合わせて4600万米ドルに上るという。柳日栄会長は,MOUの締結が間に合わず,今回の調印式では発表できなかったものの,さらに複数の国でRO2のサービスが行われる見込みであり,決まり次第発表すると述べていた。

 またGravityは,韓国Intiv Softとの間で,同社が開発中のMMORPG「TARTAROS Online」のグローバルパブリッシング契約を締結したことも明らかにしている。本作の詳細については,そのゲームプレイムービーとともに紹介しているので,そちらも確認してほしい。(Kim Dong Wook)

  • 関連タイトル:

    RAGNAROK Online 2: Legend of the Second

  • 関連タイトル:

    REQUIEM Online

  • 関連タイトル:

    真・女神転生IMAGINE

  • 関連タイトル:

    北斗の拳ONLINE HEROES

  • 関連タイトル:

    ラグナロクオンライン

  • 関連タイトル:

    ローズオンライン

  • 関連タイトル:

    スタイリア

  • 関連タイトル:

    Time & Tales

  • 関連タイトル:

    エミル・クロニクル・オンライン

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