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「R.O.H.A.N」,次期アップデート「大地の遺産」で生産システム実装。先行体験会の模様をレポート
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印刷2008/09/16 18:06

イベント

「R.O.H.A.N」,次期アップデート「大地の遺産」で生産システム実装。先行体験会の模様をレポート

画像集#001のサムネイル/「R.O.H.A.N」,次期アップデート「大地の遺産」で生産システム実装。先行体験会の模様をレポート
 MMORPG「R.O.H.A.N」の次期大規模アップデート「大地の遺産」に関する,一般プレイヤーを交えた先行体験会が9月13日,YNK JAPANの社内にて行われた。
 本イベントは抽選で選ばれた一般プレイヤー10名を招待し,大地の遺産で実装される生産システムを,韓国のテストサーバ上にて一通り体験してもらおうというものだ。素材採集からアイテム製造,強化まで一連の流れを,同社のQA担当 鈴木康成氏が解説しつつ,イベントは進められていった。


生産システムの実装で何が変わるのか


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 これまでのR.O.H.A.Nでは,強力な武器/防具といった装備品は,モンスターを倒すことでのみ獲得でき,装備品同士を合成して使用するのが普通だった。各装備の能力値やオプションはランダムなため,合成によって価値の上がったものがプレイヤー間では高値で取引されている。
 合成は運の要素が強く,プレイヤーの種族や職業で求められるオプションが必ずしも付くわけではない。近接職なのに遠距離攻撃や魔法攻撃力アップなどが付く可能性もあり,それゆえに合成に成功した(オプションの組み合わせが強力な)装備品は価値が高く,お金を出しても全身揃えるのは難しいというのが現状だ。
 ところが次期大規模アップデート,大地の遺産で実装される生産システムでは,プレイヤーが望む性能のアイテムを製造できるようになるのだ。
 また,本当に必要な装備品を作れるというだけではなく,製造した装備アイテムの能力をさらに上げる各種強化システムも用意されており,その素材として「スキル強化ストーン」や「オプションストーン」,モンスターがドロップする装備品などが必要となる。つまり,今までは高レベル帯のプレイヤーには不必要だったアイテムや,先述のとおり特定の種族や職業には嬉しくないオプションが付いてしまっているアイテムにも,素材としての価値が出てくるわけだ。では次に,具体的なアイテム生産の流れを紹介しよう。

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■採集と加工

 R.O.H.A.Nの生産システムは,大きく分けて採集/加工,製造,抽出,強化の四つの段階で構成されている。まず最初にNPCから「植物採集」「宝石採集」「鉱物採集」のうち一つを選んで習得すると,街の外のフィールドにある植物,鉱物などをクリックして資源を採集できるようになる。もちろんこれらの資源は,危険なモンスターが出現するエリアにも配置されている。
 集めた資源は,そのままではアイテム生産に使えない。「溶解液」や「研磨石」といった加工材料を購入し,組み合わせて加工物にすることで,初めて生産のための材料となる。あとは作りたいアイテムの材料を必要な分そろえるだけなのだが,実は一つのアイテム生産に対して,必ず植物,宝石,鉱物の加工物3種類が要求される。つまり自分一人ではアイテムを作れず,違う採集スキルを習得した友達の協力や,プレイヤー間での取引が前提となっているのだ。

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■製造

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 製造も採集と同様,プレイヤーは武器,防具,アクセサリ,魔法道具の製作スキルのうち一つだけを習得できる。アイテムにはそれぞれ「設計図」と呼ばれるレシピがあり,これはクエストでしか手に入らない。また,製造スキルの低い序盤の設計図は一度習得すれば永久に使用できるが,上級レシピには「5回まで製造可能」といった回数制限があるとのこと。なお,生産できるアイテムの種類だが,アップデート直後には,片手剣や両手剣といった武器系統ごとに八つの設計図が実装されるようだ。
 街中には各生産工房があり,生産道具を装備した状態でそれらをクリックし,習得しているレシピから作りたいものを選ぶ。そのとき,必要材料が揃っていれば生産が可能だ。 生産中のウィンドウには緑色のバーが表示されるのだが,これはアイテムの完成度を示している。完成度にはMedium,High,Perfectという3段階があり,先行体験会で一般プレイヤーが生産する様子を覗いてみたところ,Perfectの品質ができる確率はさすがに低いようだった。
 また,生産途中には“アクシデント”が発生することも。このとき別ウィンドウに表示されるアイコンと同じ物を,生産ウィンドウ側で素早く押さねばならい。生産ボタンを押したら,あとはただ完成を待つだけ……というわけではなく,より高品質なものを作るためには気が抜けないシステムになっているのだ。ただし,このアクシデントは武器と防具の生産時のみ発生。魔法道具とアクセサリには関係ないそうだ。
 ちなみに,製造スキルは熟練度を高めることで次のレベルに成長する。スキルレベルが上がると,作れるアイテムの種類が増えたり,失敗する確率が低くなったりするという。

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■抽出

 抽出は,アイテム製造に絶対必要な工程ではないのだが,このあと説明する二つの強化システムを利用する場合には欠かせないものだ。抽出粉砕機という機械に,モンスターがドロップした「スキル強化ストーン」や「オプションストーン」を入れると,それぞれ「強化ストーン」と「精霊石」が抽出できる。さらにいらない装備品を解体することで,クリスタルと呼ばれるオプションストーンを取り出せる。
 このオプションストーンや装備は,その効果によって人気/不人気の差が激しく,従来不人気なアイテムはすぐに売り払われたり,捨てられたりしていたのだが,この機能が実装されれば,アイテム集めがより楽しく,意味のあるものになりそうだ。

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■スロット強化と装備強化

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 R.O.H.A.Nでは生産によって作り出された武器/防具のみ,「装備強化」と「スロット強化」が行えるようになる。装備強化はいわゆるエンチャントシステムのことで,成功すればアイテム名に+1,+2といった数値が付き,ステータス値が上がっていく。韓国の開発者によれば,強化+3程度でも,ベースアイテムがそれなりに強ければ,既存の最高の武器と互角のスペックになるという話だ。一般的なMMORPGでは,例えば+3までのエンチャントなら100%成功,というような安全圏が設定されているが,R.O.H.A.Nの場合+1でも失敗の可能性がある。韓国では現在+12〜13あたりが強化の最高記録だそうだ。今後は一定以上の強化に成功した場合,特別なエフェクトをつけることも検討しているという。
 一方のソケット強化は,武器にあいているソケット(スロット)に,抽出で作った精霊石をはめこむことで,体力アップや魔法攻撃力アップといったオプションを付与できるシステム。石の種類によって付与できるオプションが決まっている。
 どちらの強化システムも,ボタンを押すとスロットやダイスが回転し,成功/失敗/大失敗が決まるという,非常にギャンブル要素の強い内容になっている。装備強化に失敗すればアイテムは消滅。ソケット強化では成功でオプション付与,失敗で精霊石が消滅,大失敗の場合は石だけではなくソケット自体がなくなってしまう。

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 イベント終盤では,制限時間5分以内で,最高+いくつの武器が作れるかを競うミニゲームが行われ,上位3名にはゲーム内レアアイテムがプレゼントされた。また,YNK JAPANのスタッフおよびプレイヤー同士の交流を図る食事会なども,イベント終了後にセッティングされていた。
 鈴木氏は,新たな生産システムの導入により,強化のための素材目当てに狩場がにぎわい,またモンスター狩りそのものが楽しくなるといった活性化につながると述べていた。同時に,これまでは不用品扱いだった装備にも使い道が生まれることで,ゲーム内経済がどう変動するかという点も,ちょっと見ものかもしれない。
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