「Radeon Software Adrenalin Edition 18.2.1」が，「FFXII THE ZODIAC AGE」最適化版として公開に

　北米時間2018年2月1日，AMDは，公式最新グラフィックスドライバ「Radeon Software Adrenalin Edition 18.2.1」（以下，Adrenalin 18.2.1）を公開した。
　2018年2月版第1弾となる今回のリリースは，日本時間2月2日に発売となった「FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE」への最適化版という位置づけになっている。

　入手したい人は，下に示したリンクを使ってほしい。

→64bit版Windows 10用Adrenalin 18.2.1
→32bit版Windows 10用Adrenalin 18.2.1（※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応）
→64bit版Windows 7用Adrenalin 18.2.1
→32bit版Windows 7用Adrenalin 18.2.1（※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応）

→ノートPC向けの64bit版Windows 10用Adrenalin 18.2.1
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用Adrenalin 18.2.1（※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応）
→ノートPC向けの64bit版Windows 7用Adrenalin 18.2.1
→ノートPC向けの32bit版Windows 7用Adrenalin 18.2.1（※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応）

→4Gamerの最新ドライバリンクページ

　「Display Driver Package」のバージョンは「17.50.17.03-180131a-323782E-RadeonSoftwareAdrenalin」。18.1.1ドライバだと「17.50.15.01-180112a1-322990E-RadeonSoftwareAdrenalin」だったので，数字上の上がり幅は小さく，実際，英文リリースノートにあるアップデートの規模も小粒だ。

　ただ，バグフィックスの項目を見ると，Radeon Software Adrenalin Editionの新要素に関するもの，そして国産タイトル「神次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth3 V CENTURY」に関するものもあったりする。必ずしも「FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGEをRadeon環境でプレイする人向け」というわけではないので，Radeonユーザーには広く，導入の検討を勧めておきたい。

　ドライバのインストールは自己責任なので，その点だけはご注意を。


＃＃＃＃　以下，英文リリースノートまとめ　＃＃＃＃

●Adrenalin 18.2.1の対応GPU

• Radeon RX Vegaシリーズ
• Radeon RX 500・400シリーズ
• Radeon Pro Duo
• Radeon R9 Furyシリーズ
• Radeon R9 300・200シリーズ
• Radeon R7 300・200シリーズ
• Radeon R5 300・200シリーズ
• Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
• Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
• Radeon R9 M300・M200シリーズ
• Radeon R7 M300・M200シリーズ
• Radeon R5 M300・M200シリーズ
• Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
• Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ

●Adrenalin 18.2.1の対応APU

• リリースノートに記載なし

●Adrenalin 18.2.1が統合するコンポーネント
（※比較対象はRadeon Software Adrenalin Edition 18.1.1）

• Display Driver Package：17.50.17.03-180131a-323782E-RadeonSoftwareAdrenalin（←17.50.07.02-180104a-322612E-RadeonSoftwareAdrenalin）
• Radeon Settings：2018.0131.1849.33856（←2018.0104.518.9521）
• 2D Driver：8.1.1.1634
• Direct3D：9.14.10.01316
• OpenGL：6.14.10.13506
• OpenCL：23.20.15017.3010（←23.20.15007.2002）
• Mantle：9.1.10.0237
• Mantle API：102400
• Audio Driver：10.0.1.6
• Vulkan Driver：2.0.1
• Vulkan API：1.0.65

●Adrenalin 18.2.1における最適化
（※比較対象はRadeon Software Adrenalin Edition 18.1.1）

• 「FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE」に向けた最適化

●Adrenalin 18.2.1における新要素

• リリースノートに記載なし

●Adrenalin 18.2.1で解決した問題

• シングルディスプレイ構成時にFreeSyncを有効化すると，最小値と最大値の間でフレームレートが急速に入れ替わり，結果としてフルスクリーンでのゲームプレイ時にスタッター（stutter，カクつき）を生むことのある問題
• Hybrid Graphics環境でDirectX 9モードの「Sid Meier's Civilization V」が起動しないことのある問題
• Samsung Electronics製ディスプレイ「CF791」と接続してFreeSyncを有効化すると，画面に何も表示されないことのある問題
• Vulkanベースのタイトルに対してRadeon Chill側で行った設定が有効にならないことのある問題
• Vulkanベースのタイトルを実行しているとRadeon Overlayが開かないことのある問題
• 「Need for Speed Payback」で一部の地表表現がおかしくなることのある問題
• 「神次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth3 V CENTURY」でテクスチャの表示がおかしくなったり，テクスチャがちらついたりすることのある問題

※2018年2月13日追記
　18.2.1ドライバは，北米時間2月7日付けでWHQL版へ昇格しました。