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[韓国ゲーム事情#316]ペット育成MMO「MayPan」がリニューアル
4Gamerで初公開!? ペット育成MMORPG「MayPan」がリニューアル(2005/3/8)
Text by Kim Dong Wook特派員
韓国eNium社が開発中のMayPanは,現代と石器時代を調和させた独特の世界観をもつMMORPG。本作は"ペットシステム"を最大の特徴としており,プレイヤーはペットを育成しながら,ときにはパーティメンバーとして共に戦いながら,冒険することになる。
ちなみに同社は,まだ今回リニューアルバージョンについてのプレスリリースを流していない。そのため,今回の情報は4Gamerでの先出し,もしかしたら現時点では(ちょっと大袈裟だが)世界初公開の情報かもしれない。
"石器時代" "ペットシステム"というキーワードを聞くと,多くの人が「ストーンエイジ」を思い浮かべるのではないだろうか。 確かに似ている。それもそのはず,eNium社は2000年からストーンエイジのライセンスを獲得して,韓国国内でサービスしていた会社なのだ。そういった経緯もあり,自社作品の開発時にもストーンエイジから多くのインスピレーションを得たらしい。
また氏は,"満足する完成度になるまでは外部には公開しない"と決めていたらしい(ちなみに氏は,大手企業である三星電子ゲーム事業部の元部長。十数年にわたって同事業部を統べてきただけに,業界では非常に顔が広い。それでも本プロジェクトだけは社外秘を貫いたという)。
基本的にメイフは5段階で成長するシステムで,例えば可愛い"愛玩用"だったものが最終的に巨大な"攻城戦用"に成長したりと,さまざまな姿と能力に変化していく。またメイフは,タマゴの状態ですでにいくつかの能力を有しており,プレイヤーの育て方によって,成長後に得るスキルも変化するという。
こういったパーティ行動を想定して,キャラクターやメイフがマップ上のオブジェクトをうまい具合に避けるよう処理してくれる,Granado Espadaと同じ「Path Engine」(フランスのPathEngine社が開発した,3Dマップで利用できる自動経路選択システム)を搭載していたりもする。本作は「ストーンエイジ」の3Dグラフィックス版にも思えるが,その実は,Path Engineをはじめ,最新のテクノロジをゴッソリ搭載したMMORPGなのだ。
MayPanのスケジュールは,5月のE3で本格公開, 同月に第1次クローズドβテスト, 6月の第2次クローズドベータテストを経て,8月頃に韓国でオープンβサービスを開始する予定だ。
Choi, Yo Cheol氏は本作について,
「MayPanは,ストーンエイジを楽しんだプレイヤーや,ペット育成の好きなプレイヤーにぴったりのMMORPGだと思っています」
とコメント。日本市場で運営ノウハウを持っているパートナーと協力して……なんてことも話していたし,日本国内でのサービスにも期待できるかも。
「MayPan」
→公式サイトは「こちら」
→紹介ページは「こちら」
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- 関連タイトル:
メイフマスターズ
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