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【PR】本当に“東京”へ行ける状態になるのか? 正式サービスから現在までの「HELLGATE」を振り返る
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印刷2011/02/26 12:00

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【PR】本当に“東京”へ行ける状態になるのか? 正式サービスから現在までの「HELLGATE」を振り返る

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 ハンビットユビキタスエンターテインメント(以下,HUE)が,2010年12月10日に正式サービスを開始したオンラインRPG「HELLGATE」は,幅広いキャラクターカスタマイズや,充実したトレジャーハンティング(トレハン)要素を持つ作品である。

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 正式サービスが始まってから2か月と少し経過しているが,月に何度も修正パッチが入っていることからも明らかなとおり,まだ不安定な状態が続いているようだ。クリスマスイブの夜には,突如臨時メンテナンスに突入するという,なかなか切ない出来事もあった。そうした事態も含め,話題の尽きない作品である。
 一般的に,オンラインゲームでは数度のβテストを経て,不具合修正などがなされた後に,正式サービスに突入する。本作もそういった手順を踏んでいたのだが,やはり複雑なゲームシステムを持つ作品であるだけに,一筋縄ではいかないといったところだろうか。

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 とはいえ,HELLGATEがさまざまな魅力に溢れた作品であるのは間違いない。だからこそ,不具合や調整不足を解消してほしいところであるのだが,調整とコンテンツの追加が継続的に行われていけば,HELLGATEは独自の市場を切り開けるだけのポテンシャルを秘めているはずだ。

 ちなみに筆者は,正式サービス開始以来,時間を見つけてはちまちまとプレイを続けており,つい先日には,LV50でどうにかウエストミンスター 8Fまで到達できた。グレネードや爆撃といった範囲攻撃を重視して育成したマークスマンで,わらわらと押し寄せるモンスターの群れを焼き尽くすのは爽快この上ない
 最近になって,夜のピークタイムには獲得経験値が30%増しとなるホットタイムボーナスが導入されたほか,ストーンヘンジのリニューアルなどにより,一度のプレイで獲得できる経験値の量が大幅に増加した。このおかげで,けっこうサクサクとランクを上げるようになり,現在はハリケーンという武器の獲得に燃えている。

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 さて,本作に関しては昨日(2月25日)もプレス向けカンファレンスの取材記事を掲載した。こちらでは,これまでHELLGATEが歩んできた歴史や,今後予定されている大規模アップデート「HELLGATE:TOKYO」についても触れている。
 荒廃した東京が舞台として登場するこのアップデートは,すでに本作をプレイしている人のみならず,まだHELLGATEでプレイしたことのない日本のオンラインゲーマーにとっても,非常に気になる内容といえるだろう。

 今回は,そんな大規模アップデートに向け,もう一度本作に本腰を入れて取り組んでみようという趣旨で,既存の中・上級者向けコンテンツ,正式サービス開始後に実装されたコンテンツをおさらいしていこう。

「HELLGATE」の今後の開発・運営方針が明らかに。
正式サービス開始後初となるプレス向けカンファレンスを開催

「HELLGATE」公式サイト



悪魔の親玉を撃破してもHELLGATEは終わらない

中〜上級者向け高難度コンテンツに挑戦しよう


 メインシナリオのACT5クリア後,セントポールの「ヘルゲート」において,ロンドンを襲う悪魔達の親玉「シドナイ」を撃破すると,HELLGATEの物語は一応のエンディングを迎える。
 ただし,この時点でHELLGATEを遊びつくしたと考えるのはいささか早計だ。なぜなら,シドナイ撃破後の中〜上級者でもトレハンを継続して楽しめるコンテンツが,HELLGATEにはきちんと用意されているのである。まずは,ここから紹介していこう。

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●シドナイ撃破後のメインシナリオ

 シドナイ撃破後,「ブローカー」という人物から受けられるクエストを進めると,「閉鎖された駅」という場所へ行くことができる。ここから先でプレイヤーは,メインシナリオ以上に過酷な新たなストーリー「閉ざされた歴史」へ,身を投じることになるのだ。
 新たなストーリーの目標は,「残酷の門」「憎悪の門」「憤激の門」「処罰の門」という四つ門をくぐり抜け,四天王と呼ばれる強大な悪魔達を討伐するというもの。
 各門の内部では,ミニクエストのネームドモンスター退治や,ザコ悪魔狩りを順番にクリアしつつ,ダンジョンの最奥に向かって進んでいくことになる。
 道中には,強力な悪魔がただならぬ数存在しているため,先へ進むのも一苦労だし,それらの悪魔に囲まれながら戦うことになる四天王戦では,本体の強さもさることながら討伐までの時間制限が課せられていたりもして,まったくもって一筋縄ではいかない難度になっている。
 シドナイを撃破したからといって,その勢いでいきなり乗り込んだところで,かなりの苦戦を強いられることは間違いない。

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 そして,四天王を倒すと,最後の門である「審判の門」に潜む悪魔「アスタロス」の首を狙いにいくことになる。
 このアスタロスは,周囲に自分の分身を数体はべらせていて,先に分身を始末しないと本体にダメージを与えられないという,かなりの強敵だ。
 しかも本体は,体力が一定以上減少するたびに無敵状態となり,新たな分身を召喚する。当然ながら,分身の相手をしている最中も本体からの強力な攻撃が飛んで来るので,その緊張感は半端ではない。

 ちなみに最近,閉鎖された駅に経験値がより多く稼げるデイリークエストが追加された。メインストーリー以外の楽しみも増えたので,ここを通過するときには,ぜひ挑戦してみよう。

アスタロスは体力が20%減少するごとに3体×2回の分身召喚を行う。召喚2回おきに分身の能力に変化が生じるあたりが,またいやらしい
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●拠点防衛戦

 上級者向けコンテンツ「拠点防衛戦」に挑戦するためには,モンスターが低確率でドロップするアイテム「拠点用防衛物資」が必要だ。さらに挑戦には,一日一回限定という制限が課されている。
 その内容は,次から次へと押し寄せる悪魔を20分間ひたすら退け続けるというハードなもの。20分が経過した時点でマップの東西南北に配置された四つのタワーのうち,どれか一つでも残っていればクリアとなり,報酬として「ナノシャード」と「Pal」が手に入る。しかも,ここで稼げる経験値はかなりのものになっている。
 ただし,守るべきタワーが破壊されたり,残り時間が少なくなるにつれて悪魔の侵攻がどんどん激しくなるほか,通常のダンジョン同様,一定数の悪魔を倒すごとに「地獄の使者」が現れるなど,一瞬の油断が命取りとなる高難度クエストとなっている。

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 難度は,パーティリーダーのレベルによって変化するが,パーティの人数は1人でも5人でも同じ難度になるので,なるべく5人パーティで挑みたいところだが,募集をしてもなかなか人が集まらないのが現状。上級者にとって難度が不足していることや,プレイメリットが足りていないという認識は,運営陣も持っているという(関連記事)。これらを解決する調整も行われる予定とのことなので,それに期待したいところだ。


●追憶の神殿

 「追憶の神殿」も,拠点防衛戦同様の上級者向けコンテンツで,こちらに挑戦するにはドロップアイテム「追憶の神殿の地図」が必要となる。
 拠点防衛戦のような特殊ミッションより,通常のダンジョン攻略に近く,モンスターを倒しながら1階から20階まである神殿の最奥部にたどり着くのが目標だ。特徴としては一旦死亡してしまうと復活が出来ない点,そして死亡時は,称号,報酬ともに得られない点などがある。

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 ダンジョン内は,階層を進むごとにモンスターのレベルが2ずつ上がっていく仕組みになっており,5階おきにボスも登場する。20階のボス「ナドラク」は,お供の悪魔と併せてとても手ごわいが,倒すとレア度の高いアイテムを数多くドロップする。
 とくに注目したいのは,「変形したキューブ」がドロップされることもある点。このアイテムは,ここ以外ではシドナイからのドロップでしか得られないレアなものだ。装備品や消耗品を合成して上位のアイテムを生み出すことができるという,トレジャーハントのお供に持っておきたい一品だ。
 とはいえ,慣れないうちは20階までたどり着くことすら至難の業。HP管理に普段よりも敏感にならないと攻略は困難だ。5階層ごとのボスを倒したあとは,そこで帰還するかまだ先に進むかを選択できるので,きつくなってきたと思ったら,そこで帰還してしまうのも立派な戦略である。

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 しかし,拠点防衛戦と同じく,プレイメリットの不足を感じているプレイヤーも多いようで,ここへの調整も行われるとのこと。調整後には,よりレベルが上がりやすくなるようだが……。実現すれば,サブキャラクターの育成にも便利になりそうなので,こちらにも要注目だ。


正式サービス開始後,続々と実装されたコンテンツ

どれもこれも一筋縄ではいかないものばかり


 冒頭で述べたとおり,HELLGATEはまだ正式サービス開始から2か月強しか経過していない。しかし,新たなコンテンツは次々と投入されており,初期からのプレイヤーにも飽きることなく遊び続けてほしいという,必死さが見え隠れしている。
 ここでは正式サービス後に新たに追加されたコンテンツについて紹介しよう。わずか2か月でどれだけのコンテンツが増えたかを知れば,今後の更なるアップデートに対する期待も高まるはずだ。


●Abyss

 シドナイ撃破後のメインシナリオ「閉ざされた歴史」にてアスタロスを撃破したあと,テンプラー基地経由で行けるようになる「パーラメント・スクエア」。

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 ここは,人類を存亡の危機に陥れている悪魔達の親玉である魔王の本拠地「Abyss」を攻めるための前哨基地だ。基地周辺のエリアをうろつく悪魔を倒し,画面下のゲージを溜め,広場中央に存在するモノリスを使用することでAbyssに突入可能となる。


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 Abyssは,人類の歴史や文化の面影が色濃く残っていたそれまでのダンジョンとは様相が大きく異なり,いかにも魔界といった場所。Abyssでは4体の魔王がプレイヤーを待ち構えているので,これを打倒するのがクエストの目的となる。
 ちなみに,魔王がドロップする武具が,最近の上級者の愛用品らしい。


●ストーンヘンジ

 LV20以上で挑戦可能なプレミアムダンジョンで,テンプラー基地からアクセス可能。プレイにはLV20以上に到達していること,そして有料アイテム「ストーンヘンジ入場チケット」が必要となる。チケットはプレイ可能時間が20分のものと,60分のものの2種類が用意されている。チケット使用後は,画面上に残り時間が表示され,時間内に限り何度でも挑戦可能だ。

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 コンテンツ内容は,人類の聖地であるストーンヘンジの破壊を目論む4体の魔王,そして親玉である「魔王モロク」を倒し,世界の崩壊を防ぐというもの。
 ストーンヘンジには四つの門が存在し,それぞれの門の奥には悪魔の群れと,それを指揮する魔王が控えている。各魔王が一定確率でドロップする「頭」を集め,前述の「変形したキューブ」で合成すると,魔王モロクが待ち構える「ネクロフォール」へ乗り込むために必要なアイテム「悪意に満ちた魂魄」をゲットできるので,完全攻略には「変形したキューブ」の所有が必須条件となる。

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 12月に実装された段階では,バグの多さやプレイメリットの薄さにより,落胆した人もいるようだ。とはいえ,2月15日にはリニューアルが行われ,経験値をより多く獲得できるようになっている。そんな様子のムービーを以下に掲載するので,モンスターをバッサバッサと倒す姿や,経験値取得量をその目で確認してほしい。また,魔王モロクから獲得できるアイテムも上方修正されているので,12月以来敬遠気味だったという人は,あらためて挑戦してみよう。



●ウェストミンスター寺院

 ソロモン王の魔法書「レメゲトン」で記された古代の悪魔達が眠り,その最深部には「ソロモンの秘宝」が眠っているとされる,地上1階,地下15階におよぶダンジョン。
 敵モンスターのLVはパーティ内で最もLVの高いプレイヤーを基準に決まり,LV40〜55の範囲で階層が深くなるごとに強化されていくほか,1階層ごとにボスが存在する。5階おきに小さい駅のような休憩地点があり,一旦辿り着けば以後は駅移動ポータルで戻ってくることができる。

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 メインシナリオだけを進めるつもりなら,無理に攻略する必要はないが,パーラメント・スクエアで受諾できるサブクエストの対象地域ではあるので,腕試しついでに消化するのが良さそう。
 16階のボスは,これまでにない容姿らしいが,残念ながら筆者は到達できていない。やはり,強力なパーティを組んで挑むべきなのだろう……。



●PvP

 「グリニッジ司令部」「テンプラー基地」などに設置されている「アリーナ端末機」から移動できる「放棄された地下鉄」では,3月に正式実装予定のPvPコンテンツ「アリーナ」(仮)がテスト運用中だ。
 ここでは,ルームを作成するか既存のルームに参加すれば,チームデスマッチ形式で最大5 vs. 5の対人戦を楽しめる。

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 個性的な能力のプレイヤーキャラクター同士による戦闘の激しさは,特定の行動パターンしかとらないモンスター相手のそれとは勝手が大幅に異なる。
 自分が育て上げたキャラクターと,装備の力を誇示できる貴重な場面でもあるので,腕に自信があるならば,積極的に参加してほしい。
 なお,少し前に運営陣もPvPのテストプレイを行っているとのこと。本実装時のバランスや新たなルールなどが気になるところだ。

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類似したものがない個性的なタイトルだからこそ

着実な進化,そして来るべき“TOKYO”での決戦に期待


 冒頭にも述べた通り,本作にはまだまだ調整が足りない部分やコンテンツの不足が目立っている部分があるのは確かだ。
 しかし,FPS&TPS視点のアクションRPGであることや,膨大なパラメータがシステムの根幹にあることなど,従来のゲームとは明らかに違う作品であるのは間違いない。
 現状の問題点は,運営陣および開発陣も認識しており,それらを解消すべく,日夜奮闘しているとのこと。今後はTOKYO編の実装が予定されているが,それまでにきっちりしたコンテンツ調整を期待したい。

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