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「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.11.1」登場。「CoD: WWII」最適化版は多岐にわたるバグ修正も目を惹く
やはりWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」版としての登場となる今回は,全世界で11月3日発売の「Call of Duty: WWII」に向けた,いわゆる「Day-1」最適化版となっている。
入手先は下に示したとおり。最近のAMDはRadeon RX Vegaシリーズとそれ以前のGPUとでドライバの入手先を分けているのだが,入手できるインストーラに違いはないことから,4Gamerではリンク先を1つにしているので,この点はお断りしておきたい。
→64bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.11.1
→32bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.11.1(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)
→64bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.11.1
→32bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.11.1(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.11.1
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.11.1(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)
→ノートPC向けの64bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.11.1
→ノートPC向けの32bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.11.1(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
※2017年10月時点でAMDは,「Radeon R9 FuryシリーズとRadeon Pro Duo,Radeon RX 400シリーズでは64bit版Windows 10・8.1・7に対応,Radeon RX 500シリーズでは64bit版Windows 10・7に対応」というスタンスだ。Windows 8.1用ドライバは,64bit版が「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.7.1」,32bit版が「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.1.2」を最後に更新されていない。
「Display Driver」のバージョンは「17.
とくに,ハングやクラッシュを引き起こす問題や,クリーンインスト―ルしようとドライバのアンインストールを行うと,一部ハードウェアの重要なコンポーネントを削除して使えなくしてしまう問題といった,大きな不具合に対処が入っている――個人的にはここ数か月後者の問題に悩んできたが,ついに解決した――ので,仮にCall of Duty: WWIIをプレイする予定がなくとも,バグ修正項目に心当たりのある内容を見つけたなら,自己責任で試してみる価値があるだろう。
#### 以下,英文リリースノートまとめ ####
●Crimson ReLive 17.11.1の対応GPU
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon R9 Furyシリーズ
- Radeon R9 300・200シリーズ
- Radeon R7 300・200シリーズ
- Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
- Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
- Radeon R9 M300・M200シリーズ
- Radeon R7 M300・M200シリーズ
- Radeon R5 M300・M200シリーズ
- Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
- Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
●Crimson ReLive 17.11.1が統合するコンポーネント
(※比較対象はRadeon Software Crimson ReLive Edition 17.10.3)
- Display Driver Package:17.40.1031-
171102a -319871E -Crimson ReLive (←17.40.1021. 1011 -171026a1 -319547E -Crimson ReLive) - Radeon Settings:2017.1102.1456.25052(←2017.
1026. 2226. 38569) - 2D Driver:8.1.1.1614
- Direct3D:9.14.10.01304
- OpenGL:6.14.10.13497
- OpenCL:23.20.788.0(←23.20.782.259)
- Mantle:9.1.10.0228
- Mantle API:102400
- Audio Driver:10.0.1.4
- Vulkan Driver:1.7.0
- Vulkan API:1.0.54
●Crimson ReLive 17.11.1における最適化
(※比較対象はRadeon Software Crimson ReLive Edition 17.10.3)
- 「Call of Duty: WWII」で性能向上。一例として,解像度2560×1440ドット条件においてRadeon RX Vega 64搭載環境で最大5%
●Crimson ReLive 17.11.1における新要素
・XConnect Technologyの拡張
- 一部の外付けグラフィックスボックスでRadeon RX Vega 56に正式対応(※具体的な外付けグラフィックスボックスの製品名は明らかになっていない。原文は「Now supported on Radeon RX Vega 56 series graphics products for select eGPU enclosures.」)
●Crimson ReLive 17.11.1で解決した問題
- Radeon Softwareが,一部DirectX 11もしくはOpenGLアプリケーションの初回起動時にクラッシュを引き起こすことのある問題
- 「WattMan」でリセットや工場出荷時設定に戻すオプションを選択しても,GPUやメモリクロックが規定値に戻らないことのある問題
- タスク切り替えを行うと,一部のゲームや生産性向上用アプリケーションがハングしたりクラッシュしたりすることのある問題
- Oculus VR製ユーザーインタフェース「Dash」がハングすることのある問題
- 異なる種類のディスプレイ製品からなる「Mixed Mode」でEyefinityを構成すると,ベゼルコレクション(Bezel Correction。Bezel Compensationともいう)を設定できない問題
- マルチGPU構成時に,Radeon Settings上のマルチGPUプロファイルページでテキストが重なって表示されたり,ページ表示がおかしくなったりすることのある問題
- 異方性フィルタリングを有効化すると,「Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands」で画面表示が若干おかしくなることのある問題
- マルチGPU構成時に「Middle-earth:Shadow of War」を実行すると,画面上でゴーストや歪みが発生することのある問題
- XConnect Technologyを有効化した環境で,システムのスリープ中に外付けグラフィックスボックスのケーブルを取り外すと,その後再接続したときに外付けグラフィックスボックスが認識されなかったり,認識されてもXConnect Technologyを再度有効化できかったりする問題
- Radeon Softwareのアンインストールを行うと,一部の環境で,プリンターなどといったデバイスが削除されることのある問題
- 関連タイトル:
AMD Software
- 関連タイトル:
Call of Duty: WWII
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